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花粉症に悩むバイカー必見!おすすめの花粉症対策を紹介

バイカーのなかには、花粉症の症状に悩んでいる方も少なくないでしょう。花粉症がもたらすさまざまな症状は、バイクの運転の妨げにもなりかねないため、「バイクに乗るなら花粉症対策をしたい」と考えている方もいるかもしれません。

この記事では、バイクの運転時に花粉症が引き起こすおそれのあるリスクについて解説するとともに、バイクに乗っている最中でもできる花粉症対策を紹介します。

花粉症の原因と症状

まずは、花粉症とは何が原因で発症するのか、花粉症によってどのような症状が出るのかを把握しておきましょう。

花粉症の原因

花粉症とは、スギ・ヒノキといった植物から飛散する花粉に対して、体の免疫が反応することが原因となり起こる症状です。別名、「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれています。

花粉などのアレルゲン物質が鼻から入り粘膜に付着した際、体では抗体が作り出され、「マスト細胞」と呼ばれる細胞に結合します。その後再び花粉(アレルゲン物質)が侵入したとき、マスト細胞からヒスタミンをはじめとした「アレルギー誘発物質」が放出されるのです。

その結果、鼻水やくしゃみ、鼻づまりといったアレルギー反応が起こるのが、花粉症のメカニズムだとされています。

また、上記のアレルギー反応は花粉に限らず、ダニやハウスダストなど別のアレルゲンによって引き起こされることもあります。その場合は「通年性アレルギー性鼻炎」と呼ばれ、花粉症と併発してしまうケースも少なくありません。

花粉症の約7割はスギ花粉によるものとされていますが、地域によって異なり、イネ科などの花粉も原因の一つです。

花粉症の症状

花粉症のおもな症状は、サラサラとした水のような鼻水と何度も繰り返すくしゃみ、そして鼻づまりなどです。その他、目のかゆみや異物感が生じることも少なくありません。

これらの症状は、花粉の量に比例して悪化する傾向にあります。

花粉症がバイクの運転時に引き起こしかねない3つのリスク

花粉症の症状が出ているなかでバイクを運転すると、さまざまなリスクを引き起こすおそれがあります。ここからは、バイクの運転時に起こり得る花粉症によるリスクを3つ紹介します。

運転に集中できない

花粉症の症状を出ていると、運転中の判断力や集中力が低下してしまう可能性があるため注意が必要です。

例えば、鼻水が出ている場合は流れる鼻水を拭こうとして気を取られるなど、危険な運転につながりかねません。また、鼻づまりによる呼吸のしにくさは、不眠の原因にもなり得ます。睡眠不足の状態での運転は、居眠り運転を誘発するおそれもあり、非常に危険です。

視界不良

花粉症の症状の一つである「目のかゆみ」も、バイクの運転時には大きなリスクとなるおそれがあります。

目のかゆみを感じたとき、無意識に目をこすることも少なくないでしょう。目をこする動作で視界を遮ってしまうと、目の前の障害や危険に気づくのが一瞬遅れてしまうかもしれません。一瞬の空白が大事故につながることもあるので、十分注意が必要です。

また、目のこすり過ぎは、涙目や目のかすみを引き起こすケースもあります。涙などによる視界不良も、障害物・道路標識・信号に対する判断が遅れてしまうなど、安全運転ができなくなる原因です。

くしゃみによる運転の誤動作や事故

花粉症だけの症状ではありませんが、くしゃみは運転の誤動作や事故を引き起こしてしまうおそれがあるため、注意が必要です。

くしゃみが出ると、1回につき約0.5秒の間まぶたが閉じるといわれており、大変危険です。運転中に予期せず目を閉じてしまうことで、障害物が視認できない、信号を確認できないなどのリスクを招きかねません。

さらに、くしゃみの衝撃でハンドル操作を誤る、アクセルやブレーキを不用意に操作してしまうといったリスクも考えられるでしょう。

花粉症対策をするうえで知っておくべき花粉の種類と特徴

次に、花粉症を引き起こす可能性のある、おもな花粉の種類と特徴について紹介します。それぞれの花粉ごとに、飛散時期などの特徴は異なります。

自身の花粉症の原因となっている花粉について深く理解することで、より効果的に花粉症対策を行なえるでしょう。

スギ花粉

スギ花粉は日本において代表的な花粉の一つとして知られており、2月上旬から4月下旬にかけて、3月頃をピークに全国的に多く飛散するのが特徴です。

北海道や沖縄にはスギがほぼ存在しないため、スギ花粉が飛散しないのに対して、関東地方では6月初旬頃まで花粉の飛散量が多い点も、スギ花粉の特徴といえます。

そのため、関東地方に住んでいる方は、他の地域に比べてより長期間の警戒や対策が必要となるでしょう。

ヒノキ花粉

ヒノキ花粉は、スギ花粉と同じく花粉症の原因となる花粉として知られ、飛散時期は3月中旬から5月中旬まで、3月下旬から4月頃をピークに飛散するのが特徴です。

スギ花粉に比べると、飛散が始まる時期は全国的に遅いといえるものの、関東地方など地域によっては大量の花粉が飛散するケースも少なくありません。

イネ花粉

スギやヒノキほど有名ではありませんが、花粉症の原因となる花粉として注意すべきなのがイネ花粉です。イネ科にはカモガヤやネズミホソムギ、ススキなどが含まれ、花粉の飛散時期は5月から夏前にかけてピークとなります。

