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バイクのグリップヒーターのおすすめ商品17選!失敗しない選び方も解説

寒い季節にバイクに乗ると、指先の冷えに苦痛を感じる人もいるでしょう。いくら厚い手袋をしていても、しばらく乗っているとすぐに指先がかじかんできます。

運転中に手を温めてくれるグリップヒーターは、真冬のバイク走行に不可欠なアイテムです。

今回はバイクのグリップヒーターのおすすめ17選を紹介します。失敗しない選び方も解説しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

バイクのグリップヒーターにおける3つの種類

バイクのグリップヒーターにおける3つの種類

バイクのグリップヒーターには、以下3つの種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリット、価格帯など確認していきましょう。

巻き付けタイプ

既存のグリップにシート状のヒーターを巻き付ける種類です。バイクのグリップをそのまま使えるため、カスタム初心者でも取り付けやすいでしょう。また、1,000円~5,000円ほどで購入できるのも魅力です。ただし、ヒーターを巻き付けるとグリップが太くなって運転しづらく、ほかの種類と比べて暖かさが劣る傾向にあります。

半周タイプ

グリップの一部にヒーターが入った種類です。取り付け時に電源の取り出しやグリップ交換作業が必要となります。

半周タイプは、後述の全周タイプと比べて省電力かつ安く購入できます。そのため、小さなバイクでスマホ充電やドライブレコーダー、ナビゲーションと多くのアクセサリーで電源を使う場合におすすめです。価格相場は1万円~1万5,000円ぐらいです。

ただし、多くの商品はグリップの奥側にヒーターが入っているため、グリップの手前にある親指などは温めることができません。メーカー純正の半周タイプは、スクーターやビジネスモデルなど長距離走行を想定しない車種に搭載されています。

全周タイプ

グリップヒーターのなかで最も暖かいタイプです。大手バイクメーカーでは、ロングツーリングなどの長距離走行をする中型・大型バイクへの搭載を想定し、全周タイプのグリップヒーターを開発しています。

全周タイプのデメリットは、1万5,000円~3万円と価格が高いことです。消費電力も、半周タイプや巻き付けタイプより多くなります。ハンドルまわりにナビゲーションやドライブレコーダー、スマホホルダーなどを取り付けている人は、消費電力の使いすぎにならないかどうかのチェックをしたうえで、購入をしたほうがよいでしょう。

グリップヒーターのおすすめ商品17選

次に、グリップヒーターのおすすめ商品17選を紹介します。

Honda スポーツ・グリップヒーター

全周タイプのグリップヒーターです。標準グリップに近い太さまで小径化されているため、取り付けによる操作感覚の違いが起こりにくくなっています。スイッチは左グリップに内蔵されており、後付けアクセサリーにありがちな外観の違和感もありません。

3段階の温度調節が可能なほか、冷えがちな指側の温度を高くすることで手全体が最適な温度になるよう工夫されています。スイッチは長押し方式で、ウインカーを出す際などの誤操作を防ぎます。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ
温度調節機能 3段階
重量 280g
販売メーカー・ブランド Honda
価格(目安) 1万4,000~2万8,000円

DAYTONA HOT GRIP ヘビーデューティー ビルトイン4Sn 10154

スイッチを入れてすぐに暖かくなる、「速暖クイックヒート」機能が特徴のグリップヒーター。4段階で温度の調節ができるほか、樹脂製のインナーにより熱が逃げにくいのも長所です。

純正グリップに近い小径モデルのため、取り付けても違和感なく操作できるでしょう。グリップ内蔵スイッチにより、外見上の違和感がほとんどないというメリットもあります。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ 22.2mm
温度調節機能 4段階
重量 260g
販売メーカー・ブランド DAYTONA
価格(目安) 1万~1万2,000円

ENDURANCE グリップヒーターSP

全周タイプのモデルです。5段階の温度調節が可能で、LED表示によりどのレベルに設定したかが一目でわかります。バッテリーの電圧も表示できるため、グリップヒーターを使用しないオフシーズンでも活用できるでしょう。

設定電圧まで下がると、自動的にレベルを落としてバッテリー上がりを防止する「レギュレート機能」を搭載しています。スイッチはグリップと一体化しているため、スポーティーなバイクに取り付けても違和感はほぼありません。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ 34mm
温度調節機能 5段階
重量
販売メーカー・ブランド ENDURANCE
価格(目安) 1万~1万8,000円

