2019/09/30 21:14:54 更新水温警告ランプ点灯の原因 4ストビーノヤマハ ビーノ
こちらは修理でお預かりしたヤマハ 4ストビーノです。 ちょっとした接触事故に遭われて外装の交換作業を行なっている最中です。 中古車で購入されてまだ4ヶ月ほどだそうですが、大したお怪我が無くて幸いです。 車両のダメージも大半は外装品でフレームや足回りは無事、ユーザーさんが自走して来られました。

やって来られた時に水温の警告ランプが点灯していたのが気がかりだったので、事故とは関係無さそうですが外装を外したついでなので点検させていただきました。 リザーブタンクにはちゃんと規定量の冷却水が入っています。

ラジエターキャップを開けてみると冷却水面が見えなかったので、まずは補充してみました。 ほとんど空っぽの状態でした。 口元一杯まで補充しても何故か少しずつ減っていきます。 普段とはちょっと違う感覚で、何だか嫌な予感がします。

ピチャピチャという音に気付きエンジンの下を見ると、冷却水の水たまりが出来ていました。 えらいこっちゃです。

写真では分かりにくいですが、キャブレターの真下にあるエンジンのくぼみに冷却水がたっぷりと溜まっています。

冷却水の配管が挿さっていませんでした。 この配管はキャブレターにジョイントされていますが、確かに挿し込みにくく確認しにくい位置にあります。 キャブレターをオーバーホールした時に挿し忘れたのかな?キャブレターの位置をずらし、長いペンチを使って挿し込みます。

最後に漏れ出た冷却水を水できれいに洗い流します。 クーラントに含まれるエチレングリコールは蒸発しにくく、放っておくと一部の材質を劣化させるので厄介です。

ついで作業にしては随分手間がかかってしまいましたが、これで水温警告ランプは消灯しました。 夏場だと焼き付いていたかもしれません。 しかしユーザーさんのお話しでは購入後すぐに警告ランプが点灯し始め、そのままの状態でこれまで乗られていたそうです。偶然ですが、このタイミングで気づいて良かったです。
作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。
費用
項目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 消費税 | 区分 |
---|---|---|---|---|---|
冷却水漏れ修理 | 1 | 3,500 | 3,500 | 非課税 |
課税-小計(①) | 0円 |
---|---|
消費税(②) | 0円 |
税込み-小計(③) | 0円 |
消費税 | 0円 |
非課税-小計(④) | 3,500円 |
値引き(⑤) | 0円 |
総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤) | 3,500円 |
---|
対象車両情報
作業時間目安
30分