ストリートファイターとはどのようなバイク?特徴や人気車種10選、購入時のポイント
バイクに興味を持っている、もしくは購入を検討している方のなかには、「ストリートファイター」と呼ばれるバイクのジャンルについて聞いたことがある方もいるかもしれません。
ストリートファイターとは、その名のとおりストリート向けかつ走りのスポーツ性を追求したスタイルが特徴とされるバイクのことです。
この記事では、ストリートファイターバイクの特徴や歴史を紹介するとともに、おすすめの人気車種10選を紹介します。併せて、ストリートファイター入手時のポイントや注意点についても解説します。
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ストリートファイターとはどのようなバイク?
ストリートファイターは、フルカウルおよびセパレートハンドルのスポーツバイクからカウルを取り外し、バーハンドルに換装したカスタムバイクを指します。したがって、以前は「フルカウルスポーツ」と呼ばれるバイクが存在し、その派生モデルとして誕生したという背景があります。
また、ストリートファイターは、バイクのなかでも「ネイキッド」と呼ばれるジャンルに属するとされる点が特徴です。
ネイキッドバイクとは、エンジンがむき出しになっているのが名称の由来かつ特徴といわれています。スポーティーさとバイクの扱いやすさを両立するとともに、エンジンがむき出しになっていることから比較的メンテナンスがしやすい点も魅力です。
上記を踏まえたうえで、ストリートファイターと称されるバイクの特徴をまとめると以下のような点が挙げられます。
カウルレスのため特徴的かつ鋭さを感じるデザイン
バーハンドルと短いテールにより操作性に優れる
小型のヘッドライト など
ストリートファイターバイクの歴史
ストリートファイターバイクの歴史は比較的浅いとされており、1980~1990年代に誕生したといわれています。当時、フルカウルのスポーツバイクが人気の全盛期を迎えていましたが、その一方で走行中に「カウルが割れる、欠ける」という問題が生じていました。
この問題に対して、ヨーロッパの一部のバイクユーザーがスポーツバイクからカウルを取り外してネイキッドするとともに、多彩なカスタムを施してストリート走行を楽しむようになりました。これが、ストリートファイターのルーツとされているのです。
日本では、当時はネイキッド仕様のバイクが主流であったことから、ストリートファイター仕様のバイクをおもに輸出目的で製造・販売しました。現在においても、ストリートファイターは幅広いユーザーから注目を集めています。
ストリートファイターバイクの人気車種10選
続いて、ストリートファイターバイクのなかでも人気の高い車種10台を挙げ、それぞれの主要スペックや特徴について解説します。
スズキ「GSX-S750」
主要スペック(2021年モデル)
型式 | 2BL-C533F | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | 2,125 | 全幅(弌 | 785 |
全高(弌 | 1,055 | シート高(弌 | 820 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 212 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク・ 並列4気筒DOHC4バルブ | 総排気量(cc) | 749 |
最高出力 (kW/rpm) | 83(112PS)/10,500 | 最大トルク(N・m/rpm) | 80(8.2kg・m)/9,000 |
燃料タンク(L) | 16 | 燃料供給方式 | インジェクション |
画像・データ出典:https://www.goobike.com/catalog/SUZUKI/GSX_S750/index.html
スズキ「GSX-S750」は、上記主要スペックのとおり排気量749佞梁膩織丱ぅに分類されるストリートファイターです。発進時および低回転走行時にエンジンの回転数を自動で調整する「ローRPMアシスト」を搭載しており、ストリートでも走行しやすい設計になっているのが特徴です。
2021年モデルは、ブルー&ブラック、グレー&ブラック、ブラックの3色のカラーリングとなっており、ブルー&ブラックおよびグレー&ブラックはフロントフォークがゴールドでアクセントとなっているシャープなデザインに仕上がっています。
BMW「S1000R」
主要スペック
型式 | − | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | 2,057 | 全幅(弌 | 845 |
全高(弌 | 1,228 | シート高(弌 | 814 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 207 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク・並列4気筒DOHC4バルブ | 総排気量(cc) | 999 |
