正しいバイクのサビ取り方法とおすすめサビ取り剤3選!サビを防ぐ方法も
バイクの車体はほとんどが金属なので、メンテナンスの頻度や保管状況によってはサビてしまうことが多々あります。すぐに対処すれば問題ありませんが、サビが進行してしまうと耐久性が低下し、素手でも壊せるくらいボロボロになる可能性もあります。そのため、サビに気付いたら早急に取り除くことが大切です。
そこでこの記事では、バイクがサビる原因やサビ取り剤の選び方、サビ取りの正しい手順についてご紹介します。
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バイクがサビる原因
バイクによく使われている鉄は、水や酸素に触れることで酸化し、腐食していく物質です。水に関してはサビの大きな原因で、雨や湿気が多い日本は特にバイクがサビやすいといえるでしょう。そのため、バイクは普通に乗っていてもサビてしまうものなのです。
マフラーなどに使われているステンレスはサビにくい素材として知られていますが、泥や潮が付着した状態で放置すれば、鉄同様にサビやすくなります。
また、バイクは金属部分がむき出しの状態になっているため、サビを防ぐのはかなり難しいといえます。とはいえ、サビをしっかりとケアすれば腐食は抑えられ、きれいな状態を長く維持することが可能です。
バイクのサビ取り剤の選び方
バイクのサビをケアする際は、市販のサビ取り剤を使うのが一般的です。しかし、サビ取り剤にはさまざまな種類があるため、どれを選べば良いのか迷う人も少なくありません。ここでは、サビ取り剤選びで失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
1. サビ取り剤のタイプを正しく選ぶ
市販のサビ取り剤は、おもに3種類に分類されます。サビが発生している部位やサビの状態によって使うべきタイプも異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで選ぶようにしましょう。
<自分で磨くタイプ>
サビがある部分に塗って磨くタイプのサビ取り剤で、アルミやマグネシウム、鉄、銅など、さまざまな金属に使用できるのが特徴です。パーツの内部までは腐食が進んでいない、軽いサビを取るのにおすすめです。
<スプレータイプ>
サビに吹きかけて放置するだけなので、手を汚さずに使用できます。頑固なサビはブラシで擦るのが効果的です。バイクや車はもちろん、自転車やキッチン用具などの細かいサビ取りにも最適です。また、手が届かない場所のサビを取るのにも適しています。
<浸けおきタイプ>
液体のサビ取り剤で、サビた部品やパーツを浸けておくだけで簡単にサビが落とせます。頑固なサビや手では取れない細かいサビを落とす際におすすめです。パーツを取り外して処理する分、よりきれいな仕上がりになるのがメリットです。
<消しゴムタイプ>
サビが広範囲ではなく、ほんの一部である場合には、消しゴムタイプのサビ取り剤でサビが取り除ける場合があります。すでにサビが出ているケースだけでなく、新しいバイクを購入した際に備え、サビが発生したらすぐに対処できるよう準備しておくとよいでしょう。
2. 素材に合っているものを選ぶ
サビ取り剤には、金属全般に使えるものと、使える素材が限られているものがあります。サビがある部分の素材を確認し、それに適したサビ取り剤を選ぶことが大切です。
例えば、金属表面に被膜を作り、進行中の赤サビを黒サビに変える「サビ転換剤」は、マフラーなどの高温部分には適していません。
また、研磨タイプのサビ取り剤をメッキ部分に使用すると、メッキが剥がれる可能性があります。さらに、サビ防止の効果があるサビ取り剤を使ったあとにパーツクリーナーで脱脂すると、サビ再発防止の膜が溶けてしまう場合もあるので注意が必要です。
3. サビ止め効果があるものを選ぶ
バイクのサビは、完璧に取り除いたとしても時間が経てばまた発生します。サビ取り剤のなかには「サビ止め効果」がある商品もあるので、このようなサビ取り剤を使用するとサビの発生を長期間抑制でき、サビを取る手間も省けます。
バイクにおすすめのサビ取り剤
