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バイクのエンジンオイルを入れすぎた!クラッチに与える影響と対処法

オイル交換時にエンジンオイルを入れすぎてしまった場合、大丈夫なのか心配になりますよね? このページでは、バイクにエンジンオイルを入れすぎてしまった際の症状と対処法をご紹介します。

エンジンオイルとクラッチ切れ不良の関係

エンジンオイルはクラッチの摩擦抵抗を軽減する重要な役割を持つことから、クラッチ切れ不良と密接な関係を持ちます。たとえば、エンジンオイルが劣化した状態で走行を続けていると、クラッチにかかる摩耗抵抗が増えてクラッチ不良を起こす可能性が高まります。

また、オイルの劣化だけでなく、「オイル粘度」にも注意が必要です。稀に、エンジンが暖まるとクラッチが切れにくくなるケースがありますが、この場合はエンジンオイルの粘度が適切でないことが考えられます。市販のエンジンオイルは性能が高く粘度の問題でクラッチ切れ不良を起こす可能性は低いですが、「走行してエンジンが暖まっているのにクラッチが切りにくくなった」という場合はバイクショップに相談してみましょう。

エンジンオイルの入れすぎで起こる別の症状

エンジンオイルの入れすぎで起こる別の症状

エンジンオイルを入れすぎた場合によくあるトラブル・症状を以下で確認しておきましょう。

  • オイル漏れが起こる
  • エンジンスタート時にエンジンかかかりにくくなる
  • 燃費が悪くなりコストパフォーマンスが落ちる
  • エンジン始動時や信号待ちなどのアイドリング状態が不安定になる
  • 入れすぎたエンジンオイルが燃えることで白い煙が発生する
  • エンジンのパワーが落ちる
  • エンジンの動きが悪くなる
  • ブローバイガスが増えることで人体に悪影響を及ぼす
  • エアクリーナーが汚れやすくなり、交換時期を早める

エンジンオイルは、基本的にメーカーが定めた下限、上限があり、上限を上回る量を入れてしまうと、さまざまなトラブルを起こすきっかけとなってしまいます。
また、2ストロークとは違い、基本的に4ストロークのオイルは減ることはないため、敢えて量を多く入れておく必要はありません。

入れすぎたエンジンオイルを抜く方法

入れすぎたエンジンオイルの抜き方は2種類あり、以下に作業方法をまとめています。

上抜きする場合

  1. エンジンを始動して温める
  2. オイル注入口を開けて、オイルチェンジャーなどでオイルを取り除く
  3. 新聞紙の入ったポリ袋などにオイルをしみ込ませる
  4. オイル注入口の蓋を締め、時間をおいてからオイルゲージの確認をする

下抜きする場合

  1. エンジンを始動して温める
  2. ドレンボルトを抜いてオイルを出し切る
  3. 新たなオイルを注入してオイルが安定するまで時間をおく
  4. オイルゲージを確認して正常であれば作業終了

大量のオイルを抜く場合は下抜きで問題ありませんが、下抜きの場合はオイル交換と同じ作業なので、通常はオイル量の調整がしやすい上抜きがおすすめです。

まとめ

  • エンジンオイルの劣化や粘度が合わないことでクラッチ切れ不良が起こる
  • エンジンオイルを入れすぎると様々な故障の原因になる
  • エンジンオイルを抜く方法は、量の調整がしやすい上抜きがおすすめ

本記事は、2019年7月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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