2019/11/18 17:24:51 更新ZX-10R シート固定ねじの修復カワサキ Ninja ZX-10R
ZX-10R D型のシートはサイドカバー奥でねじ止めされていますが、そのねじ穴はシートレールに直接ねじ山が刻まれたものです。従ってこのねじ山がバカになってしまった場合、正攻法でいくとシートレール交換となってしまいます。 えええ!?ねじ山一つでシートレール交換!? 私もそう思うので、救いの手を差し伸べました。
このねじ山の刻まれた土台が薄いので、サンデーメカ御用達のバネに似たリコイルキットではリコイル部分がはみ出してねじ山として機能しなくなります。そこで当店ではタイムサートを使用 まずタイムサート専用ドリルで元のねじ山をきれいに削り落としてタイムサート挿入用タップでねじ山を刻みます。
土台の処理が終わったらタイムサートを挿入します。 このようにねじ山の形になったものをそのまま挿入しますので 薄い基台でも修復可能です。ただし奥行注意です
無事ねじ山復活してシートを固定できるようになりました。 この他にも、ねじ山の土台をリベットのような原理で固定するナッターなどがありますが ナッターを使うには厚みがありすぎるのと ナッターの場合どうしてもコンマ7ミリほど頭が飛び出すので 平滑に仕上げたい今回はタイムサートにしました
対象車両情報
- メーカー・ブランド
- カワサキ
作業時間目安
20分