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フロントフォーク油面調整の作業手順や必要な道具・費用についてご紹介

油面調整を行うだけで、バイクの乗り心地が大きく変わります。また、自分好みの乗り心地にするためにも、定期的な油面調整は必要です。今回は、フロントフォーク内の油面調整の方法や費用についてご説明します。

フロントフォークとは?

フロントフォークとは、フロントのサスペンションのことを指し、バイクが受ける衝撃の吸収や、操縦性の良し悪しを左右する重要なパーツです。ほとんどの場合、フロントフォーク内にはオイルが入っており、このオイルが劣化してしまうと乗り心地が悪くなってしまいます。
オイルの劣化と同様に、密閉するためのシールなど、その近辺も劣化しはじめます。
また、劣化や破損によりオイル漏れが生じ、ブレーキに付着すると、ブレーキが利かなくなるなど事故へと繋がる恐れもあります。

油面調整のメリット

油面調整のメリット

また、油面を調整することで自分なりのサスセッティングを行うこともできます。
オイル量が多くなるほど、エアバネ量が少なくなるため、反発力が高まります。 そして、油面の高低がライディングに大きな影響を与えます。

油面調整の作業手順・必要な道具・費用について

油面調整をする前に、フロントフォークを清掃しましょう。
その次に、オイルが劣化していないかどうかをチェックします。劣化している場合は、新品のオイルに交換します。
内部の気泡がすべてあがり、エア抜きができた状態から、油面調整をスタートさせましょう。
作業工程は以下になります。

  1. 気泡がない状態のオイルからフォークスプリングを抜く。
  2. インナーチューブをいっぱいまで下げ、端面から油面までの距離を測定する。
  3. 油面を指定値にセットする。(指定値は、バイクの取り扱い説明書やwebで確認しておく)
  4. 油面調整ツールをインナーチューブ内部に入れ、ツールを固定したまま注射器を引く。
  5. エアを吸いはじめたら、油面調整終了。

余分なフォークオイルは注射器の中に吸い込まれますので、のちほどフォークオイル容器に戻しておきましょう。また、油面調整ツールは、パーツクリーナーでオイルを流し、綺麗な状態で保管するようにしましょう。
費用は、オイル交換が必要でなければ、油面調整ツールと最後のケアをするパーツクリーナー、オイルを移動させる計量カップがあれば問題ありません。油面調整ツールは2000円ほどで販売されています。

まとめ

  • フロントフォークとは、バイクの操縦性の良し悪しを決める重要な役割を持つ
  • 油面調整により、自分好みの乗り心地に変えられる
  • 油面調整ツールを使用すれば、油面調整が簡単に行える

オイルの高低さにより、ライディングに大きな影響をもたらすことが分かりました。オイル点検と同時に、油面調整も定期的に行い、心地よい乗り心地を維持させましょう。

本記事は、2019年1月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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