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メンテナンスに使えるバイクスタンド18選!各種類の役割や選び方を解説

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チェーンメンテナンスやタイヤ交換などで必要となるのが、バイクのスタンド。車で例えるとジャッキのような存在です。タイヤを浮かせたい場面では、必要不可欠なアイテムといえるでしょう。

バイクメンテナンスに使うスタンドといえば、「メンテナンススタンド」を指すのが一般的です。しかし、バイクにもともと備わっているセンタースタンドなどもスタンドの一種といえます。

そこでこの記事では、メンテナンススタンドをメインとしつつ「バイクのスタンド全般」を解説します。スタンドによって適した場面に違いがありますので、知識を深めて今後のメンテナンスにお役立てください。

バイクスタンドの種類と特徴

バイクスタンドとは、その名のとおりバイクを立てるスタンドの総称です。大きく分けると、以下の2つの種類があります。

サイドスタンド・センタースタンド

サイドスタンドとセンタースタンドは、バイクに標準装備されているタイプのスタンドです。おもに駐輪するために使われます。設置場所によって、それぞれ以下のように呼び方が変わります。

  • バイクの左側、車体の下部にあるスタンド:サイドスタンド
  • バイクの中心:車体の下部にあるスタンド:センタースタンド

両方備えているバイクもあれば、どちらか片方だけ装備されているバイクもあり、車種によってさまざまです。

センタースタンドはバイクを安定した直立状態で駐輪できるほか、後輪が浮くのでメンテナンスの際にも重宝します。

メンテナンススタンド

メンテナンススタンドはその名のとおり、メンテナンスの際に利用される専用のスタンドです。メンテナンスツールの一種ともいえるでしょう。

メンテナンススタンドは基本的に標準装備ではなく、別途購入するのが一般的です。用途によって複数の種類があるので、以下で詳しく解説していきます。

バイクのメンテナンススタンドの特徴と役割

バイクのメンテナンススタンドには、標準装備のスタンドにはない以下のようなメリットがあります。

バイクメンテナンスを効率的に行なえる

サイドスタンドの場合、駐輪時は常に前後輪が地面に設置しています。この状態では、バイクを停めた状態でホイールを回すことはできません。

しかしメンテナンススタンドを使えば、タイヤを地面から浮かせることが可能です。停車したままタイヤを回転させられるので、チェーンメンテナンスなどが非常に効率的になります。また、車体を直立にして固定できるのでオイルレベルの測定も正確です。

ちなみに、センタースタンドでも同じことはできますが、メンテナンススタンドのほうが安定性は高く作業性が良い(=効率的)というメリットがあります。

長期保管時にバイクの負担を軽減する

メンテナンススタンドを使ってタイヤを浮かせることで、バイクへの負担が軽減されます。

長期間バイクを動かさないとタイヤの1点だけに負荷がかかった状態になり、変形の原因になります。タイヤが浮いていれば負荷がかからないので、変形の心配はありません。同様の理由から、空気圧の低下も防ぎやすくなります。

また、車体が直立するので保管時の省スペース化にも貢献。安定性も高いので、転倒するリスクも少なくなります。

運搬時に車両を安定させる

バイクをトランスポーター(運搬車)に乗せて移動する際、メンテナンススタンドがあればバイクを安定して積載できます。タイダウンベルトなどを併用して車と固定することで、強固な固定が可能です。

モチベーションが上がる

レーサーマシンは基本的にスタンドを装備しておらず、メンテナンススタンドを使うのが一般的です。バイクレースを観戦している方であれば、「メンテナンススタンド=レーサーマシン」というイメージを持っているかもしれません。

そうしたイメージを持つ方であれば、メンテナンススタンドで直立させた愛車はレーサーマシンのようにカッコよく見えるはずです。

オーナーの気分が上がることで、メンテナンスへのモチベーションも上がるでしょう。今まで以上に、タイヤの状態やチェーンの汚れなど細部にも目が向くようになります。

メンテナンスに使うバイクスタンドの種類

メンテナンスに使うバイクスタンドの種類

バイクのメンテナンススタンドには、以下の4つの種類があります。それぞれのメリット・デメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。

