カワサキ、エストレヤの長期放置が原因で、エンジンがかからなくなったとのことで、トラックによる回収で入庫されました。

　原因は、キャブレターというエンジンに燃料をおくる部品の不調によるものでした。 　ガソリンは、長時間そのままにしておくと食品と同じように腐っていきます。その結果、かたまってしまい、キャブレターの通路をふさいでしまい、ガソリンに燃料を供給できなくなってしまいます。自動車においてもそうですが、走らせて新しいガソリンを給油することは、非常に意味があることなんです。 　以上のことから。キャブレターを分解して通路に溶剤を流し込んでガソリンの塊を溶かしていきます。

　また、バッテリーも交換いたしました。携帯電話と一緒で、電源をOFFにしていても、バッテリーというのは自然に放電していってしまいます。１年も放置していたとなると、バッテリーは弱って当然です。 　ちなみに、バッテリーは２年が寿命と一般的に言われております。ただし、走行して充電をする前提の話になっております。毎日でなくても、定期的に走らせてマメにエンジンオイル交換をすれば、バイクは長持ちします。