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春ツーリングは油断するべからず!服装のポイントやおすすめのスポットを紹介

春になって暖かくなり、冬は我慢していたツーリングへ出かけたくなる方も多いはずです。春ツーリングでは、春ならではの天候の特徴に合わせた服装や準備が大切です。日中は春の陽気でぽかぽかと暖かい一方で、朝晩は冷え込みが厳しく、軽装で出かけて後悔するケースも少なくないでしょう。

この記事では、春にツーリングに行く際の服装のポイントや注意点、おすすめスポットなどを紹介します。

春ツーリングの服装のポイントは?

春ツーリングの服装のポイントは?

春にツーリングに行く際の服装で意識したいポイントを、機能、素材、オプションアイテムの3点から解説します。

ベンチレーション機能などで体温調節

寒暖差の激しい春は、朝晩の寒さと日中の暖かさの両方に対応できる服装にしましょう。春・秋・冬の3シーズンに対応したライディングジャケットが適しています。特に、ジャケット内の温度を調整できるように、ベンチレーション機能を備えたタイプやインナーの取り外しができるタイプがおすすめです。

もし春夏用ジャケットの場合は、薄手の脱ぎ着しやすいインナージャケットも着用するとよいでしょう。

透湿性に優れた素材で蒸れを防ぐ

朝晩の冷え込みに合わせた服装をすると、日中の気温が上がる時間帯は暑くなり、ジャケット内が蒸れる可能性があります。蒸れや汗は不快感の原因になるだけでなく、気温が下がったときに汗も一緒に冷え、体の熱を奪ってしまいます。

蒸れを防ぐには、メッシュ素材など透湿性に優れた素材のインナーを併用することがおすすめです。ベンチレーションを開けて熱を外に逃せば、さらに蒸れの解消につながります。

ネックウォーマー等で防風対策

熱い時期を除き、ツーリングの際はネックウォーマーやグローブなどで風が入る隙間を塞ぐことが大切です。春は暖かい時間帯が増えるものの、春一番など風が強い日も多いため、油断せず防風対策のアイテムを着用しましょう。少しの時間なら平気と思っても、風は体の熱をどんどん奪ってしまいます。グローブはリストプロテクター付きのものがおすすめです。

春ツーリングの注意点

春ツーリングでは、服装以外にも気を付けたいポイントがいくつかあります。特に注意したい4点を紹介します。

寒暖差

先述したとおり、春はほかの季節に比べて寒暖差の大きい季節です。特にバイクで走行していると風が体に当たり、体感温度はかなり低くなります。例えば、気温5度のときに時速70kmで走行した場合の体感温度は約−14度といわれています。そのため、服装を考える際も天気予報の温度だけでなく体感温度を考慮しなくてはいけません。

また、標高が高い場所へ行く場合は平地よりも気温が下がるので注意してください。コンパクトに収納できるダウンやレインコートなど、プラスできる防寒ウェアの準備があると安心です。

花粉

春は花粉が飛散しやすい季節でもあります。花粉にはさまざまな種類がありますが、スギやヒノキの花粉は冬の終わり頃から春にかけて飛散します。花粉症の人は鼻炎対策や体調管理に注意しましょう。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが続くと、正常に運転できないかもしれません。

対策として花粉症用の薬を服用する方法もありますが、副作用として眠気が起きる可能性がある点には注意が必要です。眠気が起きにくい薬を選ぶ、こまめに休憩を取るなど、十分な対策を心がけましょう。花粉症の症状がひどい場合は、無理せずに症状が落ち着いてからツーリングに出かけるのも手です。

天候

春は偏西風の影響で天気が変わりやすく、天候が安定しません。風向きも変わりやすくなり、急な低気圧の発達により嵐のように吹き荒れることもあります。そのため、春ツーリングではこのような急な天候の変化に合わせた対策が必要です。天気予報をよく確認するほか、突然の雨に対応できるようレインコートなどの雨具を準備しておいたほうがよいでしょう。

冬季通行止め

ツーリングルートを決める際に注意したいのが、冬季通行止めの解除時期です。山間部の雪が積もる地域を中心に冬季通行止めを実施している道路が多くあり、その解除時期は道路によって異なります。

