キムコは、台湾のモーターサークルブランド。最近はヨーロッパや日本でも大活躍していて、今回のショーでもドゥカティの隣りにブースを出していた。
そんなキムコブースでは、ATVも人気だったが、つねに来場者に囲まれていたのが、いますぐ発売開始になれば、世界最大排気量のスクーターとなるマイロード700i。今回が世界初公開となった。
スズキのスカイウェイブ650発売以降、5年以上も沈静化していたスクーターの大排気量化戦争は、ここに来て活発な動きをみせている。キムコも、この争いに名乗りを上げたというわけだ。 |
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3年がかりで開発されて、どうやら日本では2年後の発売を目指しているのが、排気量699.5ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載したこのニュースクーターだ。路面状況に応じて3段階に調整できるリヤサスや、自分が設定した数値から大きく外れると警告してくれるタイヤ空気圧モニターシステムなど、ハイテク装備も盛りだくさん! 廉価も魅力のキムコだけど、さすがにこれは高そう……。 |
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スーパー8は中国工場で生産されている124cc空冷4ストのスポーツスクーター。前後14インチのホイールを採用。リヤブレーキはドラム式だけど、フロントブレーキにはウェーブ型ディスクを装備している。ヨーロッパでは同じ車体を使った50もあるが、日本では08年にこの125だけが発売になるみたいだ。 |
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ヨーロッパで販売されているギヤ付きの125スポーツ。前後17インチ&ディスクやアナログ式タコメーター、デジタル液晶パネルを組み合わせたスポーティなメーターを採用した本格派だ。124ccの水冷4スト単気筒で、欧州仕様は11.3馬力を発揮している。このモデル、08年の日本市場導入を検討中らしい。 |
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アディバは、開閉式ルーフのスクーターで知られるイタリアのメーカー。そもそも、この開閉式ルーフスクーターの設計のために創立されたといっても過言ではないんだけど、じつは現在は屋根のないモデルも手がけている。今回のショーでは、そんな屋根なしモデルにも注目が集まった。
とくに、日本では発売開始となったばかりのハイパー5は、全3色を並べると同時に、カスタマイズモデルまで展示する力の入れよう。最高出力は4・5馬力と少なめだけど、スポーティな装備と国産にはないスタイリングということもあって、人気者になってました。。 |
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10月に日本での販売が開始されたばかりの、空冷2ストの50スクーター。前後12インチホイール&ディスクブレーキ、プロジェクター式ヘッドライト、サイレンサー部が折り返したユーロチャンバーなんかを採用し、しかもイタリアンスクーターと言われたら、かなり高そうな気がしますよね!? でも、生産を台湾で行なうことで、日本での税込み価格は22万500円に抑えられているんです! |
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アディバを代表するモデルと言えば、やっぱりこの屋根付きスクーター。ルーフ部は必要に応じてリヤトランクに収納でき、大型フロントスクリーンにはワイパーもあるモデルだ。で、このAD250の最新型は、よりクリーンな排ガスを目指してFI化されている。エンジンはこれまで同様、ピアジオ製だ。 |
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来春の発売開始を目指す125スクーターとして展示されたのがこの2台。どちらも車体の基本やユニットスイング式のエンジンは共通だけど、右のハイパー125はよりスポーティに仕上げられている。デザインをイタリア、生産を台湾で行なっていて、日本での販売価格は25万円前後になりそうとのことだ。 |
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ドゥカティも今回のショーに出展していたけど、はっきり言ってこのブースには、これといった注目モデルはなかった。
というのもじつは、ちょうどこの東京モーターショーの終盤と重なる11/6〜11に、本国でミラノショーが開催され、イタリアの誇りであるドゥカティとしては、ソッチで新型の発表を行いたいという思惑があったためなんです。
そんなわけでこの東京では、すでにシリーズタイトル獲得が決まっていたモトGPのレーシングマシンや、モトGPマシンレプリカなのに公道も走れるデスモセディチRR、発表済みの08モデルのS4R Sトリコローレなどを中心に、展示していました。 |
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今季、ホンダのサテライトチームからドゥカティのワークスチームへと移籍してきて、弱冠21歳(現在は22歳)で世界最高峰のロードレース選手権となるモトGPのチャンピオンとなったケーシー・ストーナー。そんな若きヒーローが、今季のレースを共に闘ったマシンが、このデスモセディチGP7だ。ライバルメーカーを凌ぐトップスピードを誇り、ブリヂストンタイヤとのタッグで、800ccとなって最初のモトGPを余裕の闘いで制している。 |
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