 |
トレッキングバイクやオフロードバイクは未舗装路を
走るための設計がされたモデル
もしもコレらのバイクを購入したのなら
一度くらいは林道に行ってみてほしい
日常生活にはない冒険気分が楽しめるぞ! |
 |
セローやスーパーシェルパに代表されるトレッキングモデルや、XR250やKLX250といったような本格的オフロードモデルは、燃費がよく、車体も軽いしハンドルも切れるから、街中でもけっこう使いやすい。でも、これらのバイクが本当に活きるのは、アスファルトの上じゃない。土や泥や砂利などの、未舗装路なのだ。だからオフ車ユーザーは、ぜひ一度くらいは、林道に愛車を連れ出してみてほしい。写真の松井氏は、オフロード用ウエアを着ているが、初林道ツーリングなら、「ジーパン+長袖ジャケット+丈夫なブーツ」で問題ない。これに、ヒザやヒジなどを守るプロテクターを装着すれば、ほぼ完璧だ。
あとは、タイヤの山があるかをチェックして、大丈夫なら工具やスペアレバーなどを持って出発し、林道を走ってくるだけだ。
しかし、生まれて初めての林道走行なら、たったこれだけのことで、「とてつもなくスゴいことをしてきた」という気分になるはず。男(または女?)として、ちょっとデカくなった気がするだろう。
もちろん、いまはオフ車を持っていない人でも、バイクを買い換えたり買い足したりすれば、林道ツーリングは簡単にはじめられる。だいたい、排気量250cc以下のストリート系モデルで、ノーマル車両なら、フラットに整備された林道くらい、なんなくトコトコと走れてしまう。つまり、じつは林道を走れるバイクに乗っている人というのも、スゴく多いのだ。
当然ながら、街を走るのとはワケが違うので、トラブル時の対処方法など、覚えないといけないこともある。でも、みんなが思っているほど、敷居は高くないぞ! |
 |
● バリバリのオフロードモデルでなくても、未舗装路を走ることはできる。ジャンプやハイスピード走行は無理だが、FTRやグラストラッカーなどでも、トレッキングは十分楽しめるぞ! |
● ちょっとしたアドベンチャー気分が味わえる林道ツーリングは、一度行くと病み付きになるライダーも多い。マナーを守り、自然を壊さないよう注意しつつ、長く楽しみたい遊びだ。 |
 |
 |
 |
最近は、バイクやクルマの進入を禁止している未舗装路も多くある。危険だったり、自然保護のためだったり、不法投棄をなくすためだったりと、その理由はさまざまだ。オフロードファンとしては残念なかぎりだが、決められたことは守るしかない。ところが、これらの看板や封鎖を無視して林道などに侵入するライダーもいるようだ。そんなことをしていると、いつか本当に日本から、バイクで走れる林道がなくなりかねないぞ。 |
|
|
|
 |
タイヤのグリップが悪くなることなどから、オフロード走行はアスファルト走行より転倒のリスクが高くなる。転べばバイクが壊れることもある。そんなわけで林道ツーリングには、左右レバーのスペアや、ある程度の工具は持って行ったほうがよい。まあもっとも、工具の使い方も勉強しておかなければ意味がないのだが……。でも、人間は道具を使う動物。いざとなれば、持っている工具と頭を使って、なんとか対処できるはずだ!? |
|
 |
|
|
 |
 |
林道を走れるバイク(つまりオフロードモデル)には、燃費はいいがタンク容量が少ないモデルも多くある。しかも、ものスゴく当たり前の話だが、林道などの未舗装路で営業しているガソリンスタンドは、現代の日本にはまずないから、もしも林道でガス欠を起こしたら一発でアウトだ! そんなわけで、未舗装路に分け入る際には、必ずその直前でガソリンを満タンにするように、心がけたい。林道でのガス欠は、さびしいぞ〜! |
|
|
|
|
 |
|
 |