バイクのエンジンオイルを低粘度にするとどうなるのかを徹底解説!
一般的に、エンジンオイルは「粘度が低いほど燃費が良い」といわれているため、エンジンの特性に関わらず敢えて粘度の低いオイルを使っている人は多いことでしょう。しかし、粘度の低いオイルにもデメリットはあり、古いバイクの場合は粘度が高めのオイルを使用した方が良い場合もあります。そのため、バイクに合った粘度を選ぶには、オイルの特性を理解することが大切です。
ここでは、粘度が低いオイルの特徴や適切な選び方などについてご紹介します。
粘度が低いエンジンオイルの特徴
粘度が低いエンジンオイルは、オイルポンプの稼働ロスが減るため、エンジンパフォーマンスを最大限に発揮できるという特徴があります。また、エンジンのレスポンスが上がり燃費が良くなることでも知られています。
しかし、粘度が低い分油膜が弱くなり、エンジンの耐久性が悪化するというデメリットがあるのも事実です。さらに、エンジンの振動も吸収されにくくなるので、人によっては乗り心地が悪く感じられるかもしれません。
低粘度オイルのメリット
低粘度オイルのデメリット
適切な粘度の選び方
自分のバイクに合った粘度を選ぶには、以下の2つを確認してみましょう。
まず、エンジンオイルの粘度は純正の指定が基準になります。そこから、走行距離が長い場合はワンランク強い粘度を選択し、さらにパワーが欲しい場合はロスの少ない高分子ポリマーが配合されたオイルがおすすめです。
また、夏と冬の気温差が大きい地域であれば、季節ごとに粘度を変えてみても良いでしょう。
古いバイクならあえて硬めのオイルを入れたほうが良い場合も
バイクが古い場合は高粘度のオイルがおすすめです。なぜなら、古いバイクは使われているパーツも古いことが多く、新しい車種に比べて精密さに欠けるからです。そのため、ある程度粘度があった方がピストンとシリンダーの隙間をしっかりと埋められ、エンジン稼働が円滑になります。
また、古いバイクに使ってはいけないオイルなどもあるので、気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
本記事は、2019年8月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。