それではバイクにおすすめのサビ取り剤を3つ紹介します。どれも人気が高いサビ取りになりますが、用途に合ったものを選ぶようにしましょう。
Holts(ホルツ)ラストリムーバー
頑固なサビをしっかりと落とすことができるゼリータイプのサビ取り剤です。磨くタイプのサビ取り剤になりますが、磨いたあとは乾拭きで仕上げるだけなので手間もかかりません。頑固なサビやサビ取り剤の液ダレが気になる人におすすめです。
技 職人魂 サビ取り職人
ハウスクリーニングのプロが開発したサビ取り剤で、実際に清掃業者も使用しているという本格的な商品です。スプレータイプなので手軽に使用でき、頑固なサビも強力に落としてくれます。
花咲かG ラストリムーバー
浸けおきタイプのサビ取り剤です。脱脂などの前処理が必要ないほか、一般的なサビであれば5~10分程度で落とせるので、手軽にサビ取りができます。また、使用後はおよそ3ミクロンの防錆皮膜が形成されるため、サビ取りとサビ止め両方の効果が得られます。
あると便利なサビ取りグッズ
サビが進んでいる場合は、サビ取り剤だけではなかなかな落ちないケースもあります。そんなときは、自宅にあるちょっとしたアイテムを使うだけでサビをきれいに落とせる可能性もあるので、ぜひ試してみてください。
金属たわし
ひどいサビには金属たわしがおすすめです。使い方は、金属たわしに水をつけながらサビの部分を擦るだけと非常に簡単です。使い続けていると金属たわしがボロボロになってくるので、使い捨て感覚で使うとよいでしょう。
軽いサビであれば、サビ取り剤を使わなくても金属たわしと水だけで十分落とすことができます。まずはこの方法を試してみて、それでもサビが落ちなければ次にご紹介するクレンザーやワイヤーブラシを使った方法を試してみましょう。
クレンザー
バイクのサビ取りには、家庭のシンクやガスコンロ汚れに使用するクレンザーもおすすめです。クレンザーには研磨剤が含まれているためバイクのサビ落としにも効果的なのです。
こちらも、サビ部分にクレンザーを塗り、あとはスポンジやブラシで擦るだけと使い方は簡単。サビがひどい場合はスポンジやブラシの代わりに金属たわしを組み合わせるとよいでしょう。
ワイヤーブラシ
完全な赤茶色に変色してしまったサビは落とすのがかなり難しいです。そんなときは、ワイヤーブラシを使うのをおすすめします。ワイヤーブラシにも真鍮やステンレス、ナイロンなどの種類がありますが、これら3種類すべてをそろえるのが理想的です。ナイロンは軽いサビに、真鍮やステンレスは頑固なサビに使用します。
バイクのサビ取り方法
バイクのサビを手っ取り早く落としたい場合は、バイクショップなどに依頼するのがよいでしょう。サビ取りにかかる費用はサビがある場所にもよりますが、タンクなどの自分でケアするのが難しい部分については、工賃が1万円~3万円と高めになります。
そのほかの部分の費用については、依頼するバイクショップによって変動するので、依頼を検討しているショップに事前に問い合わせておくと安心です。
また、できるだけ費用をかけたくない、あるいは、サビが自分でケアできる部分にある場合は、自分で落とすのがおすすめです。サビの状態や場所によっては時間がかかる場合もあるので、休みの日や予定がない日に行ないましょう。
サビ取りの手順
サビ取り剤やブラシを使ってサビを落とす
パーツクリーナーなどで油分をしっかりと拭き取る
防錆剤やワックスを塗布する
基本的に、サビ取り剤は説明書の手順に沿って使用します。本格的にサビを落としたい場合は、サンドブラストや専用機器を使う方法もありますが、それなりの技術が必要になるため初心者にはおすすめしません。
サビ取り剤や金属たわしなどを使っても落ちない場合は、無理に落とそうとするのではなく、バイクショップへ早めに依頼するようにしましょう。
バイクのサビ取りを行なう際の注意点
バイクのサビ取りをトラブルなく行なうために、サビ取り作業時の注意点をご紹介します。
サビ取り剤で決められている既定の時間以上放置しない
サビ取り剤は、塗布時間が長ければ長いほど効果が高まるわけではありません。推奨時間を超えて放置すると、逆に効果が落ちることもあります。浸けおきタイプのサビ取り剤を使う際は、指定された時間を守りましょう。
