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車格・取り回し・走りのハナシ
車格・取り回し・走りのハナシ
 バイクの足つきは必ず確認したい項目だ。体格に合った車両でないと、立ちゴケなどのリスクが増えてしまうぞ。ただ数字はあくまで目安。シート形状等によっても足つきは変わるので最終的には跨ってチェック!
■シート高平均値:778mm
初心者や小柄な人には、400クラスの車両でも大きく見えるかもしれないが、実際の平均シート高は778mmと特別高いわけではない。また、万がいち足つきの悪さを感じてもシートカスタムやローダウンで対処できる場合がほとんど。参考までに400cc以上の平均値は約800mm。こちらは結構手強いかも……。
シート高
 絶対性能の目安となる最高出力は排気量に比例して大きくなるが、扱いやすさとは別の次元の話。その点、400はバランスの良いクラスなのだ。
■最大出力平均値:33.8kW(46.0ps)
馬力競争が過熱していた時代では最高出力55psというモデルもゴロゴロしていたが、今はマシントータルでのバランスが問われる時代。一部、60ps程度の出力を持つマシンもあるが、ほとんどは様々な状況下での扱いやすさを重視していると言える。
最大出力

 ここでは車体の重量(装備重量)や、最小回転半径(ハンドルフルロックで回転するのに最低限必要な半径)に着目し、400クラスの平均値を算出してみた。結果は以下の通り。※基準となるデータはすべてカタログ表記値。

■最小回転半径平均値:2.7m
あるデータによると、一車線当たりの道路幅は一般道の幹線道路レベルで約3m弱〜3.25mが基本という。すると、往復2車線道路での道路幅は約6m〜6.5mとなる。つまり、最小半径2.7mならば、余裕を見ても1〜1.5車線分あればUターンが可能ということになる。
■車重平均値:199.3kg
かつては200kgを超える車両が多かった400クラスのバイクも随分と軽くなった。古い世代の間では「扱える(取り回し的な意味で)バイクは自分の体重の3倍まで」と言われていたこともあるが、日本人成人男子の平均体重からすると、200kg弱という値はピッタリかもしれない。
扱いやすさと所有感の両立これぞ400の魅力
 せっかくバイクを買うんだったら、少しは威張れる車格も欲しいし、そこそこのパワーだって欲しい。でも実際のバイクライフで重要になるのは、車格・足つき・パワーなどを含めたトータル的な扱いやすさだ。
 現代の400クラスの車両は、そのどれもが高度にバランスしている。ここでは誰もが気になる数値に着目して400の一面を覗いてみたい。
●サンプルデータ抽出現行車一覧●
CB400SF/CB400SB/CBR400R/CB400F/400X/VT400S/SR400/GLADIUS/GSR400/ER-4n/Ninja400R:以上11台
※スクーター・オフ系を除くロードスポーツモデルのみ。
 アンダー400カテゴリーの盛り上がりを支える250クラス。本格的なスーパースポーツルックの車両が平均値を押し上げているかと思いきや、ストリート系でも780mm前後がほとんど。各車の差は400クラスよりも小さい。
■シート高平均値:772mm
数値的には400クラスとほぼ変わらないように見えるが、これがシート高数値のマジック。スリムな車両が多いせいか、平均身長程度であれば足つきが悪いと感じる車両はなく、さらに160cm程度の人でも不安を感じる車両も少ない。跨ったときに安心できる車両が多いのが250なのだ。
シート高
 性能を使い切る楽しさ。言い古された言葉だが、250クラスはまさにそれ。いつでも性能の上限を引き出して楽しめるから、満足度も高いのだ。
■最大出力平均値:17.2kW(23.4ps)
全盛期の45psからすると平均値はその半分。とはいえ、車体は軽いし足周りは進化しているから、数値以上に走りを満喫することができるぞ。高速を長時間走るのはちょっと辛いけど……。
最大出力

 手頃なサイズで本格的なバイクライフが楽しめる250。その取り回しの良さは人気を裏付けるひとつの大きな理由だ。車重、最小回転半径ともにどんなライダーでも親しめる。実車に触れて、その取り回しを確かめて欲しい。

■最小回転半径平均値:2.4m
コンパクトな車体で運動性の高さを売りにするロードスポーツモデルの平均値だけあって、回転半径はとても小さい。練習を積めば、一般道路の一車線程度の道路幅でのUターンも楽勝だ。こうした取り回しの良さは、バイクを押して狭い場所への駐車する際にも威力を発揮するぞ。
■車重平均値:151.4kg
平均車重150kgちょい。まさにライトウェイトという表現がピッタリの車重だ。車体の押し引きでもその軽さを体感できるし、倒したときに人手を借りずとも引き起こせる。たとえパワーが小さくても軽量な車体は数値以上の楽しみをライダーに与えてくれる。軽さは正義なのだ。
適度なパワーに小柄な車体すべてはその走りのために
 250クラスのイメージというと、軽い車体でどんな場所でも思いのままにライディングできるというとっつきやすさをイメージする人も多い。そんな風に感覚的に捉えられている部分も、データを通してみればやっぱりその通りだと納得できる。
 今回調べたデータを見ても、250クラスのマシンが巷で人気だということを裏付ける結果となった。
●サンプルデータ抽出現行車一覧●
VTR/VTR-F/CBR250R/CB223S/FTR/FTR Tricolor/GSR250/ST250/GrasstTracker/BIGBOY/VanVan200/Z250/Ninja250/Ninja250R/Estrella/250TR:以上16台
※スクーター・オフ系を除くロードスポーツモデルのみ。

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