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三大平山城とは?見どころやアクセス、バイクで行く際のポイントなどを解説

日本には2万5,000~5万の城(城跡)があるとされています。平地に建てられた城は「平城」、山に建てられた城は「山城」と呼ばれ、なかには両方の性質を併せ持つ「平山城」も存在します。

平山城と聞いて興味を持った方は、ぜひ「三大平山城」である津山城、姫路城、松山城を訪れてみましょう。この記事ではそれぞれのお城の魅力や、平山城めぐりの際のポイントを紹介します。

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三大平山城(1)津山城(岡山県)

津山城は戦国武将・森忠政によって築かれた平山城で、1616年に完成しました。城主を交代しながら城は続きましたが、廃藩置県や廃城令を経て、天守や屋敷、櫓などはすべて取り壊されてしまいました。

一度は荒れ果てた津山城ですが、1900年には鶴山公園として整備され、1963年には、国の重要文化財(史跡)に指定されています。

【住所】岡山県津山市山下135

【開館時間】 4~9月 8:40~19:00
10~3月 8:40~17:00
津山さくらまつり期間中は、7:30~22:00

【休館日】12/29~12/31

津山城の見どころ

廃城令を経ても取り壊しを免れた石垣は地上45メートルにもおよぶ立派なもので、当時の城主の威信を感じさせます。また、築城400年記念事業で復元された備中櫓は、壁面に塗り込められた白漆喰が美しく、現在の津山城のシンボルとなりました。

約1,000本の桜の木が植えられた鶴山公園は「日本さくら名所100選」に選定されており、毎年桜の季節には「津山さくらまつり」が開催されます。淡いピンクの桜に映える美しい備中櫓は必見です。

津山城へのアクセス

【電車】JR「津山駅」から徒歩約10分

【車・バイク】中国自動車道「津山IC」・「院庄IC」より約15分

【駐車場】無料駐車場あり ※津山さくらまつり期間中は有料

三大平山城(2)姫路城(兵庫県)

三大平山城(2)姫路城(兵庫県)

数々の武将が城主を務めてきた姫路城は、1601年から池田輝政が大改築を始め、1609年には現在の大天守が完成しました。1580年代には豊臣秀吉が治めていた時期もあることから、静岡の浜松城と並び「出世城」とも呼ばれます。

完成から400年以上の歴史のなかで、戦国時代や第二次世界大戦、自然災害などの苦難があったにもかかわらず、姫路城は大きな被害を一度も受けていません。老朽化による修復や増築は行なわれましたが、荘厳で美しい天守は築城当初の姿を保ち続け、1993年には世界文化遺産に登録されました。

【住所】兵庫県姫路市本町68

【開城時間】9:00~17:00(16:00閉門)

【休城日】12/29、30

姫路城の見どころ

白漆喰で塗られたその華麗な姿から「白鷺城」の愛称でも親しまれる姫路城ですが、その魅力は美しさだけにとどまりません。4つの天守が連なる連立式天守は芸術的で、高さ31.5メートルにおよぶ大天守閣の迫力には圧倒されます。

さらに、敵からの攻撃に備えて施されたさまざまな仕掛けも見逃せません。櫓や土塀に開けられた攻撃用の小さな穴には6種類の形があるため、見比べてみるのも楽しいでしょう。城内に迷路のように配置された階段や、攻撃に備えた隠れ部屋からは、戦の世の中でお城が大きな役割を果たしたことがうかがえます。

姫路城へのアクセス

【電車】 JR「姫路駅」、山陽電鉄本線「山陽姫路駅」下車 徒歩約20分
姫路駅北口から神姫バス乗車 「大手門前」下車 徒歩5分

【車・バイク】 山陽自動車道「山陽姫路東IC」より約15分
播但道「花田IC」より約15分

【駐車場】 車:周辺に公営駐車場あり
小型バイク:中央地下駐輪場、大手前地下駐輪場、駅西地下駐輪場
大型バイク:大手前公園地下駐車場

三大平山城(3)松山城(愛媛県)

松山城は、豊臣秀吉に仕えた戦国武将・加藤嘉明が1602年から約25年かけて築城した平山城です。江戸時代以前に建てられた天守を有する現存の城は12ヵ所のみですが、松山城はその「現存天守12城」の一つに数えられています。

1784年には落雷により多くの建造物が焼失したものの、1854年に再建され、現在では21棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。

