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【バイク】ブレーキキャリパーのオーバーホール(OH)のやり方

ブレーキパッドの交換をしても、ブレーキのフィーリングに違和感を覚える場合、ブレーキキャリパーに異常がある可能性が考えられます。異常があればオーバーホールの必要が出てきます。ここでは、ブレーキキャリパーのオーバーホールの方法について、確認してみましょう。

ブレーキキャリパーをオーバーホールする必要性

ブレーキキャリパーをオーバーホールしないと、以下の状況が発生します。

  • ブレーキの引きずりが出てくる
  • 燃費が悪くなる
  • 車検に通らなくなる可能性がある
  • 事故などのトラブルを引き起こす可能性がある

ブレーキキャリパーは使用年数が長くなると、徐々に劣化していきます。それを改善するためには、オーバーホールが必要です。オーバーホールを行うことで、以下のようなメリットがあります。

  • ブレーキフィーリングが新品に近い状態へ戻る
  • 燃費の改善
  • ブレーキの引きずりの改善

安全な走行を行うために、定期的なオーバーホールを行いましょう。

オーバーホールに必要な工具

オーバーホールを行う前に、以下の工具をそろえておくのが良いでしょう。

  • トルクレンチ
  • ソケット
  • 六角レンチ
  • メガネレンチ

これらは、ブレーキキャリパーの取り外しや分解、ブレーキフルードを出し入れする作業に必要となる工具です。車種によって、多少使う工具が変わる可能性もあるので、事前に整備書を確認することをおすすめします。また、以下の用品もそろえておきましょう。

劣化が気になるパーツ

  • オイルシール
  • パッキン など
  • ブレーキフルード
  • ウエス
  • グリス
  • 研磨剤
  • ブラシ

パーツが劣化している場合は、新品と交換しましょう。作業途中にブレーキフルードが漏れてしまう可能性があるので、ブレーキフルードの交換も考えていた方が良いです。床が汚れるのが気になる場合は、メンテナンスマットの上で作業することをおすすめします。

オーバーホールの方法

オーバーホールの方法

オーバーホールは以下の手順で行いましょう。

作業手順

  1. エンジンを切る
  2. フロントブレーキマスターのフタを外しておく
  3. ブレーキフルードを抜く
  4. ブレーキキャリパーを取り外す
  5. キャリパーピストンツールでピストンを円周方向にゆっくり回しながら外す
  6. 外したピストンの汚れをブラシや研磨剤を使い落とす
  7. オイルシールやダストシールを新品に変える
  8. ブレーキキャリパー側の汚れを落とす
  9. ピストンをキャリパーにまっすぐ挿入する
  10. ブレーキキャリパーを取り付ける
  11. ブレーキに問題がないか動作確認をする

注意点

  • フロントブレーキマスターのフタを外すときにブレーキフルードが漏れる可能性があるので注意する
  • ピストンを傷つけないように作業する
  • 取り付けや取り外し作業がしにくい場合はブレーキフルードを潤滑剤として使用すると良い

作業が難しいと感じる場合は、バイクショップに依頼しましょう。

まとめ

  • ブレーキキャリパーをオーバーホールすることで新品に近い状態に戻せる
  • オーバーホールの際は分解に使う工具と劣化しやすいパーツを用意してから取り掛かる
  • オーバーホールのときはブレーキフルードが漏れやすいので注意する
  • ピストンが傷つきやすいので丁寧に作業する

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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