最高出力(kW/rpm) | 115(156PS)/10,000 | 最大トルク(N・m/rpm) | 112(11.4kg・m)/9,250 |
燃料タンク(L) | 17.5 | 燃料供給方式 | インジェクション |
画像・データ出典:https://www.goobike.com/catalog/BMW/BMW_S1000R/index.html
BMW「S1000R」は、BMWのスーパースポーツモデル「S1000RR」をベースにストリートファイターモデルとして発売されたバイクです。
「S1000RR」のアンダーカウルおよびフロントカウルを取り外すとともに、バーハンドルを装着するなど、よりストリートでの扱いやすさを重視した設計になっているのが特徴です。また、2017年9月以降のモデルでは、ETC車載器が標準装備となっているのもポイントといえます。
Ducati「Streetfighter 848」
主要スペック(2014年モデル)
型式 | − | |||
---|---|---|---|---|
全長(弌 | − | 全幅(弌 | - | |
全高(弌 | − | シート高(弌 | 840 | |
乾燥重量(kg) | 169 | 総重量(kg) | 199 | |
エンジン種類 | 水冷L型2気筒・4バルブ デスモドロミック | 総排気量(cc) | 849.4 | |
最高出力(kW/rpm) | 86.1(117PS)/9,250 | 最大トルク(N・m/rpm) | 90.7(9.25kg・m)/9,000 | |
燃料タンク(L) | 16.5 | 燃料供給方式 | − |
画像・データ出典:https://www.goobike.com/catalog/DUCATI/DUCATI_STREETFIGHTER_848/index.html
Ducati「Streetfighter 848」は、同ブランドにおいて2009年から続くストリートファイター・シリーズのうち3番目となる2012年に発表されたモデルです。Ducati 1098をベースとした先行の2モデルとは異なり、Ducati 848EVOベースのパワーユニットを搭載して開発されているのが特徴といえます。
上記主要スペックのとおり、排気量は849.4奸▲┘鵐献鵑録緡L型2気筒4バルブユニットを搭載し、中低速域重視としていることから、さまざまなシーンでの走行に対応できるのが魅力です。
KTM「390 DUKE」
主要スペック(2024年モデル)
型式 | - | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | - | 全幅(弌 | - |
全高(弌 | - | シート高(弌 | 820 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 165 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク・単気筒DOHC4バルブ | 総排気量(cc) | 398.7 |
最高出力(kW) | 33(45PS) | 最大トルク(N・m) | 39(3.96kg・m) |
燃料タンク(L) | - | 燃料供給方式 | - |
画像・データ出典:https://www.ktm.com/ja-jp/models/naked-bike/2024-ktm-390-duke.html
KTM「390 DUKE」は、ストリートファイターらしさを存分に感じられるスタイリングやポジションを備えているバイクです。2024年のモデルでフルモデルチェンジし、装備やフレームを一新するほか、エンジンも新設計のものを採用することで従来の排気量(373奸砲ら25.7ccアップしているのが特徴です。
外装デザインは従来のものより鋭角なシルエットとなっているほか、フルLEDのヘッドライトには4つのレンズが新たに追加され、従来のモデルとは印象を大きく変えています。
各種調整機能によりさまざまなコーナーを走行する際も最適なセッティングを見つけやすくなっているため、快適な走行を実現できるのが魅力といえます。
ヤマハ「MT-10」
主要スペック(2020年モデル)
型式 | 2BL-RN50J | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | 2,095 | 全幅(弌 | 800 |
全高(弌 | 1,110 | シート高(弌 | 825 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 210 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク・並列4気筒DOHC4バルブ | 総排気量(cc) | 997 |
最高出力(kW/rpm) | 118(160PS)/11,500 | 最大トルク(N・m/rpm) | 111(11.3kg・m)/9,000 |
燃料タンク(L) | 17 | 燃料供給方式 | インジェクション |
画像・データ出典:https://www.goobike.com/catalog/YAMAHA/MT_10/index.html