GoolRC Iztoss ウォーマー・スリーブ

巻き付けタイプのグリップヒーターです。USB電源があればすぐに取り付けられます。

全周・半周タイプではないため、22~30mmの幅広いグリップサイズに対応可能。加熱プレートは0.13mmと薄型のため、グリップの太さも気になりません。USB給電+巻き付けタイプのため、車のハンドルに使えることもメリットでしょう。

タイプ(種類) 巻き付けタイプ
対応グリップサイズ 22mm~30mm
温度調節機能 3段階
重量 140g
販売メーカー・ブランド GoolRC
価格(目安) 2,000~5,000円

KIJIMA グリップヒーター GH08

スイッチ別体型・全周タイプのモデルです。プッシュボタン1個のみのシンプルなスイッチで、電源のオンオフと5段階の温度調節が行なえます。さらに、デジタルパルス式を採用しているため、電気ロスが少ないのも特徴。シリコンラバーの使用により、耐久性も抜群です。

スイッチだけでなく、グリップのゴム材も耐候性や耐久性に優れています。ハンドルの対応長さは115/120/130mmで、インチハンドルにも使用可能。バーエンドタイプ・非貫通タイプの両方に使えます。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ 22.2mm/25.4mm
温度調節機能 5段階
重量 367g
販売メーカー・ブランド KIJIMA
価格(目安) 6,000~1万円

BIKE PARTS CENTER 汎用グリップヒーター 黒 903350

比較的リーズナブルな価格ながら、50度・75度に温度調整が可能なグリップヒーターです。標準的な22.2mmのハンドルサイズに対応しています。

タイプ(種類)
対応グリップサイズ 22.2mm
温度調節機能 2段階
重量 486g
販売メーカー・ブランド BIKE PARTS CENTER
価格(目安) 3,000~6,500円

KIJIMA グリップヒーター GH05-2

巻き付けタイプのグリップヒーターです。温度調節はできないモデルですが、その分煩雑な操作はありません。グリップの長さに合わせて、105mmと95mmの2種類がラインナップされています。価格が比較的リーズナブルなのも魅力でしょう。

タイプ(種類) 巻き付けタイプ
対応グリップサイズ
温度調節機能 ×
重量 168g
販売メーカー・ブランド KIJIMA
価格(目安) 4,000~8,000円

マスターサービス グリップヒーター MS-MCTP-03

全周タイプのモデルです。スイッチはグリップと一体型のスライド式で、電源のオンオフ・5段階の温度調節ができます。価格も2,000円~4,500円ほどと、比較的入手しやすいのもメリットだといえます。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ
温度調節機能 5段階
重量 240g
販売メーカー・ブランド マスターサービス
価格(目安) 2,000~4,500円

YAMAHA グリップウォーマー360 C

こちらも全周タイプのグリップヒーターです。電熱線が使われている多くのモデルと異なり、ステンレス発熱体の採用により全体をムラなく暖められるのが特徴。冷えがちな指先の温度を高く設定することで、快適な暖かさを実現しています。

スイッチは別体型で、温度は3段階で調節可能。設定レベルは、青色のLEDで確認できます。電圧に応じて出力が自動調節されるため、バッテリー上がりも防げます。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ
温度調節機能 3段階
重量 340g
販売メーカー・ブランド YAMAHA
価格(目安) 1万6,500~1万9,500円

エフェックス グリップヒーター スイッチ一体型 EGH011

全周タイプのスイッチ一体型モデルです。エクステンドスリーブで長さを調整でき、115mm/120mm/130mmと幅広いグリップ長に対応。バーエンドタイプ・非貫通タイプの両方に使用可能です。

温度は35度~80度の5段階調節で、設定レベルはLEDランプの色で確認できます。スイッチやLEDがグリップと一体のため、取り付け後の外観もスマート。電圧抑制機能により11.5V以下になると加熱を中止し、バッテリー上がりも防止できます。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ 22.2mm
温度調節機能 5段階
重量 540g
販売メーカー・ブランド エフェックス
価格(目安) 1万2,000~1万9,000円

KIJIMA グリップヒーター GH07

スイッチ一体型の全周タイプモデルです。温度調整は5段階で、レベルはLEDの色で確認できます。電源OFF時のレベルを記憶するメモリー機能により、起動時に設定し直す手間がありません。電圧が下がると自動的に電源が切れるため、バッテリー上がりも防げます。

対応グリップ長は115/120/130mmで、インチサイズグリップにも使用可能。バーエンドタイプ・非貫通タイプの両方に対応できる点も強みです。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ 22.2mm/25.4mm
温度調節機能 5段階
重量 412g
販売メーカー・ブランド KIJIMA
価格(目安) 1万~1万6,500円