また、積雪量などにより例年と異なる場合もあります。なかには5月後半や6月中旬まで通れない道もあるので、事前にしっかりと確認しましょう。雪の回廊を楽しむルートなどもありますが、冬季通行止めが解除されたばかりの道路は凍結など路面状況に注意が必要です。

春ツーリングにあると便利なアイテム

風の冷たさがまだまだ厳しい春のツーリングを、快適に楽しむためのアイテムを紹介します。

フェイスマスク

口や首元を広く覆うフェイスマスクは、防寒対策と花粉対策の両方を兼ねられるアイテムです。ネックウォーマーやマスクに比べてしっかりと密着し、ずれにくいのもメリットです。頭からすっぽりと覆うフルフェイスタイプのマスクもあります。フルフェイスのヘルメットだと装着しにくいフェイスマスクもあるため、自分のヘルメットタイプを考慮しながら選びましょう。

ミラーシールド

春は冬よりも日差しが強くなるため、ミラーシールドの使用がおすすめです。ミラーシールドはクリアシールドよりも眩しさや紫外線を軽減しながら、スモークシールドよりも視認性を確保できます。暗い時間に走行する可能性がある場合は、クリアとミラーの両方を持っておくとよいでしょう。

紫外線の量に応じて発色するフォトクロミックシールド(調光シールド)もおすすめです。

インナーグローブ

安全にバイクを運転するために、手が温まっていることは重要です。インナーグローブは今使用しているグローブの下にさっと着けて、手を温められます。ハンドル自体を温めるグリップヒーターもありますが、導入費用はインナーグローブのほうが圧倒的に安く、簡単に導入できる点がメリットです。

春におすすめのツーリングスポット

朝晩の冷え込みなど万全の対策をして、春のツーリングに出かけましょう。おすすめのツーリングスポットを3ヵ所紹介します。

鳥海ブルーライン(秋田県/山形県)

秋田県と山形県にまたがる鳥海山を走る山岳観光道路が「鳥海ブルーライン」です。海抜ゼロ地点から鳥海山5合目の約1,100mまで一気にのぼり、開放感ある風景がみるみるうちに広がっていくのが魅力です。3合目あたりからは日本海や庄内平野を一望できる絶景を楽しめます。

例年、11月上旬から4月下旬頃まで冬季通行止めとなり、開通後も悪天候の場合通行止めになる場合があります。開通からゴールデンウィークまで楽しめる、大迫力の雪の回廊が人気です。

房総フラワーライン(千葉県)

都内からもアクセスしやすい千葉県の房総半島は、特に南房総エリアが比較的暖かく春のツーリングも安心して楽しめます。南房総にある「房総フラワーライン」は、南端の野島崎を経由して房総半島の太平洋沿いを巡る約46kmの道です。

見晴らしが良く爽快感があるのに加え、さまざまな花が楽しめる道でもあります。1月頃から春にかけては可憐な菜の花が咲き、黄色い鮮やかな花を眺めながら走れるのが魅力です。

ビーナスライン(長野県)

長野県中央部にある「ビーナスライン」は、高原の絶景のなかを走る人気ドライブロード。全長約88kmもあるロングルートで、バイカーにも人気で聖地とも評されています。

特に夏が人気のスポットなので、春は人が少なく狙い目かもしれません。霧ヶ峰や美ヶ原などの絶景スポットが多く、天気の良い日の爽快感は格別です。霧ヶ峰が約1,700m、美ヶ原が約2,000mと標高が高い位置にあるため、万全の防寒対策で向かいましょう。

まとめ

日中の温度が高くなり、ツーリング日和の天気の日も増える春ですが、朝晩は冷え込むため寒暖差対策が必須です。体温調節ができる服装や着脱しやすい防寒具、雨具などの準備をしっかりと整え、急な天候の変化にも対応できるようにしておきましょう。

標高の高い場所などや雪国では、残雪や凍結など路面の状況にも注意が必要です。快適に過ごす便利なアイテムも利用し、春のツーリングを楽しんでください。

本記事は、2023年12月26日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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