2018/11/01 11:18:06 更新車検とは体のいい修理 / 1998Y FLSTSハーレーダビッドソン FLSTS ヘリテイジスプリンガー

とある日。ぽろっと言った一言。 「車検なんてなあ、言ってみりゃ 体のいい修理だ。」 車検でご入庫のFLSTS / 後期型98年式のスプリンガーヘリテイジ。 お客様からのオーダーは、「車検に通る最小限で。」 最小限の意図は、この度の目的と、額面を抑えておきたいという意図が見えるも、以前からご入庫頂いた際に気掛かりだった箇所をこの度の車検で指摘。 ステアリング部の動きの悪さである。これも24ヶ月点検の項目に当たる。 加え、ライザーのアイソレーターもゴムがお疲れ模様にて、お見積りに入れた。

スプリンガーフォークをズバッと抜き取る。 簡単そうに見える? スプリンガーは、んなに簡単じゃないんだよね…。

あ〜やっぱり。ベアリングレースに激しい打痕がある。乗ってわかる症状は、ステアリング中立付近で、嵌まり込むので、これに気づく。僕はこれを「自動強制直進装置」と呼びます。こうなると、走りにくいんだ。

ライザーのアイソレーターも交換。取り外したアイソレーターがペッシャコに。ハンドルがぐらぐらでした。

我慢せず、交換してみれば、快適なハンドリングに。

ラインに持ち込む前に、騒音レベルチェック。規定回転での騒音は受検可能な範囲に。

いろいろ診る中、ヘッドライトの光量が、全然上がってこない。最低ラインの15,000cdを割り、9,000cdしかない。


これが意外な原因でして、、ステーターコイルの不具合を発見。つまり、発電不良で、光量不足となっていた。 弊社まで普通に自走して持ち込みされたので、ま・さ・か!? のあまり疑わない不具合を発見したということですなあ。


ん〜…。一度は開けた形跡がある。 急いで修理したのか、GKがなかったのか。。。

発電電圧も安定。ステーターコイルの不良のみで、レギュレーターは大丈夫。発電状況が改善されたことで、光量は23,000cdに。もちろん光量はOKです。(写真は使いまわしです。)


Go to 運輸支局!ラインを通し、継続検査完了。戻ってからは、カスタム。


サドルバッグ内に収められたETC。

ETCの専用ケースを取り付けます。ソフテイル専用ですが、鍵付きで安心仕様。車検証や、スパークプラグ程度のサイズなら、まだ入ります。

ね、車検も、ちゃんと診れば。 「体のいい修理。」 ついでに、ちょっとカスタムも。 ありがとうございます。
対象車両情報
- メーカー・ブランド
- ハーレーダビッドソン