Honda グリップヒーター

半周タイプ・スイッチ別体モデルのグリップヒーターです。同社の全周タイプと比べ消費電力が少なく、ウインカーと同等レベルの18Wしかありません。長時間の運転ではパワー不足かもしれませんが、街乗りやビジネス用途であれば十分でしょう。

温度は5段階で調節でき、発熱体には合金ステンレス鋼を使用。ムラなく温めてくれます。プッシュボタン1つだけのスイッチで、操作も難しくありません。バッテリー上がりを防止する、電圧監視システムも搭載されています。

タイプ(種類) 半周タイプ
対応グリップサイズ
温度調節機能 5段階
重量 360g
販売メーカー・ブランド Honda
価格(目安) 9,000~1万8,000円

ライズコーポレーション グリップヒーター C17Z9990001ZZ

グリップの全周ではなく8割を温めることで、消費電力を24Wに抑えたグリップヒーターです。少ない電力ではありながら、エンジンをかけてすぐに温度を上げる急速暖房機能が搭載されています。

スイッチは、ほど良い硬さの上下スライドで、4段階の温度調整が可能。ウインカーなどと間違えて操作しにくい仕様です。

グリップ径は31.5mmで、純正のものとほとんど変わりません。装着後の違和感もないでしょう。配線が下向きにレイアウトされており、断線しにくい点も特徴です。比較的リーズナブルに購入できる点も魅力です。

タイプ(種類) 全周タイプ(8割)
対応グリップサイズ 22.2mm
温度調節機能 4段階
重量 260g
販売メーカー・ブランド ライズコーポレーション
価格(目安) 2,000~3,500円

KKmoon ホットグリップ

全周タイプ・スイッチ一体型のモデルです。高温耐性のあるNBR製のハンドルは、耐久性も抜群。温度は50度~70度の3段階調節で、電子サーモスタットシステムにより省電力が実現されています。付属のエンドキャップはシルバーのため、スタイリッシュな外観に仕上げられるでしょう。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ 22mm
温度調節機能 3段階
重量 320g
販売メーカー・ブランド KKmoon
価格(目安)

JX‐SHOPPU グリップヒーター

スイッチ別体型のモデルです。温度は50度~70度の範囲で5段階に調節でき、レベルは視認しやすいオレンジ色のLEDバーで表示されます。ボタンは「+」と「−」の2つのみで、操作に迷うことはないでしょう。

グリップサイズは、標準的な22.2mmに対応しています。3,000円以下のお手頃価格で導入できるのもメリットでしょう。

タイプ(種類)
対応グリップサイズ 22.2mm
温度調節機能 5段階
重量
販売メーカー・ブランド JX-SHOPPU
価格(目安) 2,980円

ledmomo グリップヒーター ホットグリップ

全周タイプ・スイッチ一体型のグリップヒーターです。スイッチの下にUSBの出力端子が備えられており、バッテリー電圧がデジタル表示されるユニークな製品です。

温度は65度~85度の3段階で調節可能。対応グリップサイズは22mmで、低温環境での耐久性を向上させるTPUが使われています。コストパフォーマンスの高さもメリットでしょう。

タイプ(種類) 全周タイプ
対応グリップサイズ 22mm
温度調節機能 3段階
重量 296g
販売メーカー・ブランド ledmomo
価格(目安) 4,000~8,000円

GoodsLand バイク用 グリップヒーター GD-GRIHEAT

22mm~30mmの幅広いグリップサイズに対応可能な、巻き付けタイプのモデルです。USB電源があればすぐに取り付けできます。

スイッチを入れてから15秒の速さで発熱し、3段階の温度調節が可能。価格も抑えられているため、手軽に入手できるメリットがあります。

タイプ(種類) 巻き付けタイプ
対応グリップサイズ 22mm~30mm
温度調節機能 3段階
重量 110g
販売メーカー・ブランド GoodsLand
価格(目安) 2,000~3,000円

