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バイクのオイル交換後にエンジンの振動が大きくなった?原因と対策を解説

バイクのエンジンオイルを新品に交換した場合、普通なら良くなることはあっても悪くなることは考えにくいです。しかしながら、オイル交換後にエンジンからの振動が大きくなるケースが稀にあります。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?その原因と対策を解説していきます。

オイル粘度を変えると振動が増えることも

まず1つめの原因として考えられるのが、以前と違う粘度のオイルを使っていた場合です。よほどエンジンに敏感な人でないと気が付きにくいですが、確かに粘度の違いによって振動が増えたり減ったりすることがあります。
エンジンオイルの粘度を高くしたり低くしたりした場合、以下のような症状が出ることがあります。

    粘度を高くした場合

    エンジン内部の抵抗が上がるため、始動直後や冬の冷間時にエンジンの振動が大きくなる

    粘度を低くした場合

    低回転域のアイドリング時に振動が大きくなる場合がある

このような症状が出ることがありますが、よほど標準からかけ離れた粘度のオイルを使わない限り、あまり問題にはなりにくいと言えます。

オイルのグレードによっても振動が変わる

オイルのグレードによっても振動が変わる

オイルの粘度以外にも、オイルのグレードによって振動が増減するケースがあります。例えば、全合成油など高品質グレードのオイルから鉱物油などの格安オイルに入れ替えた場合などは振動が大きくなったと感じることがあるかもしれません。
直接故障に繋がることは稀ですが、大きくなった振動が気になる場合は高グレードオイルに入れ替えるのも1つの手でしょう。

他の原因が偶然オイル交換の時期に被った可能性も

上記で述べた原因もエンジンの振動を増やす原因とはなりますが、よほど粗悪なオイルを使わない限り、オイルが振動の原因となるケースは少ないです。それよりもオイル交換時に別の場所を整備したことが原因であったり、偶然オイル交換のタイミングで不調をきたしたりという可能性のほうが高いでしょう。例えば、以下のようなケースです。

  • スパークプラグの締め付け不良
  • ハンドル周りやエンジンマウントなどの取り付け部の緩み
  • エンジンマウントの劣化
  • メンテナンス不足によるエンジンの不調
  • クランクベアリングやミッション内部の破損
  • ノッキング

上記のように、エンジンオイルの他にも様々な理由からエンジンの振動が増えることがあります。オイルだけが原因ではなさそうな場合は、セルフで点検したりバイクショップに見てもらったりしてみることをおすすめします。

まとめ

  • オイルの粘度を変えるとエンジンの振動が増すことがある
  • オイルの品質が極端に低い場合もエンジンの振動が増加することがある
  • オイル以外にも様々な原因が考えられるため、心配であれば点検するのが得策

本記事は、2019年8月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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