2019/09/22 14:08:21 更新チューンドシグナス ワンウェイクラッチ交換他ヤマハ シグナスX

淡路島からメンテナンスにはるばるお越しいただいたN様のチューニングシグナス!

カッコえーですね〜!ほれぼれします♪

今回の依頼内容は
・セル始動時に「スベり」が発生するので修理してほしい
・発進時に「ジャダー」が発生するので修理してほしい
・フロントフォークからのオイル漏れが発生したので修理してほしい
の3点。
キョーレツにパワーがあるチューニングエンジンなので、各部に負担がかかるのでしょうね。セルモーターの容量も大きいですし。

すべての不具合に対して原因ははっきりとしているので、今回は気持ちが楽ですね(^_^;)
まずはセル滑りとジャダーの件はクランクケース内に問題があるので、駆動系パーツをすべて取り外しました。

まずはセル滑りの原因、ワンウェイクラッチとスターターギアのへたりですね。

スタータークラッチは問答無用で交換しますが、相方のギアも同時交換が好ましい・・というか必須です。
見てわかるようにクラッチとの合口がガタガタに編摩耗していますね。

今回はベアリングの劣化も見られましたので交換いたします。
3点交換で気持ち良くセルが回るようになること間違いなしです!ただ、負荷が大きいエンジンですので、定期的に交換する事が求められます(^_^;)

次に、発進時のジャダーについてですが、大きな原因はクラッチアウターの編摩耗。
波打って摩耗しているのが画像で判ります。真円が崩れると、クラッチがミートする瞬間のいわゆる「半クラ」状態の際にジャダーが出ます。

そして、クラッチシューの方も今回は激しく摩耗しておりますので交換します。同じパーツをご用意出来なかったので、今回は同レベルの別パーツでのご用意をさせて頂きます。
もちろん、消耗パーツではあるのですが、エンジン馬力とトルクがノーマルの倍以上というチューニングエンジンですので、より早い定期的な交換をお勧めしておきます。
ちなみに、ベルトの推奨交換距離は5,000kmです(笑)※通常20,000km

3点目はフロントフォークのオイル漏れ。こちらはオーバーホールするしか方法はないのですが…

キャップを取り外すのに専用工具が必要とみられます。絶対に分解させない気ですね。

ボトムキャップもこの通り。同じ工具で外せそうですが・・さすがにそのような工具は手持ちではないので、どうやって分解してやろうか思案中です。
工具を自作するか・・もしくは販売元に送りつけるか・・
今回はスタータークラッチの交換のみ完了とします。
費用
項目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 消費税 | 区分 |
---|---|---|---|---|---|
ワンウェイクラッチ | 1 | 5,910 | 5,910 | 課税 | |
スターターギア | 1 | 5,232 | 5,232 | 課税 | |
ベアリング | 1 | 2,190 | 2,190 | 課税 | |
交換工賃 | 1 | 3,200 | 3,200 | 課税 |
課税-小計(①) | 16,532円 |
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消費税(②) | 1,322円 |
税込み-小計(③) | 0円 |
消費税 | 0円 |
非課税-小計(④) | 0円 |
値引き(⑤) | 0円 |
総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤) | 17,854円 |
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対象車両情報
作業時間目安
1時間