マリン後輩
▼所有車種
-
- Ninja ZX-12R
運営にフォトコン6年無視されるくらいには
写真撮るの下手ぴっぴ _(:3」∠)_ でも頑張る
Rainy Wet Missile Tourer ZZR400限界難民
ZX-12R 3/08 83600オ・フィ換 次86600オ
Z125プロ 1/25 19600オ換 次21600オ・フィ
思えば今年で40になろうとしていた。
あぁ、年月ってヤツは早いもんだ。
そんなことを考えながらスロットルを開けて走っていく……
「うおッ!」
スクリーンから顔を出しては引っ込める。
現在、俺は愛車のZX-12Rに乗って鹿児島を目指していた。
目的地は佐多岬。
理由は無い。強いて言えば、なんとなく行かなくてはと思ったからであろうか?
メーターの針は時速250キロ越え。
轟音と振動の中を、スクリーンとカウルに守られて貫いていく……
あと600キロ。
スマホのナビを一瞥し、ただ黙々と山陽自動車道を走っていく。
思えば12Rとの付き合いも15年、距離にして16万キロを突破した。
新車で買ったコイツも、もう立派な旧車(ロートル)だ。
何度もコケた、何回も修理した、もはやエンジンなんて3機目、新車(あの頃)から残っているのはフレームとメーターぐらいのモノである。
500。
SAにて180キロ毎の給油をしながら、ミラーに映った自分の顔を見る。
メットの中の浅黒く焦げた肌、目尻のシワ、、、
「……フ、老頭児か」──笑えんな。
そう呟いて──良し。
並々と注がれたハイオク、腹ごしらえをした愛車のダミータンクを撫でて、メットのシールドを閉じる。
「おん?」
ふと隣に入ってきたライダーと目が合った。
乗ってるバイクは現行のSS。
そして乗ってるライダーもメットから見える目と肌がピチピチに見えた。……現行車(者)か
「ガハハ!」
声高らかに笑い、そして互いにペコッとお辞儀をして。
ヴォヴォヴォヴォ、バァンッ!
ヴゥゥゥゥアァァァァンッ!
耳をつんざく爆音をかき鳴らして再び走って行く。
300。
中国道から九州自動車道へ。
「ぬぬぬ!」
ラグナセカばりのテクニカルカーブに悪戦苦闘、時速300キロにも耐えうる剛性が仇となり、カーブの度に凄まじいGに全身の筋肉が悲鳴を上げる!
踏ん張る足の親指がつる!
ハンドルにしがみつく腕の上腕がピキピキと震える。
右へ左へと移り行く状況に目が追いつ──
「舐めんな! そんなにジジイじゃねぇ!」
気合いと根性でねじ伏せていく!
昔の俺よ、ほら見ろ!
まだまだぁ!俺ぁまだ耄碌しとらんぞ!
170キロ越えで走って行く……
100キロ。
九州最南端の桜島SAを横目に通過し、下道へ。
再び愛車にハイオクをがぶ飲みさせて桜島フェリー乗り場へと急ぐ!
しばし休憩。
愛車の上に突っ伏す。待合室には行かない、寝そうだった。
そして時間になりフェリーの中へと進んでいく……
短い航路。
名物のやぶ金うどんを無心で食べる。
「おおぅ~! ふぁぁぁ」
見えてきた陸に心が踊る、鎌首をもたげる睡魔に目蓋が痙攣する。
では行かん!
カタパルトから飛び出すガンダムが如く桜島へと勇み入る!
