バイク車検・修理は認証工場を利用しよう
バイク車検・修理は代行業者やバイクショップなど、さまざまな場所へ依頼することが可能です。しかし、大切なバイクを安全かつ適切に整備してもらうなら、より信頼のおける認証工場へ依頼することをおすすめします。そこで今回は、ふだんは接点が少ない認証工場や、混同されやすい指定工場について解説します。街のバイクショップとの違いや認証工場の見分け方についても知り、バイクを安心して預けられる場所について知っておきましょう。
バイクの認証工場・指定工場とは
認証工場とは、地方運輸局長により認められたバイクの整備工場をいいます。自動車整備士1級または2級の免許を有する整備士の配置が必須で、認証工場として広さや設備機器に明確な基準が設けられています。つまり、認証工場は確かな点検・整備を求めるライダーになくてはならない場所。どんなに優れた整備スキルをもっていても、基準をクリアして、地方運輸局長の許可がなければ認証工場を名乗ることはできません。
一方、指定工場とは陸運支局の代わりに車検を行う一部の認証工場をいいます。工場側の申請で陸運支局から指定自動車整備事業として指定されると、工場内の車検ラインでバイクユーザーの車検実施が可能。別名、民間車検場とも呼ばれています。指定工場として許可を得るには、以下の要素において国が定める一定の基準を満たす必要があります。
バイクの分解整備は認証工場へ

バイクの分解整備には高度な専門技術が必要です。大切なバイクを正しく分解・整備してもらうためにも、確かな技術が保証されている認証工場へ作業を依頼しましょう。認証工場として指定を受けていない工場は、バイクの分解整備が法律により禁止されています。
バイクの分解整備とは、以下のパーツを取り外して行う整備または改造をいいます(道路運送車両法第49条第2項、同施行規則第3条)。該当する作業を依頼する際は信頼のおける認証工場を選びましょう。
認証工場は看板をチェック!
点検・整備を依頼するバイクショップが認証工場かどうかを見分けるには、認証工場の証となる「認証看板」の有無をチェックしましょう。認証看板には、以下の4つの内容が記載されています。
初めてバイクの点検・整備を依頼する際などで業者の選び方がわからない場合、認証看板の有無を基準のひとつにすると安心です。
まとめ
本記事は、2019年4月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。