リアスタンド

リアタイヤを浮かせるタイプで、最もオーソドックスなメンテナンススタンドです。支点にローラーが付いているので、「ローラーリアスタンド」とも呼ばれます。

リアスタンドは単独で使えるので、リアホイールの脱着やチェーンのメンテナンスなどで重宝します。駆動系はメンテナンス頻度が高いので、活躍する機会は多いでしょう。

リアスタンドにはショートタイプとロングタイプがあり、ショートタイプはコンパクトで場所を取りません。一方のロングタイプは、車体を軽く持ち上げられるメリットがあります。

また、車体側の支点と接する「受け」によってもタイプがあり、以下の2種類があります。

  • L受け:スイングアームを直接支えるもの
  • V受け:スイングアーム部分にフックを取り付けられる車両で使うもの

万能なリアスタンドですが、重量級のバイクには適していません。200kgくらいまでのバイクであれば問題ない場合が多いですが、それ以上のヘビー級マシンだと転倒する危険性があります。

フロント・リア兼用スタンド

その名のとおり、前後両方に使えるバイクススタンドです。前輪または後輪を浮かせることができます。

ただし、フロントスタンド単体での使用はできません。フロントはハンドル方向がフリーなので、バランスが取れずに転倒する可能性があるからです。

フロントスタンドとして利用する場合は兼用スタンドを2つ用意して、リアスタンドをかけてからフロントスタンドをかける必要があります。フロントスタンドを先にかけると不安定になるので、必ず「リアスタンドが先」というルールを徹底しましょう。

ジャッキアップタイプのスタンド

車のジャッキと同じで、車体の下に噛ませて持ち上げるタイプのバイクスタンドです。エンジンやフレームの下がジャッキアップポイントになります。

メンテナンススタンドのような「受け」が必要ないので、スイングアームの形状が特殊なバイクなどでも使える汎用性の高さがあります。

また、商品にもよりますが耐荷重500kgのスタンドもあり、大型バイクをリフトアップできるのもメリットです。

デメリットはスタンド自体の重量が重い点。15kg近いスタンドもあり、女性や小柄な方はジャッキを使うのに苦労する可能性があります。また、ジャッキのみだと不安定になりがちなので、別のスタンドを併用することが望ましいです。

リフトスタンド

リフトスタンドはおもにオフロードバイクで使われるバイクスタンドです。

車体の下に噛ませて持ち上げるのはジャッキと同様ですが、ジャッキアップタイプに比べるとサイズが非常にコンパクトというメリットがあります。また、レバーを足で踏むだけで簡単にジャッキアップできるので、使い勝手も良いです。

ただし、近年流行のアドベンチャーバイクの場合、最低地上高が低すぎてスタンドが入らない可能性があります。購入時は対応している最低地上高をチェックしましょう。

メンテナンスに使うバイクスタンド選びのポイント

メンテナンススタンドの種類をご紹介したところで、用途別に選び方のポイントを解説していきます。

用途

まずは「どのシーンでバイクスタンドを使うのか?」という用途を明確にしましょう。以下のような初心者向けの作業であれば、リアスタンドだけで対応できます。

  • リアホイールの脱着
  • 洗浄や注油などチェーン周りのメンテナンス
  • グリスアップ など

これ以上の作業でフロントタイヤも持ち上げる必要がある場合は、フロント・リア兼用かジャッキアップタイプなどが必要です。

耐荷重

バイクの重さに耐えられるかどうか、耐荷重の確認も必要です。また、耐荷重が高いバイクスタンドは重量が重い傾向にあるので、「自分で持ち運べる重さか?」もよく吟味しましょう。

コンパクト・軽量なバイクに乗る女性や初心者の方であれば、リアスタンドもしくはフロント・リア兼用スタンドがおすすめです。大型・重量級のバイクであれば、ジャッキアップタイプが推奨されます。

受けの種類

先ほども触れたように、リアスタンドには「受け」の種類があります。以下3つの種類があるので、スイングアームに合わせて選択しましょう。

  • STD受け:STD(スタンダード)の名のとおり、最もオーソドックスな受け。重い車両でも不安なく上げられるが、リフトアップ時に転がるのが難点
  • L字受け:L字の受けでスイングアームを直接支えるタイプ。チェーンガードやキャリパーの位置を避けられるので、汎用性が高い
  • V字受け・U字受け:スイングアームにスタンドフックを取り付けられる車両で使うもの。フック以外に接触しないので、スイングアームを傷つけないのがメリット

