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適正なライポジや走行状況に合わせた各部の調整はいうなればメインテナンスの延長上にある
だからバイクをいつも最良の状態にしておくための第一歩として、つねに調整することを心がけよう
調整できるポイントはここまでに紹介した以外にもまだまだあるから、ここで押さえていってほしい |
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ブレーキ側の調節でケーブルの伸びを是正 |
最近のバイクのブレーキはディスク式がほとんどだ。そのためパッドの摩耗チェック以外、日常的に行う調整はない。だがドラム式の場合は、ケーブルの引きしろをときどき調整してやることが必要だ。たまに乗りっぱなしの原付などでも、ブレーキをかなり握り込まないと効かないものもあるが、これはブレーキ側の調整ネジを締め込むことでケーブルの伸びを是正することが可能だ。
簡単な調整だけに、これからはチェックすることを忘れずにね! |
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ドラムブレーキの調整はケーブルの伸びを補うと同時に、シューの摩耗分を補う作業でもある。シューの摩耗限界は矢印のところで確認することができる。 |
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自分のバイクの指定空気圧を知ろう |
タイヤの空気圧でもバイクの姿勢は変化するし、ハンドリングも変わるもの。タイヤが冷めている状態で空気圧をチェックし、適正値に調整しておこう。チェーンケースなど、車体のどこかに必ず指定空気圧が表示されているぞ。 |
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エンジンの回転が不安定なときに調節 |
エンジン自体やキャブレーターなどに異常がなければアイドリングが不安定になることはないが、回転が低くて安定しないなら調整しよう。調整方法はドライバーを用いたり、手で回せるようなものだったりと、キャブレーターによってそれぞれ。 |
もっと簡単に、もっと便利にという要求から
最新の機種にはこんなに便利な調整機構も装備されている
それらの最新機能の一部を紹介しよう |
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ボタンひとつで簡単調節ができちゃう |
グランドツアラーの一部のモデルには、さまざまな調整がスイッチ操作ひとつでできるものもある。たとえばGL1800では、コンピュータ制御の電動アジャスタブルサスペンションや、ダイヤル式のヘッドライト光軸調整機構を装備している。 |
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状況に合わせて高さも自在に変化 |
大型フェアリングを装備する最新モデルのツアラーでは、やはり大型のウインドシールドを持つモデルが多い。しかもそのシールドは、高さや角度が変えられるようになっているケースもある。手動で何段階かにできるものもあれば、電動で無段階に調整できるものもある。 |
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