バイクのカムチェーンテンショナーの交換!理想のタイミングと流れとは?

バイクの部品の中で、非常に重要なパーツの一つがカムチェーンテンショナーです。交換方法や作業の流れなど、カムチェーンテンショナーの役割や、交換の理想的なタイミングを紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

バイクのカムチェーンテンショナーの役割とは?

カムチェーンテンショナーとは、カムチェーンに付いているバイクのパーツです。エンジンの心臓部にあたるカムチェーンには、数年の使用によって伸び切ってしまうという難点があります。そのため、自動的に適切な張り具合に調整する目的で、カムチェーンテンショナーという部品が取り付けられているのです。

バイクのカムチェーンテンショナーの交換が必要なタイミングとは?

バイクのカムチェーンテンショナーは、シリンダーヘッドの上あたりにあり、バネもしくはゴムの力でチェーンを引っ張ります。そして、この部品を長年使うと、バネの経年劣化やへたりなどが生じて、カムチェーンの張り具合のコントロールができなくなるのです。この段階になると、エンジンから異音が出るようになります。

この音を消すために、カムチェーンテンショナーの調整や交換をおこなうのが一般的です。また、エンジンのオーバーホール時も、カムチェーンテンショナーの交換がされやすいタイミングです。

バイクのカムチェーンテンショナー交換における流れとポイント

バイクのカムチェーンテンショナー交換における流れとポイント

バイクドライバーや専門店のサイトなどを見ていると、カムチェーンテンショナーの交換は比較的簡単にできる作業のように感じられるかもしれません。ですが実際は、カムチェーンテンショナーよりも先に、キャブレターを中心とした以下のようなパーツを取り外しておく必要があるのです。

  • 燃料タンク
  • エアクリーナーボックス
  • その他作業の支障になるパーツ(エアダクトや燃料ホースなど)

キャブレターとともに取り外すパーツは車種によって変わってくるので、この作業を予定するときには、これから紹介するカムチェーンテンショナーの交換・調整手順ばかりに目を向けるのではなく、他のパーツの脱着を含めた工程で準備などを進めるようにしてください。

1.テンショナーをロックする

まずは、部品がバラバラにならないように、カムチェーンテンショナーのロッドをエンジンに装着した状態でロックします。ロッドのロックでは、ロックナットをゆるめた上で、中央部の軸をマイナスドライバーで締め込んでいきます。

2.テンショナーを外し、ロッドを押し込む

テンショナーがロックできたら、ドライバーを使ってエンジンからカムチェーンテンショナーを外す作業をおこないます。

バネのロッドは、テンショナーのネジをマイナスドライバーでゆるめることで、上下に動くようになります。ロッドを短く押し込められる場合は、部品の交換ではなく調整した状態でバイクに戻すことも可能です。

具体的な目安としては、回しているアジャスターが回転しなくなるまで押し込んでみてください。しっかり押し込むことができたら、再びマイナスドライバーを使ってそのまま固定します。

3.テンショナーの取り付け、ロック解除をする

ロッドが短くなったら、カムチェーンテンショナーをエンジンに装着します。

この状態ではロッドがロックされたままとなるため、カムチェーンの張り具合の自動調整ができません。ですから、テンショナーをエンジンに装着したら、マイナスドライバーを使って固定した部分のロックを解除していきます。

このステップの手順としては、まずドライバーで半回転ロッドをゆるめます。その瞬間、「カチッ」と音がしますので、さらに半回転させてください。ここでのポイントは、ドライバーをロッドに固定したままで、ロックナットを固定する点となります。

バイクのカムチェーンテンショナー交換をするときの注意点

カムチェーンテンショナーの交換時にゆるめるビスとバネの間に、アジャスターやテンション、キャップボルトといったパーツが入っています。そのため、ビスもしくはネジを外すときには、慎重に作業を進めるようにしてください。

また、テンショナーとエンジンの間には、オイル漏れを防ぐガスケットもありますので、これらを忘れずに正しい手順で元に戻す必要があります。

テンショナーが取り付けられていたパーツには、パッキンが張りついている場合もあります。取り外し作業をしたときには、スクレーパーなどを使ったお手入れも一緒におこなってみてください。

グーバイク カムチェーンの作業実績一覧

まとめ

カムチェーンテンショナーの交換は、エンジンから異音が出たときの他に、オーバーホール時におこなわれるのが一般的です。この作業をするときには、まずキャブレターやエアクリーナーボックス、エアダクトといった多くの部品を取ったうえで、着手可能な状態になります。

そのため、カムチェーンテンショナーの交換を始めるときには、その周囲にある部品の脱着を含めた時間で作業計画を立てるようにしてください。

本記事は、2020年4月21日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。