最後に、これまで紹介したグリップヒーターのスペックを1つの表にまとめました。比較の参考にしてください。

  タイプ(種類) 対応グリップ
サイズ(mm)
温度調節機能 重量(g) 価格
Honda スポーツ・グリップヒーター 全周 3段階 280 1万8,000~2万8,000円
DAYTONA HOT GRIP ヘビーデューティー ビルトイン4Sn 10154 全周 22.2 4段階 260 1万~1万2,000円
ENDURANCE グリップヒーターSP 全周 5段階 1万~1万8,000円
Iztoss ウォーマー・スリーブ 巻き付け 22~30 3段階 140 2,000~5,000円
KIJIMA グリップヒーター GH08 全周 22.2/25.4 5段階 367 6,000~1万円
BIKE PARTS CENTER 汎用グリップヒーター 黒 903350 22.2 2段階 486 3,000~6,500円
KIJIMA グリップヒーター GH05‐2 巻き付け × 168 4,000~8,000円
マスターサービス グリップヒーターMS-MCTP-03 全周 5段階 240 2,000~4,500円
マスターサービス グリップヒーターMS-MCTP-03 全周 5段階 240 2,000~4,500円
YAMAHA グリップウォーマー360 C 全周 3段階 340 1万6,500~1万9,500円
エフェックス グリップヒーター スイッチ一体型 EGH011 全周 22.2 5段階 540 1万2,000~1万9,000円
キジマ グリップヒーター GH07 全周 22.2/25.4 5段階 412 1万~1万6,500円
Honda グリップヒーター 半周 5段階 360 9,000~1万8,000円
ライズコーポレーション グリップヒーターC17Z9990001ZZ 全周(8割) 22.2 4段階 260 2,000~3,500円
KKmoon ホットグリップ 全周 22 3段階 320
JX-SHOPPU グリップヒーター 22.2 5段階 2,980円
ledmomo グリップヒーター ホットグリップ 全周 22 3段階 296 4,000~8,000円
GoodsLand バイク用 グリップヒーターGD-GRIHEAT 巻き付け 22~30 3段階 110 2,000~3,000円

グリップヒーターの選び方

最後に、グリップヒーターの選び方を紹介します。

取り付け難易度

自分で取り付ける場合は、スキルに合ったものを選びましょう。巻き付けタイプの取り付けは難しくありませんが、全周タイプや半周タイプはグリップの脱着作業が必要です。バイクから電源を取り出す場合も、難易度は上がります。

取り付け難易度が高い製品を使いたい場合は、プロに依頼するのもよいでしょう。グリップヒーターの取り付けは、以下の金額で行なわれるのが一般的です。

  • グリップヒーターの本体料金:8,000~1万7,000円ほど
  • グリップヒーターの取り付け工賃(一般車):5,500円ほど
  • グリップヒーターの取り付け工賃(スクーター):7,000円ほど

ただし、純正以外のパーツを使ったカスタム車や輸入車、旧車の場合、適合するグリップヒーターを取り寄せると、料金が上がる場合があります。また、車種やアクセサリーの組み合わせによっても追加料金が発生することもあるでしょう。

したがって、グリップヒーターの取り付け費用が知りたいときには、専門店にバイクを持ち込んで相談するのがおすすめです。

バイク専門店での取り付け実績はこちらから確認できます。

グリップヒーターに関する作業実績一覧

グリップに適合するサイズ

グリップの長さはバイクによって異なり、115/120/130mmの3種類が主流です。加えて、全周タイプ・半周タイプの場合はグリップ径も考慮しなければなりません。標準的なバイクであれば22.2mmとなります。

商品によって対応可能なグリップの長さや太さが異なるため、あらかじめ自分のバイクのグリップサイズを確認しておきましょう。

操作性の良さ

操作性もしっかりチェックしてください。グリップヒーターが活躍するのはおもに冬。厚手の手袋をしているため、スイッチが小さいと操作が難しいかもしれません。また、ウインカーなど他のスイッチが近くにあったり、まぎらわしい仕様だったりすると、間違えて操作する可能性もあるでしょう。スムーズに、ストレスなく操作できるものをおすすめします。

温度調節機能の有無

グリップヒーターは、真冬だけでなく秋・春の3シーズンで利用されるもの。季節によって寒さはまったく異なり、昼と夜でも気温差があります。温度調節ができるヒーターを選べば、環境に応じて快適に走行できるでしょう。

温度調節は2~5段階でできるものが多く、設定可能温度もさまざまです。走行頻度や環境を考慮し、自分に合ったものを選んでください。

まとめ

全周タイプ・半周タイプ・巻き付けタイプの3種類があるグリップヒーター。価格や消費電力、性能などがそれぞれ異なるので、用途に合ったものを使用することが大切です。

サイズや操作性、温度調節機能などの細かい点もよく検討しましょう。今回紹介した17点のグリップヒーターを比べて、自分のバイクに合ったものを選んでみてください。

本記事は、2022年3月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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