こちらは修理でお預かりしたホンダ　クレアスクーピーです。症状としては上り坂を走行中急に10km/hしかスピードが出なくなり、エンジンを止めてしばらく置くとまた普通に走り出すというものです。

分解に入る前に一応症状確認のために走行してみましたが、あいにく発症しませんでした。 もうすっかり寒くなりましたからね。 まずラジエターカバーを取り外します。

これがラジエター、このエンジンは水冷式です。 ラジエターの奥にはクーリングファンがありますが、吸い寄せられたゴミがラジエターコアにたくさん堆積しています。 このままだとオーバーヒートの原因になるので要清掃です。

次にラジエターキャップを開けます。 本来は口元まで入っているべきクーラントが見えませんね。

次に冷却水が無くなってしまった原因を調べます。 後半分の外装を外します。

以前ご自分で補充されたため、リザーバータンクにはたっぷり冷却水が入っています。

ラジエター内の水量が減るとタンク内の水が流れ込むはずですが配管が破損していました。 新しい配管に交換し、クーラント液を補充して作業完了です。 夏場だと完全にオーバーヒートしていたかもしれませんね。

作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。