ヤマハ「MT-10」は、スーパースポーツモデルの同ブランド「YZF-R1」をベースに作られたストリートファイターバイクです。YZF-R1をベースにしつつも、ヘッドライトやホイールベースの変更、バーハンドル位置の最適化など、MT-10ならではの個性を際立たせる専用設計が随所に見られる仕様となっています。
エンジンもYZF-R1と共通である一方、より中低速域の安定性が高くなっているのが特徴です。電子制御も搭載されているため、走行の用途を問わず走りやすいバイクともいえるでしょう。ヤマハMTシリーズのフラッグシップモデルとして名高く、幅広い人気を集めています。
カワサキ「Z-1000」
主要スペック(2018年モデル)
型式 | 2BL-ZXT00W | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | 2,050 | 全幅(弌 | 790 |
全高(弌 | 1,055 | シート高(弌 | 815 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 221 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク・直列4気筒DOHC4バルブ | 総排気量(cc) | 1,043 |
最高出力(kW/rpm) | 104(141PS)/10,500 | 最大トルク(N・m/rpm) | 111(11.3kg・m)/7,300 |
燃料タンク(L) | 17 | 燃料供給方式 | インジェクション |
画像・データ出典:https://www.goobike.com/catalog/KAWASAKI/Z1000/index.html
カワサキ「Z-1000」は、2003年に初登場して以降4度のモデルチェンジを経て、2017年モデルより正式に日本でも販売開始されたバイクです。ストリートファイターとしてだけでなく、スーパーネイキッドというバイクのジャンルの代表格ともされています。
ストリートファイターらしさを存分に感じられる先鋭的なデザインとともに、ハイパワーのエンジンやアルミ製のツインスパーフレームによって高剛性・軽量化を両立させていることが魅力です。
カワサキ「Z H2 SE」
主要スペック(2021年モデル)
型式 | 2BL-ZRT00K | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | 2,085 | 全幅(弌 | 815 |
全高(弌 | 1,130 | シート高(弌 | 830 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 241 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク・並列4気筒DOHC4バルブ | 総排気量(cc) | 998 |
最高出力(kW/rpm) | 147(200PS)/11,000 | 最大トルク(N・m/rpm) | 137(14.0kg・m)/8,500 |
燃料タンク(L) | 19 | 燃料供給方式 | インジェクション |
画像・データ出典:https://www.goobike.com/catalog/KAWASAKI/Z_H2SE/index.html
カワサキ「Z H2 SE」は、軽量かつコンパクトな車体デザインとバランスに優れるスーパーチャージドエンジンを軸とし、ストリート走行における高性能を実現しているのが魅力です。
エンジンはバランス型といいながら、最高出力200馬力というハイパワーを発揮するため、パワーに優れたストリートファイターを求める方に最適です。一方で加速はスムーズで反応も良いため、力強さと扱いやすさ、どちらも兼ね備えたエンジンといえます。
加えて、走行状況や路面に合わせて最適な減衰力を調整する電子制御式サスペンションや雨天時の走行安定性を向上させる電子制御ライドアジャスターなども搭載されているため、安全性にも優れています。
カワサキ「Z250 ABS」
主要スペック(2015年モデル)
型式 | JBK-ER250C | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | 2,015 | 全幅(弌 | 750 |
全高(弌 | 1,025 | シート高(弌 | 785 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 170 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク・並列2気筒DOHC4バルブ | 総排気量(cc) | 248 |
最高出力(kW/rpm) | 23(31PS)/11,000 | 最大トルク(N・m/rpm) | 21(2.1kg・m)/8,500 |
燃料タンク(L) | 17 | 燃料供給方式 | インジェクション |
画像・データ出典:https://www.goobike.com/catalog/KAWASAKI/Z250/index.html
