1980 |
KATANAプロトタイプ |
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奇才ハンス・ムートによるデザインはじつに衝撃的。日本刀をイメージしたという先鋭的フォルムは、世界各国の二輪誌からも高い評価を受けた。なお、プロトモデルではスクリーンはなくマフラーは1本出しの集合管。 |
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1981 |
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プロトタイプからの若干の変更は受けたものの、イメージはほぼ受け継がれた。スクリーンを装備、フロントカウル下には風洞実験からチンスポイラーが付けられた。マフラーは2本出しの通称「レンコンマフラー」。 |
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1983 |
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エンジン及びフロントフォークのアウターチューブをブラックアウトした83年型。ホイールが星形から6本スポークへと変わったのも識別点だ。ステップもゴムのフルカバーから近代的なものへと改められている。 |
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1984 |
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1100刀、第一世代の最終型。83年型からツートーンの塗り分けを変更したニューグラフィックを採用、87年までの4年間、継続生産された。国内のカタナ人気は90年代に入ってからがピークを迎えるが、94年に国内販売されるまでは新車にせよ中古にせよ、いずれも(逆)輸入というスタイルで流通。この84〜87年型(SEタイプ)も、日本の道路をたくさん走っていたわけだ。スズキのフラッグシップとして、伝説の一歩を歩み始めたモデルだ。 |
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DETAIL of GSX1100S刀 |
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●デビュー時から90年のSLタイプまで、フロントフォークにアンチノーズダイブ機構が採用されていた。タイヤサイズは前後ともファイナルエディションまで不変(チューブレスにはなった)。空冷エンジンも若干の仕様変更こそあれ(馬力規制もあった)、形式に変更はない。特徴的なメーターデザインもカタナの先進デザインを表す端的なパートだ。(写真は84年のSEタイプ) |
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ファン待望の国内販売第一号のカタナはナナハンだった。しかしそのスタイルは1100とは違い、スクリーンレスにアップハンドルという出で立ち。これをオリジナルに戻すカスタムも流行したが、当時は違法改造であり、俗にいう「刀狩り」の対象となった。84年にはリトラクタブルライトの3型もデビュー。1100のスタイルを忠実にスケールダウンした250、400は90年代に入ってからの登場となった。いずれも現在はカタログモデルではない。 |
1981 GSX750S刀 |
1982 GSX750S刀 |
1984 GSX750S刀 |
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1991 GSX250S KATANA |
1992 GSX400S KATANA |
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