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4サイクルとは違う、2サイクルエンジンのオイルに関して

今では4サイクルエンジン(4ストローク)のバイクが主流になっていますが、中古バイクなら今でも2サイクルエンジン(2ストローク)のバイクを手に入れることができます。
4サイクルの場合、定期的なエンジンオイル交換が必要となりますが、2サイクルエンジンの場合はどうなのでしょうか?
ここでは2サイクルエンジンのバイクのエンジンオイルについて解説します。

1:2サイクルエンジンとは

4サイクルと2サイクルのエンジンの違いを簡単に説明すると、4サイクルエンジンが「吸気⇒圧縮⇒燃焼⇒排気」と4工程で1回の爆発を発生させるのに対し、2サイクルエンジンは「吸気&圧縮⇒燃焼&排気」と2工程で1回の爆発を発生する仕組みになっています。

2サイクルエンジンはエンジンの特性上、最大馬力が高い、部品点数が少なく車体が軽いなどのメリットがあり今でも根強いファンが多いです。また、甲高い2サイクル独特のエンジン音が好きというファンも多数存在します。

一方で、環境面では優れているとは言い難く、排ガス規制をきっかけに今では生産がされなくなってしまいました。
環境面でのデメリットとは、エンジンの燃焼時にオイルも一緒に燃焼される為、排気ガスが汚い事があげられます。

2:2サイクルエンジンのオイル交換はどうするの?

2サイクルエンジンはオイル交換は必要ありません。しかしながら、2サイクルエンジンはガソリンと一緒にオイルも燃焼するためにエンジンオイルは減ってきたら継ぎ足す必要があります。
4サイクルエンジンのように、一度抜いてから新しいオイルを入れる訳ではありませんので作業の手間は非常に簡単と言えるでしょう。

また、2サイクルエンジンのオイルは4サイクル用のオイルとは異なりますので、必ず2サイクル用のオイルを選ぶようにしてください。

2サイクルエンジンのオイル交換はどうするの?

3:2サイクルエンジンでオイルを足す時期はいつ?

基本的には、2サイクルエンジンのバイクはオイル警告灯(オイルランプ)が付いています。オイル警告灯がついたら、早めに補充をしましょう。また、2サイクルエンジンはエンジンオイルがなくなるとエンジンの焼き付きを起こします。エンジンが焼き付いた時には、非常に高価な修理代が掛かりますし、程度によっては手遅れになる場合もあります。

また、稀なケースかもしれませんが、オイル警告灯が故障し、警告灯が点かないためにオイル不足に気付かず、エンジンが焼き付いたという話もあります。
オイル警告灯を過信しすぎず、自分なりにオイルを足すタイミングを把握していたり、定期的に足す習慣がついていると安心かもしれません。

4:2サイクルエンジンのオイル まとめ

2サイクルのバイクは排ガスの問題や、燃費が悪いなどマイナス面もありつつ、一方では過激ともいえるパワーやエンジン音で、多くのライダーを魅了してきたのも事実です。
ただ、新たに購入するのは、徐々に難しくなってきました。新車の生産が終了していることに加え、良質な中古車も減ってきているためです。現在所有されている方や、これから購入する方は、大切に乗って頂きたいと思います。
そのためにも、オイルを定期的に足すことは2サイクルエンジンには非常に大事ですので、オイル切れに伴うエンジンの焼き付きには充分注意してください。

バイクのオイル交換 基礎知識

※本記事は、2017年10月13日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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