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旧車バイクに合うおすすめのオイルとは?

エンジンオイルは化学合成油を使っている製品が、不純物も少なくおすすめですが、旧車には適さない場合があります。それでは、旧車のバイクにはどのようなオイルが適しているのでしょうか。今回は、旧車とエンジンオイルの相性についてご紹介しましょう。

旧車に適したエンジンオイルとは?

旧車に適したエンジンオイルは、以下のベースオイルを使ったものです。

  • 鉱物油

また、以下の特徴があった方が旧車にはより適しているでしょう。

  • 粘度が高い
  • 添加剤が少ない

1975年以前の旧車はエンジンに使われているパーツが、新しい車種に比べると精密ではありません。そのため、ある程度粘度があった方が隙間を埋めるのに適していると考えられます。また、新しい車種に好まれる添加剤は旧車には適さない場合があります。そのため、できるかぎり余計なものが入っていないオイルが良いでしょう。鉱物油が良いというのも、旧車に使用されているゴムなどが、侵食されにくいのが理由といわれています。

余談ですが、整備士や一部のバイカーの間では、旧車に使うオイルを「鉱物油に替えるとエンジンの性能が回復する」という言い伝えがあります。こういったさまざまな理由から、旧車には鉱物油がおすすめであるといえます。

旧車に使ってはいけないエンジンオイルとは?

旧車に使ってはいけないエンジンオイルとは?

純度が高く性能が良いとされる化学合成油や部分合成油は、旧車には適さないといわれていますが、それには以下の理由が考えられます。

  • 化学合成油のオイル成分やオイルに含まれる添加剤が旧車に合わない可能性がある

なぜ、これらが旧車に合わないのかというと、新しい車種と比べた場合、旧車には以下の違いがあるためです。

  • 部品同士の合わせ面が荒い
  • ガスケットがコルクや厚紙を重ねたものを使っている
  • ゴム製のオーリングが使われている

新しい車種は技術が発展し、エンジンの性能やパーツの質が向上しています。旧車時代は、化学合成油のように純度が高く分子が細かいオイルはなく、それに含まれる添加物のような成分もありませんでした。そのため、化学合成油などを使うと、エンジンの隙間や漏れを防いでいるガスケットやオーリングから、オイルが染み出てしまう可能性があります。また、化学合成油に含まれる添加剤の影響などでゴムが劣化すると、劣化した部分から漏れ出すこともあります。

旧車のオイルには、全ての化学合成油や部分合成油が適さないわけではありませんが、上記のことから、鉱物油を使うのが無難であるといえるでしょう。

まとめ

  • 旧車には鉱物油が最適
  • 旧車はエンジンパーツの間が荒くガスケットやオーリングに使われている素材の性質により化学合成油や部分合成油は向いていない
  • 1975年以前の旧車には鉱物油を使うのがよい

本記事は、2018年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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