90
海沿いの224~269号線を目薬とエナジードリンクをキメて走っていく。
「おう!」「おお!」「おんおん!」
すれ違うライダー達とヤエーを交わす。
気持ちの良いワインディング、思わずスロットルをラフに開け──
……かけて。
「──」
思い留まる。
見れば田園風景の合間、側道にパンダカラーのア奴らが待機していた。
「~♪~♪」
鼻歌混じりに走っていく~
もう少し……もう少しで……
そして。
「ハァァァ」
モニュメントの前に愛車、ZX-12Rを停める。
騒ぐ風と磯の香りを全身で感じる。
しばし目を閉じて、心が凪ぐまで静かに待つ。
「………」完了。
気持ちを切り替えて出発する。
──そして。
「到着」
ついにあの大きな木の下へと着いた。
緩い傾斜の駐輪場に愛車を停めて、岬のベンチにドカッと座り込む!
「があああ」
オッサンのようなタメ息とも言えぬトンチキな言葉。
続いて、自販機で買った白熊ジュースを胃に流し込む。
「あっま!」だがそれが良い。
思えば遠くに来たもんだ。
見れば日も暮れ始めているではないか。
目を細めて大海原に沈む夕日を眺める……
ボンボンボンボンボンッ!
ふと、聞こえてきたバイクの排気音に振り返る。
「あ」
思わず声を上げる。
「あ!」
向こうのライダーも声を上げる。
先のガソスタで会った現行車(者)がソコには居た。
「昔、父が12R乗ってましてね」
若いライダーが俺の12Rを眺めながら、しみじみと言葉をつむぐ。
「いやぁ、君のバイクにゃ敵わないよ」
俺はライダーのSSを見て、謙遜する。
かたや型落ちの時代に忌み嫌われた忌み子、かたやメーカー最先端の鬼の子、比べるまでも無いだろう……
「バイクって良いですよね」
ライダーが俺の言葉を無視し喋る。
「何十年経っても色褪せないんです」
「色褪せない?」
「だってオジさ……兄さん12R好きでしょう?」
「ああ、好きだよ」
俺は即答した。
「俺もいつかそうなりたいです」
若いライダーが西日を受けながら、自分の愛車のSSを眺める……
その姿に昔日のあの日の俺が重なる。
「……どうしました?」
ライダーが首を傾げる。
「いや、何でもない」
……何でも……無いさ。
「あ! そうだ!ちょっと待ってて下さい!」
若いライダーが小走りにどこかへと走っていく。
「ハァハァ、さ!どうぞ!」
そして走って帰って来て俺に何かを差し出す。
……なるほどね。
「再会を祝して!」
白熊ジュースがソコには合った。
「アリガトウ」
笑ってソレを受けとる。
「「乾杯」」
ジュースをぶつけ合い、杯を交わす。
甘ったるい味、のど越しに悪戦苦闘。
「っぷはぁ~うめぇ~ッ!」
若いライダーが一気に飲み干し空き缶を高らかに掲げる!
「若いな~」
俺も遅れて、3度に分けて飲み干し空き缶を高らかに掲げた。
バイクに乾杯! ライダーに乾杯!
嗚呼、オートバイに乾杯!
#ZX-12R #俺RIDE #東◯海平 #鹿児島リベンジしたい #999投稿目 #12Rかばち隊
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サスの動き良くなったような気がする。
コーナーも多少、軽快になったと思う。
路面の凹凸のいなし方が良くなって、少し快適に走れるようになったのが、一番のメリットと感じました。
バネ下で重要なんすね。
あと何度乗ってもエンジンが良いッ
インジェクションとは思えないほどラフだし、
一般道ではバイクが息してないって断言出来るけど、良い。
もちろんソレを受け止めてる車体もカウルもその振り切れた全てがこの12Rの魅力なんですね〜(小並感)
#ZX-12R -
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#HSR九州 #モトパラダイス走行会
#ZX-12R #ピレリ #PIRELLI #ロッソ4 #ROSSOⅣ
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トリップメーター↳約30km増加 合計で79km増加
冷間で前後タイヤ空気圧→2.4kpa(純正指定2.9)
平均時速→約90km/h
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楽しい走行会になりました🐢
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#ZX-12R #アメスピ #アメピス #アメリカンスピリット
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