カワサキ「Z250 ABS」は、エンジンに水冷並列2気筒、デュアルスロットルバルブを採用することで、アクセル操作に対して反応が良くスムーズな乗り心地を実現しています。車体はスリムで軽量なため、女性ライダーでも乗りやすくスポーツ走行時でも街中の取り回しでも扱いやすい点が魅力です。
2015年モデルでは、ABSとアシスト&スリッパークラッチが新たに搭載され、2019年にはフルモデルチェンジが行なわれました。
ホンダ「CB1000R」
主要スペック(2015年モデル)
型式 | - | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | 2,105 | 全幅(弌 | 805 |
全高(弌 | 1,095 | シート高(弌 | 825 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 217 |
エンジン種類 | - | 総排気量(cc) | 998 |
最高出力(kW/rpm) | - | 最大トルク(N・m/rpm) | - |
燃料タンク(L) | 17 | 燃料供給方式 | インジェクション |
画像・データ出典:https://www.webike.net/bike/6161/service/
ホンダ「CB1000R」は、中低速域でパフォーマンスを発揮することを重視したエンジンが搭載されていることが特徴のストリートファイターバイクです。バックボーンフレームはアルミ製でリアはプロアームを採用しており、スポーティーな印象に仕上がっているとともに実性能も充実しています。
なお、ホンダ「CB1000R」のうちストリートファイタースタイルであるのは2015年モデルまでとなっています。2016年以降はモデルチェンジを経てカフェレーサースタイルとなっているため、ストリートファイターらしさを求める場合は年式に着目するとよいでしょう。
ホンダ「CB1000ホーネット」
主要スペック(2024年発売予定)
型式 | - | ||
---|---|---|---|
全長(弌 | - | 全幅(弌 | - |
全高(弌 | - | シート高(弌 | - |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | - |
エンジン種類 | 水冷4ストローク・直列4気筒DOHC4バルブ | 総排気量(cc) | 999 |
最高出力(kW/rpm) | - | 最大トルク(N・m/rpm) | - |
燃料タンク(L) | - | 燃料供給方式 | インジェクション |
画像出典:https://global.honda/jp/news/2023/c231107a.html
データ出典:
https://www.bikebros.co.jp/catalog/1/999_170/
https://global.honda/jp/news/2023/c231107a.html
最後に紹介するのは、2024年に発売が予定されているホンダ「CB1000ホーネット」です。イタリア・ミラノにて開催されたEICMA 2023で発表されました。
CB1000ホーネットは、CBR1000RR・ファイヤーブレードの2017年モデルに搭載されていた直列4気筒エンジンを最適化して搭載しているのが大きな特徴です。これにより、正確なスペックは未発表ではあるものの、110kWを超える出力、100Nmを超えるトルクを発揮することが可能なエンジンが搭載される予定です。
なおCB1000ホーネットは、ヨーロッパだけでなく日本での発売も予定されています。
ストリートファイターバイクを選択・購入する際の4つのポイント
ここからは、ストリートファイターバイクのモデルを選び購入する際に心がけると良いポイントについて4つ紹介します。なお、以下のポイントはストリートファイターに限らずすべてのバイクにも共通するものです。バイク選びの際は、ぜひ参考にしてみてください。
1.排気量
前述のとおり、ストリートファイターバイクと一言にいっても、その排気量は多岐にわたります。排気量によって適した走行目的も異なるため、自身のライフスタイルや希望を考慮して選ぶとよいでしょう。
例えば、旅行やツーリングなど高速道路を走行して比較的長い距離を移動する場合は400娑幣紂△任るだけ維持費を抑えたい場合は車検がない250佞覆匹選択肢となり得ます。
2.扱いやすく乗り心地が安定しているか
扱いやすく乗りやすいバイクを見極めることで、あとから「せっかく買ったけど乗らない」というリスクを避けるだけでなく、初心者の場合はバイク運転の上達につながります。
扱いやすい、もしくは乗りやすく安定しているバイクの特徴は以下のとおりです。
3.購入ショップ選び
バイクは定期的なメンテナンスが必要となるため、あらかじめ通いやすい場所であるかを考慮して購入ショップを選ぶのがおすすめです。その際、併せてバイクショップの種類についても大まかに把握しておくとよいでしょう。
バイクショップは、大まかに正規店、量販店、個人店の3つに分けられます。アフターフォローやメンテナンスの充実度、取り扱うバイクの種類、カスタムの有無などで選ぶべきショップが異なるため、自身の希望に合わせて選びましょう。
4.中古車を購入するのも選択肢の一つ
