2019/09/08 09:01:33 更新KL250 キャブレターOHカワサキ KL250

ちょっと古いバイクの整備です。 最近はキャブレター触れない(触らない?)バイク屋さんもあるんですって。 ある程度経験してキャブレター(以下おキャブさん)と気持ちを通わせ合える仲になる必要があるんです。

今回はオーナーさんがサービスマニュアルも持参してくださったので楽ちん♪ ウチも110年以上の歴史のあるバイク屋さんなんでかなり年代物のサービスマニュアルもたくさんありますが、 なんせ探すのに時間がかかります。 さて、おキャブさんとご対面するために色々障害をとっぱらっていきます。 このバイクはとっぱらうのめちゃ簡単! ぽぽぽぽーん!!

おキャブさんはいつもエア・クリーナーと燃焼室の板挟みになってます。 たまにはディレンマから解放してあげましょう!

ぽぽぽぽーん!! 取れたのでサービスマニュアルで色々確認。 マニュアル見ずにおキャブさんを分解して組み付ける人もいるらしい(ご年配の方)ですが 断固反対! サービスマニュアルには油面の高さ、パイロット・スクリューの戻し回転数、ジェットの番手、など厳密なデータが記載されてます。 おキャブさん車の時点で確実に年数が経ってますし、色々なオーナーや整備工場を経由してきてる可能性が高いんです。 と、いうことはどこでどうイジられてきたか分からないんです! 番手が違うジェットがついてることも多々ありますしマルチなおキャブさんだと1番4番と2番3番で 番手が違うこともよくあるんですが、全部同じ番手がついててフケ渋る症状が出てたり。 吸排気をイジってる場合でも、まずは純正のデータを参考にスクリューやジェットを触っていくべきだと僕は思います。

さて、中を開けてみると案外キレイ! オーバーフローバルブからガソリンがぽたぽたなっていたのでゴミやサビが詰まっているのかと思ったんですが、 多分油面調整がうまくいってないんでしょう。 さあフロートの調整を……なに!フロート高さがサービスマニュアルに書いてないだと!!? 古いバイクではたまにあるんです…(笑) 勘と経験と感覚でやるしかなさそうですね(^_-)-☆ フロート真鍮やん!

せっかく開けたのでジェットさん達もキレイにしましょう!

エンジンコンディショナー!! ゴム部分や樹脂部分に攻撃性があるので使う際は注意です。

ぶしゅーっ!! しばらく漬け置きして、パーツクリーナーで落として、エアで乾燥させて 再組み付け。 おキャブさんの道は深いですに|д゚)

アイドル犬のらぶちゃんもなんだか嬉しそうです♪
費用
項目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 消費税 | 区分 |
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キャブレターOH | 1 | 12,000 | 12,000 | 課税 |
課税-小計(①) | 12,000円 |
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消費税(②) | 960円 |
税込み-小計(③) | 0円 |
消費税 | 0円 |
非課税-小計(④) | 0円 |
値引き(⑤) | 0円 |
総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤) | 12,960円 |
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対象車両情報
作業時間目安
2時間