研磨タイプのクリームやスプレーについても、指定時間を守り、使用後は十分に水で洗い流して完全に乾燥させます。薬剤が表面に残って乾燥すると、仕上がりの美しさが損なわれる可能性があるので注意する必要があります。
サビ取り剤は適切な使用方法を守り、使用後はきれいに拭き取ることが大切です。
道具も素材に合わせて選ぶ
先ほど紹介したワイヤーブラシのほかに、仕上げにサンドペーパーを使用する方もいるでしょう。サンドペーパーは、メッキパーツや鏡面仕上げのマフラーに傷を付ける可能性があるため、注意が必要です。
鏡面仕上げの部分やメッキパーツには、マイクロファイバークロスなどのやわらかい布を使用し、優しく拭き取るようにしましょう。硬めの道具は、手強いサビ部分にのみ使用するなど、素材に応じて適切なアイテム選びが重要です。
サビ取りで改善しない場合はパーツ交換も検討する
頑固なサビは、サビ取り剤だけでは完全に除去できなかったり、仕上がりが不十分になったりする場合があります。また、同じ箇所に再度サビが発生すれば、サビ取りの頻度が増える場合もあります。
サビ取りの効果が感じにくくなった場合は、パーツ交換を検討しましょう。パーツを交換すれば、見た目が改善されるだけでなく、今後のメンテナンスも容易になります。
バイクをサビさせないための方法
サビによる車体の劣化を防ぐためには、事前にサビを防ぐ対策を講じておくことが大切です。ここでは、おすすめの方法をご紹介します。
防錆剤を使う
防錆剤は、金属の表面に保護膜を形成し、サビの発生を防ぐ薬剤です。おもにスプレータイプが多く、取り扱い方法も簡単で、効果的にサビを予防できます。また、防錆効果がある洗車シャンプーも存在するため、これを利用するのもよいでしょう。こまめな洗車と定期的な防錆剤の使用が、サビの発生を抑えるポイントです。
濡れたまま放置しない
バイクを雨に濡れたまま放置すると、サビが発生しやすくなります。特に、日本に降る雨のpHは4.6から4.7と酸性寄りであるため、注意が必要です。雨の日にバイクを運転したあとは、できるだけ水で洗い流すのが理想的です。水洗いができない場合は、ウエスで雨水を拭き取るか、エアコンプレッサーで吹き飛ばすだけでも効果があります。
屋内駐車場に駐車する
バイクがサビるおもな原因は、雨や湿気です。最も効果的な防錆対策は、屋内駐車場やガレージにバイクを保管することです。これにより、直接雨にさらされず、湿気の影響も軽減できます。屋内駐車場が難しい場合でも、バイクを濡れたまま放置せず、水滴を拭き取ることが大切です。
雨に濡れないようにと、カバーを使用する方もいるかもしれませんが、実は逆効果となる場合もあります。バイクカバーを使用すると、地面からの水蒸気がカバー内にこもり、湿度が高くなってサビを進行させる可能性があるためです。カバーを使う際は、長時間かけっぱなしにせず、晴れた日には取り外して内部の湿気を逃がすように心がけましょう。
メッキパーツはコーティングでガード
メッキパーツも、水や油分が付着するとサビが発生する場合があります。メッキパーツのサビ対策には、ワックスを塗るなどのコーティングが効果的です。メッキパーツの表面を保護し、サビを防ぐ役割を果たします。
まとめ
バイクは車体のほとんどが金属でできているため、サビてしまうのは仕方がないことです。しかし、サビを放っておくと腐食が進み、見た目が悪くなることはもちろん、最悪の場合は車体がボロボロになってしまいます。そのため、できるだけ早めにサビを取り除くことが大切です。
また、最近では、さまざまなサビ取り剤が販売されており、スプレータイプや浸けおきタイプなど、使い方も多様です。サビ取り剤は、サビの状態や素材によって選ぶべきタイプも変わってくるので、まずはサビの状況をしっかり確認し、それに適したサビ取り剤を選ぶようにしましょう。サビがひどい場合は、金属たわしやクレンザー、ワイヤーブラシを使うのもおすすめです。
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本記事は、2024年10月1日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。