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バイクの同調の工賃・費用の目安や相場とは?

2気筒、3気筒、4気筒など、複数の気筒からなるエンジンが搭載されているバイクは、定期的な同調が必要となる場合があります。「アイドリングが安定しない」「吹け上がりが悪い」などの症状が見られたら、キャブレターの同調が乱れて燃焼にバラつきが出ている可能性があるため、バルブ開度の同調調整を行いましょう。
ここでは、バイクの同調にかかる工賃・費用について、分かりやすくご紹介します。

セルフで行う場合の難易度や費用は?

バイクの同調をセルフで行う場合、キャブレターのオーバーホールが必要となるため、専門知識や工具を持っていない初心者の方には難易度が高い作業といえます。エンジン整備やキャブレター整備に慣れている方なら、以下のような道具を使えば同調調整が可能です。

  • バキュームゲージ(負圧ゲージ)
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ペンチ
  • 革手袋 など

同調の方法を簡単に説明すると、キャブレターの負圧ホルダーにバキュームゲージのホースを繋げた後、ネジの開け閉めによりスロットルバルブの開度を調整する、ということになります。同調について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

●「バイクのキャブレター同調(キャブ同調)のやり方

セルフでバイクの同調を行う場合、バキュームゲージの購入費用がかかります。シングルタイプのゲージなら3,000円前後で購入できますが、4連の場合は8,000円~10,000円程度かかります。

ショップに依頼した場合の工賃・料金の目安

ショップに依頼した場合の工賃・料金の目安

専門ショップへ同調を依頼する場合、工賃・料金の目安は以下のとおりです。

キャブレターオーバーホール

  • シングルキャブ……8,400円~
  • ツインキャブ……15,750円~
  • マルチ(4連)キャブ……21,000円~

カウル脱着が必要な場合は別途3,150円ほどの工賃がかかる場合があります。長期間放置したことによるキャブレタートラブルの場合は、通常の工賃に収まらないケースもあるため、心配な方は事前に見積もりを依頼しましょう。

このほか、アクセル開閉やアイドリング時の動作を安定させるためのキャブレターセッティングを依頼する場合、10,000円ほどの工賃がかかります。同調を含め、キャブレターのオーバーホールなど大がかりなメンテナンスは、車種や車体の状況によっても工賃が変動しやすいため注意してください。

まとめ

  • 同調をセルフで行えるのは、エンジン整備やキャブレター整備に慣れている方
  • 同調をセルフで行う場合の費用は、バキュームゲージ料金3,000~10,000円ほど
  • 同調を専門ショップへ依頼する場合の費用は、8,000円~20,000円ほど(カウル脱着があればプラス3,150円)

本記事は、2018年12月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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