スギやヒノキとは花粉の飛散時期が異なるため、イネ花粉により花粉症を発症するおそれがある場合は、春が過ぎてからも花粉対策を行なう必要があるでしょう。

バイクの乗車時におすすめの花粉症対策5選

バイクの乗車時におすすめの花粉症対策5選

ここからは、バイクの乗車時におすすめの花粉症対策について5つ紹介します。

「花粉症対策を考えているけれど具体的な方法が浮かばない」という方は、ぜひ以下の方法を参考にしてみてください。

マスクを着用する

バイクの乗車時に有効な花粉症対策が、「マスクの着用」です。なかでも、バイク向けに特化しているマスクを選ぶと、快適に運転できるでしょう。

バイク用のマスクは、ヘルメットとの併用を前提に作られていることも多いため、着用中のストレスを感じにくい点がメリットです。その他にも、排気ガス対策ができるものやPM2.5対策にも対応しているものもあるため、自身の求める機能が備わっているマスクを選んでみてください。

ただし、マスクの着用はときにシールドや眼鏡が曇りやすくなることもあるため、注意が必要です。

サングラスを着用する

サングラスの着用も、花粉が目から侵入することを防ぎ、かゆみの発生を避けられるためおすすめです。視力の関係などでサングラスの着用が難しい場合は、眼鏡をかけるのもよいでしょう。

花粉症対策に特化したサングラスや眼鏡を探す際は、「目の周囲全体を覆うことができるかどうか」がポイントです。

例えば、フレーム部分にスポンジパッドが装備されていれば、ゴーグルのように目の周囲全体を覆うことが可能なため、花粉の侵入を防止する効果がより高くなります。

フルフェイスのヘルメットを着用する

マスクやサングラス、眼鏡だけでは対策できるか不安な場合は、ヘルメットをフルフェイスにするとよいでしょう。

例えば、ハーフタイプのヘルメットは、露出している肌が外気に当たってしまうため、花粉と接触しやすくなります。体質によっては、代表的な花粉症の症状に加え、肌の炎症が起こる「花粉症皮膚炎」が起こってしまうおそれもあります。

その点フルフェイスのヘルメットであれば、外気や花粉に肌が触れることなくバイクの運転が可能です。さらに、ヘルメットに加えてマスクとサングラス、眼鏡を着用すれば、より徹底した花粉症対策につながります。

花粉を落としやすいバイクウェアを着用する

花粉症対策のためには、「バイクウェア」にも注目するとよいでしょう。ナイロン系の素材など、表面がツルツルとしたバイクウェアを選ぶのがおすすめです。

バイクの運転中はしっかり花粉症対策ができていても、バイクウェアに花粉が付着したまま帰宅すると、自宅でも症状が出てしまうおそれがあります。

表面がツルツルとした感触のナイロン系素材のバイクウェアであれば、家に入る前に手で軽く払うだけで花粉を落とすことが可能なため、花粉症対策として最適です。

鼻孔薬を使用する

バイクの運転中に、鼻づまり・鼻水など鼻の症状をピンポイントに抑えたい場合は、「鼻孔薬」を使用するとよいでしょう。鼻孔薬は、鼻に塗るだけで数時間の間、花粉によるアレルギー反応を抑制する効果が期待できます。

効能が鼻に限られているため、内服薬のように眠くなるなどの副作用の心配もほとんどなく、バイクを運転する際にも安心して使用できるでしょう。マスクと併用することで、より徹底的に対策することも可能です。

花粉症対策をしても油断は禁物!バイク運転時の注意点

どんなに万全の対策を行なっても、花粉症の症状が出てしまうケースはゼロではありません。最後に、花粉症対策を行なったうえでの、バイク運転時の注意点について紹介します。

花粉症の薬は眠気をともなうケースがある

前述した鼻孔薬だけでなく、市販されている花粉症の薬を服用してバイクに乗車しようと考える方もいるでしょう。ただし、花粉症の薬のなかには、副作用が生じることから、運転前に飲むのを控えるべきものもあるため注意してください。

例えば、花粉症の症状を抑えるとして流通している「抗ヒスタミン薬」には、脳の判断を低下させ、強い眠気や集中力・判断力の低下を招く副作用のおそれがあります。

そのため、バイクに乗る前に花粉症の薬を服用する際は、事前に医師や薬剤師に相談する、または薬の説明書にしっかり目を通し、飲んでも問題ないか確認することが大切です。

運転中に症状が悪化した場合

事前にしっかり花粉症対策を行なっていても、運転中にくしゃみが止まらなくなってしまう、鼻水が出る、目がかゆいなどの症状が出てしまうこともあるかもしれません。

その場合は、なるべく速やかに安全な場所にバイクを駐車し対処してください。くれぐれも、運転中に対処しようとするのは避けるべきです。集中力の低下による運転の誤動作や不注意により、事故やケガにつながる危険性があります。

まとめ

止まらない鼻水やくしゃみ・鼻づまり・目のかゆみなど、花粉症の症状が出てしまうとバイクを運転するのも難しくなるでしょう。花粉が飛散する季節でも楽しくバイクを運転するためには、適切な花粉症対策が重要です。

ただし、人によって、どの花粉に反応して症状が出るのかは異なるうえ、花粉そのものも種類によって飛散時期が異なります。そのため、自身の症状が出る時期やどの花粉に反応しているのかを見極めつつ、対策をとりましょう。

今回紹介した対策方法を参考にして、花粉症の季節でもバイクの運転を楽しんでください。

本記事は、2023年2月27日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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