9月末くらいからウワサで、「スズキが事前に発表してない隠しダマを、ショー会場に持ち込むみたい」と聞いていたんだけど、会場に行ってみたら壇上に、白い布が被されたバイク(らしきもの)が置いてあった。
で、プレスカンファレンスでその布が取り除かれると、なんと中から引田天功が……ということもなく、ちゃんとバイクが出てきました。ただ、たしかにバイクなんだけど、カタチが普通じゃない!
やたら長くて、かなり異質。「昔の名前で出ています」な車名なのに、ちょっと未来的な乗り物が、そこに現れたのだ。
そんなわけで、新型の原付も燃料電池車も吹っ飛ばして、スズキブースの話題はジェンマ一色に。ま、ほぼこのまま市販するってんだから、それも当然か。 |
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「フルフラット2シーター」をコンセプトとした、新設計の250スクーター。車体の前後端にホイールを追いやり、フロント/リヤともにスラントさせた外装を装着した、超個性的なデザインが目を引く。シートはほとんど段差がないけど、これはタンデムしたときに前後ライダーの一体感と密着度を高めるため。だから、そういう趣味がない人は、男同士で乗っちゃダメなのだ。それから、駐停車したときにシートに座ったままヘルメットがしまえるよう、このジェンマはシートの前側(フロアトンネルの上)にラゲッジスペースがある。これは、「そのほうが仕草がカッコいいから」と、こだわった点らしい。エンジンは、スカイウェイブ250がベースだ。価格は70万円前後というウワサも聞かれたけど、発売は来春? |
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スカイウェイブ250シリーズは、06年にモデルチェンジされているのだが、なぜか、このSS仕様だけは先代ベースのままずっと残っていた。しかしついに、このSSも新型ベースに変わる。スクリーンの代わりにエアロカウルを装着し、ハンドルはインチタイプに変更。アルミ削り出しのハンドルスタビライザーも持ち、メーターカバーも車体同色になっている。スタンダードより先代より、さらにゴージャス! |
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FI仕様の空冷4ストエンジンを搭載した50スクーター。さて、このスクーターには画期的な装備がある。それが、左の写真にあるハンドルポケット。ガムやらコインやらの小物を、手軽にしまえるのだ。さらに、インナーポケットや大型のリヤキャリヤなども採用している。現行レッツ4の後継となりそうな、でもずいぶんと装備がグレードアップしているから、4と併売されそうな気配もあるモデルなんだけど、とにかく、近い将来に発売されることは間違いなさそうです。 |
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下のバイプレーンと同じくちょっと変わったカタチをしているけど、コッチはちゃんと動く。この目で見たわけじゃないけど、走行映像はチェックした。で、コレはどんなバイクかというと、シンプルな空冷式燃料電池システムと高性能二次電池を組み合わせた、モーター駆動のいわゆる燃料電池車。X(クロス)型フレームの奥に水素タンクがあって、空気中の酸素とで電気を発生させる仕組みだ。 |
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「より多くの人にバイクの楽しさを感じ、バイクに興味を持ってもらいたいという願いを込めた、バイクで走る喜びを形にしたデザイン提案モデル」ということ。はい、そんなわけで走らないオブジェ(モックアップ)です。「飛行機に乗っているようなイメージ」をキーワードにして、複葉機(=バイプレーン)の造形をデザインモチーフにしているとのこと。ま、いわゆる未来バイクですね!? |
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GSX1400を、スズキのレーシングカラーで塗ったスペシャルエディションが、参考出品車として登場。いまや、油冷4気筒エンジン最後の生き残りとなったGSX1400だけど、その今後については何も発表されていない。ここ最近の状況を考えると、このカラーが(油冷の)ファイナルエディションとして発売される可能性もありそう。だから、油冷の象徴である初期型GSX-R750風のデザインなの? |
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