バイクのエンジンカーボンの除去・クリーニング方法
バイクに乗り続けていると、エンジンにどんどんカーボン汚れがたまっていきます。汚れの蓄積は、エンジンの不具合につながるので、定期的なメンテナンスをしてきれいにしてあげる必要があります。それでは、カーボンはどのように除去して行けば良いのでしょうか。
バイクのエンジンにカーボンがたまる原因
エンジンをかけると以下のようにカーボンが発生します。
発生したカーボンは、排気ガスと一緒に外に排出されますが、全てが排出されるわけではなく、残った分が徐々に蓄積していきます。なお、空燃比率が大幅にずれている場合、カーボンは大量発生してしまい、一気に蓄積してしまいます。
バイクのエンジンカーボンを除去するメリット
カーボンを除去すると以下のメリットがあります。
カーボンがない状態のエンジンは、密閉性に優れ、効率よく燃料を燃焼してくれます。しかし、カーボンが付着すると以下の不具合が生じてきます。
このようにカーボンの蓄積だけでも、バイクの性能は著しく落ちてしまいます。そのため、定期的に点検を行い、カーボンを取り除く必要があります。
バイクのエンジンカーボンを除去する方法
エンジンカーボンを除去するには、2つの方法があります。
最も確実なのは、エンジンのオーバーホールです。ある程度ひどい汚れも、直接分解して掃除するのでカーボンを除去できます。しかし、毎回オーバーホールをすることは難しい上に、作業も困難なため、オーバーホールをしたい場合はバイクショップに依頼するのが良いでしょう。もう一つの方法は以下の手順で行います。
高速回転が多いと、カーボンはたまりやすくなりますが、中回転域で吹かしたり走り続けたりすることで、排気と一緒にカーボンを排出することができます。空燃比計がついている場合は、値が14.7になる位で走行するのが良いでしょう。
まとめ
本記事は、2018年9月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。