新車購入にこだわらない、もしくはセカンドバイクとしてストリートファイターを入手したいという場合は、中古車を購入するのもおすすめです。
中古車の購入は初期費用を安く抑えられるうえ、新車での入手が難しい車種や年式のバイクが購入できる可能性がある点もメリットといえます。ただし、中古車は新車と比べると保証期間が短い点や、不具合が出やすい可能性がある点に留意することが大切です。
もし現在、ストリートファイターのバイクを中古車で購入しようと検討している場合は、ぜひグーバイクの利用をご検討ください。
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ストリートファイターバイクを購入する際の注意点
続いて、ストリートファイターバイクを購入する際の注意点について2つ説明します。
2人乗りや荷物を乗せるのは難しい
ストリートファイターバイクは、これまで紹介したとおり可能な限りパーツを省くことで軽量化しているほか、性能を重視している点が特徴です。そのため車種によっては、乗車するうえで「リアシートが小さい」と感じる可能性もあるでしょう。
したがって、2人乗りをする場合やリアシート部分に荷物を乗せて運転することは、車種によってはかなり難しいおそれがある点に注意してください。
長時間の運転・高速道路には向かないと感じる場合も
ストリートファイターをはじめとした「ネイキッドタイプ」と呼ばれるバイクの多くは、カウルがありません。そのためほかのバイクと比べると走行中の風圧を受けやすく、車種によっては長時間のツーリングや高速走路走行では疲労しやすくなり、体力が求められるケースもあるでしょう。
加えて、風による空気抵抗が影響し燃費が悪化する可能性がある一方で、ストリートファイターバイクは燃料タンクの容量が比較的小さめとなっており、航続距離が短くなっています。この点も、長時間のツーリングや高速道路走行に向かないと感じるおそれがある理由の一つです。
バイクをストリートファイター風にしたい方必見!おすすめのカスタマイズ4選
ストリートファイターが気になりつつも、なかには「すでにバイクを所有している」という方や「2台持ちするのは少しためらう」という方もいるのではないでしょうか?
その場合は、現在所有しているバイクをストリートファイター風にカスタムするのも選択肢の一つです。ここからは、バイクのストリートファイター風カスタマイズについて、おすすめの方法を4つ紹介します。
アンダーカウル
アンダーカウルを外してネイキッド仕様にすることで、ストリートファイターに近いデザインへのカスタマイズが可能になります。カウルの取り外しは六角レンチとドライバーがあれば自分自身で行なうことも可能なため、手軽に始めやすいカスタムです。
ただし、ストリートファイターバイクの注意点でも前述したとおり、カウルを取り外すと走行中の風を受けやすくなってしまう点に留意しましょう。
シートカウル
シートカウルとは、バイクの後方に付属しているパーツであり、走行風を後ろに受け流す役割やシートを固定する役割を担うものです。シートカウルをカスタマイズする場合は、より短い仕様のものに交換する、もしくは角度を付けて取り付けるのがおすすめです。
上記のカスタマイズはショートテール化や跳ね上げ加工とも呼ばれ、これらの加工を施すことでストリートファイターの特徴を備えたバイクに仕上がります。
ハンドル
ストリートファイターをはじめ、ネイキッドバイクやアメリカンバイクなどでは、ハンドルがバーハンドルタイプであることが特徴といえます。そのため、現在のバイクがセパレートハンドルの場合は、バーハンドルに交換するだけでもストリートファイター風に近づくでしょう。
ハンドルの交換は、カスタムのなかでも比較的簡単とされています。また、なかには交換用のハンドルと付属部品がセットになった「ハンドルキット」が利用できる場合もあるため、必要に応じて利用してみるのもおすすめです。
ライト類
ヘッドライトやウィンカーなどのライトを小さめのものに交換すると、ストリートファイター風になります。これは、ストリートファイターが生まれる過程で、前述のカウルの取り外しとともにライトの小型化も行なわれていたことに由来します。
ただし、ライト類のカスタマイズは比較的難易度が高いとされているため、もし自分で交換を行なうのが不安な場合はカスタムショップなどに相談するのもおすすめです。なお、保安基準に適合しないライト類のカスタムは違反となってしまうので、気を付けてください。
まとめ
フルカウルスポーツから派生したストリートファイターは、カウルの取り外しやネイキッド化により、個性的なデザインや走りやすさを楽しめるのが魅力といえます。ストリートファイターと呼ばれるモデルは幅広く、そのスペックも多岐にわたります。
そのため、ストリートファイターモデルを選び購入する際は、それぞれのスペックをしっかり比較検討するとよいでしょう。併せて、扱いやすさや購入ショップ、新車・中古などさまざまな基準をもとに選ぶことがおすすめです。
現在ストリートファイターへの買い替え、もしくは所有しているバイクの売却を検討している方は、ぜひ「グーバイク買取」をチェックしてみてください。
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