さてこちらは本日修理でご入庫いただいたヤマハ　グランドアクシスです。 キレイにされていますね。 ユーザーさんに可愛がってもらえているのでしょう。愛着を感じます。

クラッチのトラブルで一週間ほど前に初来店されたのですが、その時にトランスミッションから異音が発生している事をお伝えしました。 その時はお時間が無かったため、本日改めてご入庫いただきました。 まずはマフラーと後輪を外します。

クランクケースカバー開けてベルトやクラッチを取り外したらトランスミッションオイルを抜き、ミッションケースのカバーを外します。 鉄粉を含み黒く汚れたオイルが出てきました。

今回はベアリングを交換します。 グランドアクシスもトランスミッションのベアリング破損が多いのですが、完全に破損して歯車がダメになると高額修理になるので、そうなる前にベアリング交換する事をお勧めします。 こちらはエンジン側です。

そしてカバー側にもあります。 真ん中の小さなのもニードルベアリングというベアリングの一種です。

まずは古いベアリングを外し、ケース内の汚れを清掃します。 グランドアクシスのベアリングは普通のベアリングプーラーでは取り外しにくい位置にあるのでちょっと工夫が必要です。

外したミッション（歯車）やスラストワッシャーもきれいに清掃してから組み付けます。 鉄粉がたくさん付着していますね。 この鉄粉がベアリングの磨耗を早めます。

最後にテスト走行して作業完了です。 ある程度スピードが出ると後輪あたりから大きな音がしていたのですが、作業後はすっかり静かになりました。

作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。