バイクのスイングアームにフックボルトの取り付け穴があれば、V字(U字)受けのメンテナンススタンドを利用できます。なお、フックボルトは別売りになっている場合もあるので、購入時はよく確認しましょう。

リアスタンドの種類

先ほども触れましたが、リアスタンドにはショートとロングの2タイプがあります。それぞれ以下の特徴があるので、用途によって選択しましょう。

  • ショート:コンパクトなので狭い駐車場やトランスポーターの中でも使いやすい。足で踏みながら起こすので、両手でバイクを支えて安全にリフトアップできる
  • ロング:スペースを取るが、柄が長いのでテコが効いてリフトアップが楽。重量級のバイクや女性におすすめ。足で踏むのではなく、両手で押し込むようにして使う

フロントスタンドの注意点

フロントスタンドは、ステアリングステムシャフト下部に穴があるバイクにしか使えません。稀に穴がないバイクもあるので、確認しておきましょう。

また単体では使えないので、基本的にリアスタンドを所有している人が追加で買うスタンドとなります。

メンテナンスに使えるバイクスタンドのおすすめ商品18選

最後に、メンテナンスに使えるおすすめのバイクスタンド18選をご紹介します。さまざまなタイプの商品があるので、上記の選び方と照らし合わせながらご覧ください。

デイトナ バイク用 フロント スタンド

バイクの前輪をリフトするスタンドで前輪タイヤ交換、フロントフォーク整備などのメンテナンス作業が可能です。7段階の高さ調整が可能で、耐荷重200kgなので幅広いバイクに対応しています。

本体は410mm(幅)×680mm(奥行)×770~870mm(高さ)、重量9.52kgとサイズは大きめです。下記の「デイトナバイク用 リアスタンド」と併せて使用すると車体全体をリフトできます。

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デイトナ バイク用 リア スタンド

上記と同じシリーズのデイトナ社製リアスタンドです。L字とU字のアタッチメントが付属しています。

高さは5段階に調整でき、耐荷重200kg、本体重量は7kgです。

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デイトナ イージーリフトアップスタンド 97411

サイドスタンドの反対側面(右側)スイングアームに設置し、後輪をリフトするスタンドです。チェーン注油などの軽作業で、簡易的なスタンドとして利用するのに適しています。

スタンド高さは255mm~370mmまで調整可能。長さ255mm、重量690gと非常にコンパクトで、携行用としてもおすすめです。駐車時の強風・振動対策として、転倒防止にも役立ちます。

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toolsisland モーターサイクルジャッキ

バイクの車体中央下に設置し車体全体をリフトするジャッキです。このジャッキがあればチェーン注油・調整、オイル交換、前後タイヤ交換、フロントフォーク整備まで幅広いメンテナンス作業ができます。

耐荷重500kgと十分な能力を備えるうえに、150mm(幅)×450mm(長さ)と比較的コンパクトで重量15kgなので、収納時にも大きなスペースは必要としません。

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toolsisland バイクスタンド リア大

バイクのスイングアームに設置し後輪をリフトするジャッキです。チェーン注油・調整、後輪タイヤ交換など後輪に関連するメンテナンス作業に適しています。

スイングアーム幅250~320mm、耐荷重200kgなのでスイングアーム幅が合えば中型~大型バイクまで対応可能です。本体重量は5.2kgです。

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toolsisland リフトスタンド オフロード用

オフロード、モタードバイク用でバイクの車体中央下に設置し車体全体をリフトするスタンドです。ダンパーが80mm可動し、最低地上高270~390mmのバイクに対応しています。

耐荷重が150kgなので車重には注意が必要です。本体サイズ310mm×300mm、重量6.5kgと軽量コンパクトなのも魅力です。

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toolsisland リアバイクスタンド 007V

スタンダードな構成のリアスタンドです。後輪に関するメンテナンス全般に利用できます。

フックボルトの取り付けが必要なタイプなので、購入時は車体側にフックボルトの取り付け穴があるか確認しておきましょう。フックボルトは別売りとなります。

スイングアーム幅235~350mmに対応可能で保持高さは355mm、耐荷重160kg、本体重量は4.2kgです。

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メルテック パンタジャッキ(1t) Meltec F-72

