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バイクに適したピカールの特徴とは?ピカールによるエンジンの磨き方も紹介

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この記事では、バイク磨きによく使われる「ピカール」という商品の特徴を紹介します。後半では、多くのライダーが実践している、ピカールを使ったバイクのエンジンを磨く方法も解説します。ピカールが使える金属や不向きな金属など紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

バイク磨きにも使われるピカールとは?

ピカールとは、乳化性液状の金属磨きです。研磨剤も入っているため、一般的には液体型のヤスリと呼ばれています。ピカールは以下のようなものの錆とりにも使えます。

  • バイク
  • 自動車
  • 自転車
  • 仏具
  • シンク
  • アクセサリー
  • ドアノブ など

このようにピカールは使える対象が幅広く、バイクのメンテナンスだけでなく、家庭内の掃除やお手入れなどにも使うことができます。

ピカールの種類

ピカールには、以下4つの種類があります。それぞれの特徴を紹介しますので、購入する際の参考にしてください。

ピカール液

ピカール液は最もベーシックなタイプです。バイク磨きの記事などでも、このタイプが紹介されています。

ピカールネオ

ピカールネオは、においがマイルドな多用途金属磨きです。乾きにくい液性になっているため、長時間の磨き作業にも適しています。

ピカールケアー

ピカールケアーはチューブ入りで使い勝手が良いタイプです。用途はピカール液と同じですが、特にステンレス製品に適しています。

ピカールネリ

ピカールネリは油性煉り状の金属磨きです。液状では落ちにくい頑固な汚れに適しています。

ピカールはどのような汚れ・金属にも使えるものなの?

ピカールはどのような汚れ・金属にも使えるものなの?

万能な金属磨きといわれるピカールにも、向き・不向きがあります。実際に作業する前にこの特徴を知っておくと、バイク磨きを失敗することなく進められるでしょう。

ピカールに向いている汚れの特徴

ピカールに含まれる研磨剤の用途や役割は、紙ヤスリと同じく目の粗さによって変わります。粗さが3ミクロン程度のピカールは、ヤスリで例えると仕上げ用に使われる4000番ぐらいの細かさです。

そのため、錆がひどい旧車などに使う場合には、紙ヤスリなどで錆を落としたあとにピカールを使うとよいでしょう。また、比較的新しいバイクに使う場合には、表面をきれいにすることができます。

ピカールに向いている金属・不向きな金属の特徴

以下の金属は、ピカールを使った磨き作業に適しています。

  • 真鍮(しんちゅう)
  • スズ
  • アルミ
  • ステンレス

一方で、以下のような状態の金属は、ピカールを使った磨き上げには不向きですので注意しましょう。

  • 塗装やコーティングされた金属
  • 金・銀メッキ
  • 表面加工が施されているもの

金属専用とされているピカールですが、プラスチックでも使える場合があります。ただし、プラスチックは凹凸がないものなら使えるといった条件があるので注意しましょう。

ピカールを使ったバイクエンジンの磨き方

ここでは、腐蝕がかなり進行したバイクを例に、ピカールを使ったエンジンの磨き方について順を追って説明します。この作業をするときには、まず以下のものを用意しましょう。

  • 台所用の不織布研磨剤(アルミ地部分の錆とりや研磨キズの除去に使用)
  • 600番~1000番の紙ヤスリ(アルミ地部分の錆とりに使用)
  • ピカール(研磨キズ除去、アルミ地部分のくもりとりや仕上げに使用)
  • マスク(アルミの削りカスの吸い込み予防)

ピカールを使ったアルミエンジン磨きの流れ

バイクのアルミエンジン磨きは、以下の手順で進めていきます。

  1. 粗めの600番の紙ヤスリで劣化したクリア塗装と錆をとる
  2. 不織布研磨剤を使って研磨キズを落とす
  3. ピカールで鏡面仕上げをする

この作業で大切なのは、ピカールを使って仕上げる前に、錆や塗装をきれいに落として表面を滑らかにすることです。先述のとおり、塗装などによるコーティングや表面加工が施された金属は、ピカールとの相性があまり良くありません。そのため、ピカールを使ってバイクを磨き上げるときは、金属部分を保護しているものを必ずきれいに落としてから使用してください。

上級者や専門業者が行なう本格的なメンテナンスは、パーツクリーナーを使って脱脂したあと、養生をしたパーツに耐熱クリア塗装をすることがあります。しかし、上級者や専門業者でなくとも、ピカールを使って仕上げるだけ十分ピカピカになるはずです。

ピカールを使ったバイク磨きの注意点

ピカールは非常に有用なアイテムではありますが、バイクを磨く際には注意点があります。
それは、ピカールなどの研磨剤でバイクのクリア塗装を落としてしまうと、ピカピカの金属にくもりや錆が出やすくなってしまうことです。ですから、ピカールをバイク磨きに使うときには、その後の定期的なメンテナンスが必要になることを把握しておきましょう。

まとめ

ホームセンターなどでも購入できるピカールは、バイクのほかにシンクやアクセサリー、ドアノブといった家庭内のものにも使える、非常に便利な金属磨きです。ピカールには4つのタイプがあるため、使用する金属の種類や形状、作業時間に合ったものを選ぶとよいでしょう。

粒子が非常に細かいピカールは、基本的に仕上げで使うものです。錆や汚れのひどいバイクを磨くときには、紙ヤスリや不織布研磨剤などを併用してください。

本記事は、2020年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。