2018/11/01 11:42:52 更新納車整備 / 1979Y FXS 80CIハーレーダビッドソン FXS80ローライダー1340

買い付け、店頭に並べておりました、ショベル FXS80 いつもお世話になっておりますお客様に、ご成約頂きました。 ありがとうございます! このFXS は昭和54年に輸入された車両です。

長い間、屋根付きのところで眠っていたローライダーと見て取れます。 走行距離が低いものですが….走り出しに向け、整備を行っていきます。 ショベルをしっかりと整備しようとするものなら、相応の額面が必要となります。 お客様と打ち合わせの元、後にジワッと手を加え、整備は必要最小限に留める事で纏まりました。

インマニシールの交換と、ベンディックスキャブレターのOH。 (マニシールはOリング仕様のはずが、なぜかイカリングに。キャブはオドロキの事となってました)

マニはシール部分の汚れ落としも兼ね、メディブライト。

燃料コックも修理。



前後ホイールのティムケン・ベアリングも良好。 ホイールバランスも取り直し。

ところがスイングアームのベアリングが終わってました….。もちろん新品に、しましたよ。

リアのブレーキパッドもパッドの腐食により具材のメクレを確認し、新品に交換。

あらら…..ダストシールがボロボロです。キャリパーシール交換ですね。 ピストンなど全分解し、シール交換の前に、メディブライト。 表向きのヤレ感はそのまま、中身だけ綺麗に。

一式揃えると、結構な部品点数になりますね。

バッテリーも交換….純正のAGMバッテリー。

スイッチボックスにも手を加える。厳密にはスイッチのみ。 よくチョッパー系に好んで使われる汎用のウインカースイッチが、追加で取り付けされていました。みたとき、「あ〜 ウインカー押しにくいからね」….その理由はすぐに分かったのですが、新しいオーナーさんからは「オリジナルに戻して欲しい」とのリクエスト。 ….ただ元に戻すだけなのも、扱いにくいスイッチになるだけなので。

その昔に、私がショベル系を頻繁に触っていた頃に試行錯誤していました。 このスイッチは、ショベル純正調のルックスでありつつ、壊れにくく、節度感のある押し心地。 純正のスイッチは、高いくせに、よ〜壊れますからね。

ひとまず、完成です。検切れで保管されていた車両なので、車検も2年付きとなりました。 試運転後に、各所ネジの緩みを再度確認。 ブレーキの効きも、ぼちぼち。

とりあえず、ほぼオリジナルのFXSをお楽しみください。 ありがとうございます。
対象車両情報
- メーカー・ブランド
- ハーレーダビッドソン