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バイクの熱ダレ対策を紹介!オイル交換をする等

ツーリングが趣味という方の多くが経験する「熱ダレ」。アクセルを踏んでも思うようにスピードが出ない……なんてことがあると、バイクに乗ったときの爽快感が半減してしまいます。
本記事では、そんな熱ダレの原因と対策についてご紹介します。特に、バイクで長距離を走ることが多い方は必見です。

1.熱ダレとは

熱ダレとは、真夏に長時間バイクに乗っていると起こる現象で、一言で言うと軽い「オーバーヒート」のこと。エンジンの冷却が追いつかないため、熱によってエンジンの金属が膨張して、回転数が上がりづらくなってしまいます。
一般的にエンジンは、燃料の爆発によって1500〜2000℃にまで加熱された空気が常に冷却されることで、100℃前後に保たれています。しかし、それがなんらかの理由で110℃以上になると、バイクの操作が重くなったり、のろのろ運転しかできなくなったりするなどの影響が出てきます。それをそのまま使用し続けて120℃以上になると、エンジンの変形や故障に繋がってしまうため、侮ってはいけない現象です。

2.バイクの熱ダレはなぜ起こる?

2.バイクの熱ダレはなぜ起こる?

バイクの熱ダレが起きたときに、考えられる要因は主に以下の3つです。

外気温が高い

空冷エンジンの場合、走行中の風によってエンジンを冷やす仕組みになっていますが、そもそも空気の温度が高い場合、思うように冷却ができません。

渋滞

上述したように走行中の風が大切なので、渋滞時のようにのろのろ走行だと、冷却に必要な風があたらず、エンジンの温度が高くなってしまうことがあります。

燃焼温度自体が高い

夏場などの気温が高い日には燃焼室内のガソリンや空気が気化しやすく、燃調が薄くなります。燃調が薄くなるほど燃焼温度は高くなり、エンジンに悪影響を及ぼします。

3.バイクの熱ダレの対策

時間をおく

熱ダレは、そもそもエンジンの温度が高くなってしまうのが原因なので、エンジンを切って置いておけば、その症状は解消します。休憩がてら、しばらく放っておきましょう。

オイルの粘度を高くする

オイルの油膜が切れてしまうと、エンジンが焼きついて温度が上がってしまうので、粘度を高くしておくのも1つの手。ただし燃費が悪くなるので要注意です。

油温計をつける

そもそも熱ダレにならないように、油温計をつけておくのもおすすめです。110℃を超えたら休憩、と決めておけば熱ダレになる心配はありません。

オイルクーラーをつける

お店に頼む必要がありますが、オイルクーラーをつければ熱ダレのリスクは大きく減少します。

オイル交換をする

オイルの経年劣化によって、冷却機能が失われている可能性もあります。オイル交換の時期でなくても、熱ダレになったら交換してみましょう。

まとめ

簡単なきっかけで起こってしまう熱ダレだからこそ、その対策は知っておきたいですよね。今回ご紹介した方法で対策をとりつつ、快適なツーリングを楽しみましょう。
ただし、エンジンの変形など重篤な影響が出た場合は、必ずバイクショップに見てもらってください。

本記事は、2018年9月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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