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【メンテナンス】バイクチェーンにも注油が必要?方法も覚えよう!

バイクチェーンは遊びの調整だけでなく、オイルによる潤滑具合も定期的にチェックする必要があります。そこで今回は、バイクチェーンの注油の重要性に触れながら、セルフで行う注油の方法やオイルの選び方について解説します。
「どれくらい注油すればいいのか分からない」「注油に使うオイルの種類が知りたい」という方も、ぜひ参考にしてください。

バイクチェーンにも注油が必要

バイクチェーンにはオイルが注油されていて、チェーンやシールの摩耗を防ぐ潤滑油の役割を果たしています。そのため、バイクチェーンの注油を怠ってしまうとチェーンの劣化を早める原因となります。

バイクチェーンの注油は走行距離500km~1,000kmに一度を目安に行います(雨天走行後は走行距離に関係なく注油するのがおすすめ)。チェーンの寿命を延ばすためにも日頃からチェーンの状態を目視確認し、必要に応じてメンテナンスできるようにしましょう。

セルフでできる注油の方法

セルフでできる注油の方法

チェーンは走行中の泥はねなどで汚れやすいパーツです。注油前は汚れを落とすため、清掃から始めましょう。清掃から注油までに必要な道具は、以下のとおりです。

  • チェーンオイル(チェーングリス)
  • クリアファイルやテープ
  • 受け皿
  • チェーンクリーナー
  • ウエス
  • 清掃用ブラシ
  • リアスタンドまたはメンテナンススタンド(センタースタンドがないバイクの場合)

次に、清掃からオイル注油までの手順を見ていきましょう。

  1. エンジンはかけずにスタンドを立て、バイクを安定させる(走行後20~30分後ならチェーンが温まっているため作業しやすくなります)
  2. クリアファイルをテープでスイングアームに固定させる(タイヤガードの役割)
  3. チェーン下に受け皿を置く
  4. カシメやクリップの位置を目安に、チェーンクリーナーを1~2周ほどチェーン全体に吹きかける
  5. ブラシでチェーン全体の汚れを浮かせ洗浄する
  6. クリアファイルを取り外し、ウエスでクリアファイル、チェーンのローラー上部、ローラー下部、側面を拭き取る
  7. クリアファイルを再度取り付ける
  8. チェーンオイルをローラー、インナープレート間、インナープレート、アウタープレート間に注油する
  9. タイヤを回転させながら、カシメ、クリップを目安にオイルを手前側、奥側それぞれ1周ずつ吹きかける
  10. 注油後10分前後放置し、オイルをチェーン全体に浸透させる
  11. ローラー部とその側面に付着している余分なグリスをウエスで拭き取る
  12. クリアファイルを取り外し、周辺パーツに付着していないことを確認して完了

メンテナンス時にタイヤにオイルが付着すると、走行時にスリップや転倒のリスクが高まるため注意してください。最終確認でオイルが付着していたら丁寧に取り除きましょう。チェーンオイル注入のセルフメンテナンスは、慣れると1時間以内で作業を完了できます。

バイクチェーンを長持ちさせるオイルの選び方

バイクチェーンをより長持ちさせるなら、注油に使うオイル選びを工夫しましょう。金属製のチェーンをさびさせないよう、防さび性の強いオイルを選ぶとチェーン寿命を延ばしやすくなります。また、シールチェーンの場合はシール(ゴム部)の劣化を防ぐため、必ずシールチェーン対応のチェーンオイルを選びましょう。

このほか、他のパーツへの飛散やオイル残りを防ぐならドライタイプを選ぶのもおすすめです。ウェットタイプに比べ、ドライタイプは効果が長時間持続しやすい特徴があります。

まとめ

  • チェーンオイル注油のタイミングは走行距離500km~1,000kmや雨天走行後
  • チェーンオイル注油時はタイヤなどの周辺パーツにオイルが付着しないよう注意する
  • チェーンオイル選びでは防さび性に優れたものを選び、シールチェーンには必ず対応製品を使用する
  • チェーンオイルの飛散を防ぐならドライタイプがおすすめ

本記事は、2019年3月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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