フォークオイル粘度を変えるとバイクはどう変わる?ベストセッティングを見つけよう
走りにこだわる方であれば、フロントフォークのオイル粘度をセッティングしてみたいと思うのではないでしょうか?そこでこのページでは、フォークオイル粘度の違いによる走りの違いから、フォークオイルを選ぶ際の注意点までを解説します。
フォークオイル粘度を変えるとどうなる?
フォークの設計や状態によっても粘度に対するフィーリングは変わるため一概には言えませんが、一般的なセッティング理論として柔らかくした場合と硬くした場合のフィーリングを解説します。
オイルを柔らかくした場合:
路面追従性が上がるが、その分無駄な動きも増える。主にオフロード向けのセッティング
オイルを硬くした場合:
路面追従性は下がるが、無駄な動きが減る。サーキットでは硬めのほうが乗りやすい場合が多い
硬いほど良い、柔らかいほど良いというものではなく、走行する場所によって適切なセッティングの粘度が存在します。
フォークオイルを選ぶときの注意点

フォークオイルの粘度は各メーカー似通った表記をしていますが、エンジンオイルなどのように統一された基準がなく、同じ数字でもメーカーによって実際の粘度は微妙に異なります。例えば、カワサキのG10とヤマハのG10では微妙に粘度が異なります。
それでは純正以外のフォークオイルは使えないのかというと、そうではありません。フォークオイルの粘度を同じ基準でまとめた「フォークオイル一覧表」が大抵のバイク用品店に貼ってあります。もし無かったとしても、ネットで調べれば確認できます。
フォークオイルを選ぶ際は、メーカーの表記ではなくフォークオイル一覧表を見ることで迷いなく選択できるでしょう。
フォークオイルの交換時期の目安
フォークオイル粘度のセッティングからは逸れますが、フォークオイルの適切な交換時期の目安は知っておきたい情報です。そもそも、フォークオイルが劣化している状態では現状が正確に把握できず、適切な粘度変更はできないでしょう。
フォークオイルの交換時期は、乗り方やバイクの種類にもよりますが、およそ5,000~10,000kmです。感覚としては、フワフワする感じがしてきたら交換のサインだと言えます。また、降車時にハンドルを手で押し込んでビヨーンとすぐに反発するようならオイルが劣化しているサインです。本来はゆっくりと反発するのが正常です。
まとめ
本記事は、2019年6月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。