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千変万化の並列ツイン、その奥深さに迫る!
180° スポーティ並列ツイン
高回転特性に優れた180度クランク
LAVERDA FORMURA 並列2気筒には、基本的な360度クランクのほかに180度クランク方式があり、やはり古くからスポーツバイク用エンジンとして採用されてきた。特徴としては、左右のピストンが互いに上下するシステムなので、比較的振動が少なく、高回転特性に優れることだ。いわゆる鼓動感といったものは希薄だが、エンジン本体が軽量でコンパクトである利点を生かし、スポーツバイクに重用された。
 たとえば、60年代のホンダの250ccスポーツバイクであるCB72は、高速型のタイプ1には180度クランクを、一般的なタイプ2には360度クランクを採用していた。
 70年代以後は、大型車のマルチ化が進み、並列2気筒エンジンはおもにミドルクラスのスポーツバイクに使われた。スズキGS400E、カワサキZ400などがそうだ。いずれにしても、このクラスでは180度クランクのパラレルツインが主流のエンジンとしてハイパフォーマンスを競っていた。高回転高出力を得るために、水冷化、ショートストローク化を進めたのも特徴的だ。
 現在はVツインに押されて激減したが、国内モデルではカワサキのZZR250が180度クランクの並列2気筒を搭載、元気な走りを披露する。いっぽう外国車では、ラベルダ750Sフォーミュラがパラレルツイン搭載のスーパースポーツとしてがんばっている。サーキットレベルではVツインやマルチに劣るが、ワインディングや高速走行では不足のないパフォーマンスを発揮する。
 味わいの360度クランクに対し、スポーティな180度クランク方式。同じ並列2気筒でも特性に応じて、まったく異なった進化をしている。
LAVERDA FORMURA
レーシーなフォルムのトップエンドモデル
現行ラベルダはいずれも750ccの並列ツインだ。なかでも750Sフォーミュラはレーシーなフルカウルに92馬力を発生する専用エンジンを搭載。パイオリ製サス、ブレンボ製ブレーキ、マルケジーニ製ホイールと装備も豪華 LAVERDA FORMURA LAVERDA FORMURA LAVERDA FORMURA
KAWASAKI ZZR250
人気ツアラーの末弟はシリーズ唯一のツイン
1200を筆頭に600、400、250が用意されるZZR。兄貴たちがマルチらしい重量感で迫るのに対し、250は並列ツインを搭載、ライトな乗り味に真骨頂がある。ビギナーにもオススメできる本格ツアラーだ KAWASAKI ZZR250
KAWASAKI ZZR250 KAWASAKI ZZR250
アナログながらツイントリップメーターを仕込むあたりにZZRらしさがある。サイズ的にはスリムだが、視覚的なボリューム感を持ったカウリングもまた、紛れもなくZZRの血統だ
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