ダイナファミリー
円熟の域に入ったダイナグライド 暖簾に偽りなしの、カスタム道まっしぐら

もともとダイナ系の元祖、FXスーパーグライドは、ツーリングのFLとスポーツスターのXLを合体させ、ビッグツインの軽快モデルを、というコンセプトで造られた。その自由さを拡大解釈すれば、このダイナ・ストリートボブは、最高の街乗りファッションだ。
大胆なエイプハンガー(ハンドルバー)とミッドコントロールのステップ。これらにより意外にコンパクトなライポジがバイクとの距離を詰めてくれる。ラバーマウントされたエンジンは、アイドリングすら心地良い震動源だ。だから信号待ちがむしろ待ち遠しい。
走り出せば、軽快な6速ミッションのタッチや、操作感と制動性能に優れたブレーキに、巨体のくせに従順だ、と思えるはずだ。今年、明暗をより明確につけたことで、ストリートボブは、ますます輝く存在になった。光るのはなにもメッキパーツだけではないのだ。
エンジン | 空冷 V型2気筒 | 排気量 | 1584t | ||
ボア×ストローク | 95.3×111.1o | 最大トルク | 113Nm(11.5kgm)/3000rpm | ||
全長×全幅×全高 | 2355×940×1220o | シート高 | 655o | ||
車両重量 | 310s | 燃料タンク | 18.2L | ||
タイヤサイズ | F 100/90-19 R 160/70-17 |