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バイクは夏用のエンジンオイルにオイル交換が必要!?理由とリスクを徹底解説!

夏の暑さは人間だけでなく、バイクにも厳しい時期となります。エンジンは高温に晒され、オイルにとっても厳しい環境です。人間同様、バイクにも暑さ対策が必要になります。
このページでは、「エンジンオイルを夏用に交換する理由」について解説していきます。

「バイクは夏前にオイル交換が必要」と言われている理由

夏場は気温の高さからエンジンが熱くなり、エンジン内部のオイルも高温になります。オイルは高温下で劣化しやすくなるため、それまでに劣化したオイルでは夏場の更なる劣化に耐えられずに熱ダレを起こします。
熱ダレしたオイルでは満足に潤滑を行うことは出来ないため、エンジンやミッションに負荷がかかります。そして、熱ダレが起こるとシフトの入りが悪くなったり、エンジンの力が弱くなったりといった症状が現れます。こうしたことから、夏前にオイル交換が必要だと言われているのです。

夏にバイクのオイル交換をしないリスク

夏にバイクのオイル交換をしないリスク

先ほど解説したように、エンジンオイルは高温下で劣化が進んでしまいます。新品のオイルならまだしも、それまで劣化していたオイルとなれば夏の暑さで加速度的に劣化してしまい、潤滑能力が極端に低下することになります。
これにより、エンジンやギアの潤滑不良を引き起こすリスクがあります。また、最悪の場合ではエンジンやギアの焼き付きに繋がる恐れもあり、この場合は非常に高額な修理費用がかかることになってしまいます。

夏のバイクにおすすめのオイルの粘度

夏場に、オイルが熱ダレすることはお伝えしましたが、その対策としてオイルの粘度を上げるという方法があります。粘度が高いオイルは高温下でも粘度が下がりづらいため、しっかりと油膜を保持してくれるからです。
ではどのくらいの粘度がおすすめかというと、「10w−50」あたりが最適です。通常は10w−40を使っているユーザーが多いと思いますが、ワンランク高い粘度のオイルにすることで十分な耐熱性を得ることができます。また、空冷エンジンのハーレーや旧車などではピストンとシリンダーのクリアランスが大きいことから、「20w−50」が推奨されることもあるようです。

まとめ

  • 夏前にオイル交換する理由は、夏場の高温下でオイルが熱ダレを起こすから
  • オイル交換をしないまま夏を迎えると、劣化したオイルが油膜を保てずにエンジンやギアが焼き付くリスクがある
  • 夏場は10w−50のオイルがおすすめ。旧車やハーレーは20w−50がおすすめ

本記事は、2019年9月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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