バイクタイヤの空気が抜ける原因とは?空気圧のチェック方法と空気の入れ方
バイクタイヤの空気は、時間の経過と共に自然と抜けていってしまいます。なぜ、入れたはずの空気が勝手に抜けていってしまうのでしょうか?また、空気圧のチェックや空気の入れ方はどのように行えばいいのでしょうか?
今回は、「バイクタイヤの空気が抜ける原因と空気圧チェック&空気の入れ方」について解説します。
バイクのタイヤの空気が抜ける原因
タイヤの空気が抜ける原因はいくつかありますが、最も多いのは自然と抜けることによるものです。
タイヤの内側にはインナーライナーという空気を通しにくいシートが貼られていますが、これよりも空気の分子のほうが小さいため、少しずつタイヤから空気が漏れてしまいます。これは防ぎようがないことであるため、定期的な空気圧チェックが必要になります。
その他にも、バルブのムシが緩んでいたりタイヤに穴が開いていたりといった原因によって空気が抜けることがあります。これらは修理すれば防ぐことができるので、見つけた場合はバイクショップなどで直してもらいましょう。
タイヤの空気圧のチェック方法
タイヤの空気圧をチェックするには、エアゲージが必要となります。これはメモリが空気圧を示してくれる測定器で、ホームセンターなどでも入手が可能です。
使い方は簡単で、タイヤのバルブにエアゲージのホースを押し当てるとメモリが空気圧を指し示してくれます。なお、メモリはエアゲージによって「Kgf/cm2」と「KPa」の2つの値が書いてある場合があります。
空気圧の単位はKPa(キロパスカル)が世界標準ですが、日本では以前までKgf/cm2(キログラム重毎平方センチメートル)が使われていたためです。しかし、Kgf/cm2は100倍すればそのままKPaになるため、覚えておけば混乱することはないでしょう。
【自宅・ガソリンスタンド】タイヤの空気を入れる方法
まず、自宅で空気を入れる場合ですが、エアーコンプレッサーなどがなければ自転車用の空気入れを代用することができます(米式バルブ対応のものに限る)。自転車用の空気入れを使う場合、バルブに空気入れの口をセットしたら、後はポンピングしていけば空気は入っていきます。
このとき、後で空気圧を合わせることを考えて少し多めに空気を入れておくといいです。空気を入れ終わったらエアゲージのホースを装着し、空気抜き用のボタンを使って指定の空気圧まで調整しましょう。
次にガソリンスタンドで空気を入れる場合ですが、ガソリンスタンドにある空気入れはエアーコンプレッサー式のものになっています。エアーコンプレッサー式の場合、持ち手のグリップを握れば勝手に空気が入っていきます(ボタンを押すタイプやその他のタイプもあり)。
持ち手はエアゲージとセットになっていることが多いので、エアゲージのメモリを見ながら指定の空気圧まで調整していけばOKです。
まとめ
本記事は、2019年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。