もちろん中古車でもオフロードバイク選びは可能。ココでは90年代以降のモデルを中心に、
旅とスポーツ、それぞれに向く車両をガルル編集長小川氏にピックアップしてもらったぞ。
- スポーツ性を満喫するなら……
「中古オフロード車でスポーツ性を求めるなら、様々な規制がなかった90年代中頃から後期のモデルが中心になります。1位のRMXはモトクロッサーのレプリカと呼ばれたほど過激な2ストマシン。40馬力は伊達じゃありません。2位のKLXは4ストながらエンデューロレースでも活躍したハイパワー車。3位のXR250は特に96〜98年式の評価が高く、レースでも林道でも大人気でした。4位のランツァは、過激な2ストが多かったなかで「2ストのセロー」と呼ばれたほど乗りやすいモデル。それでも今乗れば十分刺激的。5位はDT50。原付ながら本格的な作りで、これでオフデビューした人も多かった。90年代車は個性が強いのですが、良いタマが見つかれば買ってみるのも面白いと思いますね」
オフに繰り出せば、世界が広がる
- どこへでも走って行けるそれがオフ車の醍醐味だ
バイクで旅に出る理由のひとつには、日常から離れて自由になりたいという気持ちも大きい。だが、ロードモデルでは未舗装路へ分け入ることに無理がある。自由を求めたはずなのにそこに不自由が生じてしまうのだ。しかし、オフロードバイクなら大丈夫。未舗装路を走った者にしか見ることが出来ない景色や日本の原風景に出会えるのだ。もちろん、舗装のない道路を走る怖さはあるが、最初は誰も同じ。転ぶことが怖ければ時速20kmでトコトコ走れば良い。スリルを求めるワケではないが、舗装路を走る半分以下、へたしたら3分の1程度の速度でも十分ドキドキできる。それが未舗装路だ。
どこへでも行ける―本当の意味で自由を感じられるオフロードバイク。狭い日本だが、オンとオフ、その両方を知れば2倍楽しめる。オフロードバイクに乗る醍醐味は、まさにそこにあるのではないだろうか。
どこへでも行ける―本当の意味で自由を感じられるオフロードバイク。狭い日本だが、オンとオフ、その両方を知れば2倍楽しめる。オフロードバイクに乗る醍醐味は、まさにそこにあるのではないだろうか。