Enjoy!! On&Off 国産250ccオフローダーに迫る |
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「バイクは自由な乗り物だ」なんて、昔からよく言われているけど
なかでもダントツで自由が利くジャンルのひとつが、250オフローダーなのだ!
スーパースポーツにもビッグスクーターにもない、街での軽快さとお手軽感
そしてなにより、「舗装されてない道にだって、いつでも分け入れられる」という
文字通りの“自由”が、コイツらにはある。もちろん最低限のルールだけは
守らなければならないけど、250オフならば、バイクはもっと自由に楽しめる!!
文=田宮 徹、写真=宮崎雄司 |
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オフ車でしかいけない未知の道は、まだある |
いきなりネガティブな話からで申し訳ないが、いまの日本には、手軽に走れるオフロードが本当に少なくなってしまった。
これにはいろんな理由がある。たとえば、僕を含めた過去のオフ車乗りの一部が、けっこうな無茶をしてきたことも、そのひとつだろう。「河川の氾濫につながらないよう、堤防の上を横切るように走らない」とか、「むやみやたらと草木を傷つけない」とか、「事故を起こさない」とか。そんなことを、先人たちがもう少し注意していたら、今よりはもうちょっと、状況はよかったかもしれない。とにかく、自然破壊や事故を理由に、バイクの進入が禁止されたダートや林道は数え切れない。
でも、たしかにいまの日本には、手軽に走れて迷惑と言われないダートは減ったけど、なくなったわけではない。“そこ” に行けるバイクがないから行かないだけ、ないから気づかないだけで、本当はオフ車で楽しめる未舗装路は、いまでもたくさんあるのだ!
いっぽうでハードに目を移すと、新車で買える国産オフ車は、この10年前後で激減した。しかも今年秋から生産されるモデルは、継続機種であっても平成18年排ガス規制に適合している必要があるため、現行の国産250オフ車は、全滅する可能性すらある。
でもだからといって、中古車も買えなくなるというわけではない。そして、そこにニーズがあれば、新しい車両も開発されるはず。すでにヤマハは、最新規制に対応した新型を、発表している。
オフロードは、こんな紙の上じゃあ伝えきれないほど、楽しい。時代が移り変わっても、この事実だけは変わりない。この先、オフロードバイクを取り巻く環境や新車のラインアップがどうなるのかは、だれにも分からない。だからこそいま、みんなにもこの楽しさを知って、ルールとマナーを守った上で、味わってほしいのだ。 |
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今年春のショーで初披露された、ヤマハの新型オフ車が、満を持して新発売される。アルミフレームやフルアジャスタブルの前後サス、ウェーブ形状の前後ブレーキディスク、FIを装備した新開発エンジンなど、その内容は、“高性能”そのもの。9月にデモ走行を行った鈴木健二氏によると、「アルミと鋼管のハイブリッドフレームは、剛性感がありつつ適度にしなやかで、エンジンは低速のツキが良い。すごく扱いやすい」とのこと。ファン待望の本格的ニューオフローダーは、もう間もなく、11月16日に発売開始です! |
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エンジン |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ |
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排気量 |
249cc |
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最高出力 |
23kw(31PS)/10000rpm |
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最大トルク |
24Nm(2.4kgm)/8000rpm |
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全長×全幅×全高 |
2190×810×1235mm |
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シート高 |
895mm |
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乾燥重量 |
123kg |
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燃料タンク |
7.6L |
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タイヤサイズ |
F:80/100-21 R:120/80-18 |
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