自動車用のパンタグラフジャッキですが、バイクにも使用可能です。自動車用の汎用品なので、リーズナブルなのが魅力。95mm~350mm(可変範囲255mm)まで高さ調整が可能です。

自動車用なので耐荷重は1,000kg、車載用なので収納時はコンパクトかつ軽量です。

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ガレージ・ゼロ バイク用ローラースタンド GZMT04

ローラーに乗せて車輪を空転させるタイプのスタンドです。チェーン注油やタイヤ・ホイール清掃など、簡易なメンテナンス作業に適しています。

耐荷重は300kg。本体は225mm(幅)×305mm(奥行)×35mm(高さ)、重量1,680gです。薄型なので収納時もかさばりません。

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MOTOTOMO アルミ軽量リアバイクスタンドTSB071

軽量なアルミ製のリアスタンドです。本品にはアルミフック+V字型とL字型のアタッチメントが付属していますので、用途に応じて使い分けできます。

スイングアーム対応幅と保持高さはV字型が265mm~355mm、保持高さ330mm。L字型が260~345mm、保持高さ345mmとなっています。耐荷重200kg、本体重量は3.6kgです。

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DIRTFREAKフロントステムアップスタンドUNIT B2510

ステムアダプターが7種類用意され、7段階の高さ調整が可能です。耐荷重200kgなので幅広いバイクに対応しています。二つ折りにして収納が可能なため、コンパクトに収納できるのも魅力です。

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アストロプロダクツ オフロードバイクスタンド

最低地上高が310mm以上のオフロードバイクに対応したスタンドです。耐荷重は160kgで、最大で390mmまでリフトアップできます。重量6.5kgと軽量なので、持ち運びもラクラクです。

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アストロプロダクツ モーターサイクルジャッキ MZJ01

汎用性の高いフラットな形状のジャッキです。耐荷重500kgでビックスクーターや国産アメリカンバイクにも使用できます。ジャッキハンドルは取り外すことも可能で、21mmのソケットで早回しすることもできます。

高さ調整はアダプターなしで100mm~355mm、アダプターありで180mm~460mmまで対応。台座幅は110mm~420mmまで調整可能です。

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J-TRIP フロントスタンド レッド JT-116RD

二つ折りにして収納が可能な、コンパクトなフロントスタンドです。付属のカラーが5種類用意されており、さまざまなステムシャフトサイズに適応します。また、12段階の高さ調整が可能です。

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J-TRIP ショートローラースタンド JT-125RD

ショートタイプのリアスタンドで、省スペースでの設置が可能です。スイングアーム幅は最大400mm、保持高さは300mm~350mmの範囲で3段階の調整が可能。耐荷重は300kgです。

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WEIMALL メンテナンススタンド フロント&リア兼用

オフロード、モタード、トライアルなどに適したスタンドです。リフト機能はなく固定式で、高さは400mmとなります。耐荷重は680kgです。天板サイズは25cm×25cmで、重量は約4.3kgです。

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WEIMALL フロントホイールクランプ

バイクのフロントタイヤを載せて車体を支えるスタンドです。16~18インチのタイヤ幅110mm~130mmの前輪に対応可能で、中型~大型のバイクに向いています。本体寸法は505mm(幅)×630mm(奥行)×350mm(高さ)、重量は約10kgです。

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Donext バイクスタンド リア メンテナンススタンド

持ち手部分が曲がっており、リフトアップ時に手を挟む心配がないリアスタンドです。340kgと優れた耐荷重を誇ります。

スイングアーム幅約250~355mmに調整可能で、受けはL字となります。保持高さは335mmです。

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まとめ

バイクスタンドは、標準装備のサイドスタンド・センタースタンド、メンテナンススタンドと大きく2つの種類があります。

センタースタンドでもタイヤを浮かせることはできますが、安定性を考えると専用のメンテナンススタンドが効率的です。フロントタイヤを浮かせる場合はメンテナンススタンドが必須となります。

メンテナンススタンドにも種類があり、オーソドックスなリアスタンドからジャッキアップタイプまでさまざまです。注意点として、フロントスタンド単品での使用は控えましょう。また、先にリアスタンドからかけることを忘れないでください。

愛車・用途にあったメンテナンススタンドを導入し、日頃のメンテナンスに役立ててはいかがでしょうか。

本記事は、2021年9月9日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。