【住所】愛媛県松山市丸之内1

【開城時間(天守)】
・2~7月 9:00~17:00
・8月 9:00~17:30
・9~11月 9:00~17:00
・12~1月 9:00~16:30

【休館日】12月第3水曜日

松山城の見どころ

松山城は標高132メートルの勝山にそびえ、さらに天守は地上約30メートルの高さがあるため、天守最上階では標高約160メートルから松山市街を一望できます。晴れた日には広島県や山口県、佐多岬までも眺められる最上階には、ぜひ上がっておきましょう。

松山城は優れた攻守の機能を有した城でもあり、山腹からの敵の侵入を防ぐための「登り石垣」を備えています。堀之内(三之丸)からも登り石垣の一部を見られるため、松山城を訪れる際には必見です。

松山城へのアクセス

【電車】JR「松山駅」下車 市内電車に乗り「大街道」で下車後、徒歩5分

【車・バイク】松山自動車道「松本IC」より約20分

【駐車場】有料駐車場あり

バイクで行く!平山城めぐりのポイント

季節や自然を全身で感じながら平山城めぐりを楽しみたいなら、バイクでのおでかけがおすすめです。ここからは、バイクで平山城めぐりをする際のポイントを4つ解説します。

出発前にバイクを点検する

平山城めぐりに限らず、出発前のバイク点検は必須です。不具合が見つかってバイク専門店などへの整備依頼が必要になる可能性もあるため、日程には余裕を持って点検を行ないましょう。

【点検のポイント】

  • タイヤ交換
  • ガソリン補充
  • 空気圧確認
  • エンジンオイル交換
  • チェーンのメンテナンス
  • プラグ交換
  • ブレーキパットの交換
  • バッテリーの電圧確認
  • エアクリーナーの点検清掃
  • ボルトの増し締め
  • クーラント液の補充など

当日のルートをおさらいする

出発前には当日のルートをおさらいし、ガソリンスタンドや駐車場の場所も確認しておきましょう。

どのお城でも、入場できる時間は限られています。ルート確認を怠って道に迷ったり駐車場探しに時間をとられたりしているうちに、閉門時間になってしまうかもしれません。なお、お城の入場時間はシーズンによっても異なるため注意が必要です。

お城以外にも立ち寄りたい場所があればスケジュールに組み込み、無理なく確実にめぐれる計画を立てましょう。

持ち物や服装を最適化する

訪問先に合わせて持ち物や服装を最適化することで、より安心・快適にツーリングを楽しめます。三大平山城を一度にめぐる場合、長距離運転に適した服装であることはもちろん、広大なお城の散策や山道歩きでも疲れにくい靴を履いていきましょう。

また、慣れない場所を訪れる際には地図も必携です。スマートフォンの地図アプリのみの場合、充電切れや故障の際に使えなくなるリスクがあるため、紙の地図も必ず持っていくことをおすすめします。

アクシデントに対応するアイテムも忘れてはいけません。標高が高い場所では天気が変わりやすいため、レインウェアは必携です。山中などで体温が下がった際に備えて、使い捨てカイロも持っていきましょう。その他、パンク修理剤があれば万が一の際にも安心です。

ツーリング中のアクシデントに備える

ツーリングには、さまざまなアクシデントが付きものです。大事なのは、アクシデントがあっても冷静に対応できるよう備えを万全にし、適切な行動を心がけることです。

ツーリング先で予期せぬ雨に見舞われた場合には、レインウェアを着るだけでなく、いつもより慎重に運転しましょう。路面が滑りやすいうえブレーキもききにくくなっています。急ブレーキや急発進など、「急」の付く動作は控えてください。

また、標高の高い場所では、霧が発生するケースもあります。視界不良の状態で走行を続けるのは非常に危険であるため、霧が晴れるまで待つか、引き返すようにしましょう。

さらに、自然が多い場所や山道では、動物の飛び出しや落石といったアクシデントも発生しやすくなります。いつも以上に、周囲の状況に注意を払うことが大切です。

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まとめ

本記事で紹介した3ヵ所のお城は、平山城であるという共通点はあるものの、特徴や魅力は異なります。気になるお城があればバイクで訪れ、それぞれの歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

三大平山城めぐりにバイクで行くなら、事前準備を入念に行ないましょう。バイクのメンテナンスはもちろん、当日のルート確認、アクシデントへの備えなどを万全にしておくことで、余裕を持ってお城をめぐれます。

本記事は、2023年12月12日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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