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バイクのオイルは自動車用のオイルでも大丈夫?

バイクでも自動車でも、エンジンオイルは絶対に必要です。冷却水だと、車用もバイク用も併用可能ですが、オイルの場合、バイクに自動車用のものを使うことはできるのでしょうか。ここでは、自動車用オイルとバイクの関係性についてご紹介しましょう。

バイクに自動車用のオイルは使えるが向き不向きがある

結論からいうと、自動車用のオイルをバイクに使用することはできます。しかし、使用する場合は、以下の点に気を付けなければいけません。

  • 省燃費添加剤が入っていないオイルは使用可能
  • 自動車 兼 バイク用と記載されているオイルは使用可能
  • スクーターには自動車オイルが使用可能
  • 粘度が低いオイルはバイクには使用できない
  • ILSAC規格のオイルはスクーター以外に使えない

スクーターを除くバイクは、全ての潤滑を1つのオイルで行っているので、そのまま使用するとクラッチ滑りを引き起こします。省燃費添加剤は、クラッチ滑りの原因となるので、バイクには使用できません。また、バイクは車と比べると高温になるため、粘度が低いと潤滑剤としての役割を果たしてくれません。これらの点に注意したうえで、車用を使う場合は、以下の条件を満たしたオイルを使用しましょう。

  • オイルの粘度はバイク用と同じものを選ぶ
  • APIグレードがSG / SJ / SLのオイルを選ぶ
  • GF-1~GF-5の表示があるオイルは使わない
  • スターバーストマークのあるオイルを使わない

車用オイルは大容量で安いため、使用しやすいですが、必ず上記の条件を満たしたオイルを選びましょう。

なるべくバイク用のオイルを使いましょう!

なるべくバイク用のオイルを使いましょう!

車用のオイルが使えることはわかりましたが、できればバイク用のオイルを使った方が安心・安全でしょう。それは、車とバイクのオイルの使い方に次のような違いがあるためです。

  • 車はオイルをエンジンのみに使う
  • バイクはオイルをエンジンとクラッチに使う

スクーター系を除くバイクは、エンジンとクラッチを同じオイルで潤滑しています。また、バイクは車と比べて以下の特徴をもちます。

  • 単位排気量あたりの馬力が高い
  • 回転数が多い
  • 高温状態になりやすい

バイクは車に比べ、エンジンのパワーや回転数が勝るため、使用できる粘度の幅が異なります。そのため、エンジンの特性に合っているバイク用オイルを使うほうが無難で安全といえるでしょう。

まとめ

  • 自動車用オイルは省燃費添加剤が入っているものは使えない
  • APIのグレードがSG / SJ / SLのオイルを選ぶ
  • スクーター系バイクにはすべての自動車用オイルを活用できる
  • バイクはクラッチにもエンジンオイルを潤滑剤として使っている
  • 馬力や回転数の違いから粘度が低い自動車用のオイルは使えない

本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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