ディスクローターいつ交換する?交換が必要になる症状や原因、交換方法を解説
「ブレーキから異音が聞こえる」
「ブレーキをかけるとキーキー音がなる」
この症状が現れたときには、ブレーキのディスクローターに異常が発生しているかもしれません。そのまま走行を続けてしまうと、ブレーキが正常に動作せず、命にも関わるトラブルが発生する場合があるので、早急な対処が必要です。
この記事では、ディスクローターの交換時期、故障が必要になる症状や原因、交換方法を解説していきます。
ディスクローターとは
ディスクローターとは、バイクのブレーキシステムの一部にあたる部品で、バイクのタイヤを横から見たときに、円盤状の金属プレートが装着している部分を指します。ディスクローターは、バイクのブレーキをかけるために非常に重要な部品です。
ディスクローターが故障すると、バイクのスピードを落とすことができず、命にも関わるということをしっかり認識しましょう。
バイクにブレーキがかかる仕組みは、ブレーキを握ることでブレーキホース内にある油がブレーキパッドを押し出されて、ディスクローターと接触する(挟む)ことで摩擦が伝わり、その摩擦がタイヤの回転を止めようとしてブレーキがかかる、というものです。
そのため、ブレーキディスクローターが破損したり、ブレーキパッドが消耗していると、金属が擦れる異音が発生したり、正常にブレーキがかからなくなる症状が発生します。
ディスクローターの交換が必要になる症状や原因
ディスクローターは、バイクを安全に停止させるために絶対に必要なパーツであり、バイクで走行するときには、不良があってはならない部品です。
そのため、乗車前や走行して異変があった場合には、即座に停車させて確認を行なう必要があります。万が一、異変や不具合があった際は、そのまま乗車することはできません。
そこで、ここでは、ディスクローター交換が必要になるときの症状や原因、交換時期について解説します。
交換が必要になる症状
以下のような症状が発生した際には、ディスクローターの交換が必要になることがあるので、自身のバイクで同じ症状が出ていないか、確認してください。
このような症状が発生したときには、ブレーキローターおよびブレーキ関連の異常が考えられるので、そのまま無理をして走るのは控えましょう。
ディスクローターの交換時期
ディスクローターは基本的に高い頻度で交換するパーツではありません。摩擦が起こる金属部品なので消耗する部品ではありますが、消耗が早いのはブレーキパッド側になります。バイクの乗り方によっても異なりますが、ディスクローターの交換は走行距離が3万kmから5万kmが目安といわれています。
また、ディスクローターには、交換時期を表す厚さが金属プレートに表記されているので、交換の目安として参考にしてみてください。
ディスクローターの交換方法と交換工賃
バイクのディスクローターは、ブレーキシステムの一部にあたる部品で、ドライバーの命にも直結する大事な部品です。そのため、ディスクローターを交換する場合は、バイクの知識がある方が行なうのが鉄則です。バイクのメンテナンスに慣れていな方は、バイクショップなどの専門家に依頼をするようにしましょう。
以下では、ディスクローターの交換方法と交換工賃について解説します。
ディスクローターの交換手順
ディスクローターの交換手順は以下のとおりです。
バイクショップに依頼したときの交換費用
バイクショップにディスクローターの交換を依頼すると、交換工賃は、ひとつのディスクローターにつき3,000円程度、部品代金としては、前輪ディスクローターで1万円程度から、後輪ディスクローター7,000円程度からの費用がかかります。
ディスクローターは、バイクの排気量によってサイズも異なり、大型バイクになるとディスクローターも大きくなるため、部品代も高くなってしまいます。
車種やバイクの構造、バイクショップによっても交換費用が異なるので、ディスクローターを交換する際には、事前に見積り依頼をして確認しておきましょう。
まとめ
今回は、ディスクローターの交換時期、故障が必要になる症状や原因、また交換方法を解説しました。ディスクローターは、バイクのパーツのなかでもブレーキをかける重要な部品です。そのため、安全にバイクを乗るためには、しっかりとしたメンテナンスが必要になります。
もし、自身のバイクでディスクローター付近から異音がしたり、ブレーキのかかりが悪いと感じたら、そのままの状態で走行は続けず、すぐにバイクショップなどで点検を受けるようにしてください。
本記事は、2020年6月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。