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冬に適したバイク用エンジンオイルは?選び方や種類をご紹介!

バイクのエンジンオイルは気温によって粘度が変化するため、気温が下がる冬場は柔らかい粘度のオイルを選ぶ人が増えます。しかし、粘度が低すぎるとオイルの油膜や密封性が弱まり、エンジンを傷めてしまう可能性があります。そのため、バイクにとって適切な粘度を見極めることが大切です。
ここでは、低粘度オイルのリスクや始動性に関わる低温側粘度指数、よくあるオイル粘度の勘違いについてご紹介します。

冬だからといって柔らかすぎるオイルはNG

冬はオイルが硬くなりやすいため、柔らかめのオイルを使うのがおすすめです。しかし、だからといって純正指定よりも極端に柔らかいオイルを選んでしまうと、さまざまな問題が起こります。

低粘度オイルのリスク

  • オイルの油膜が弱まり、エンジンの耐久性が悪化する
  • 密封性がなくなりロスが増える
  • エンジンの振動が伝わりやすくなる
  • 低回転時に油圧が出にくい

エンジンオイルの種類や選び方が気になる人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

たくさんあってわからない?バイクのエンジンオイルの種類と選び方(4サイクル)

冷間時の始動性に関わる低温側粘度指数とは?

冷間時の始動性に関わる低温側粘度指数とは?

エンジンオイルの低温側粘度指数とは、エンジンが冷間始動できる外気温の目安です。粘度の表示部分に記載されている「○○W」というのが低温側粘度指数になり、○○に入る数字によって冷間始動できる外気温が異なります。

低温側粘度指数と外気温の目安

  • 0W・・・-35℃
  • 5W・・・-30℃
  • 10W・・・-25℃
  • 15W・・・-20℃
  • 20W・・・-15℃

低温側粘度指数が低いからといって必ずしも粘度が低くなるわけではないので、あくまでも外気温の目安として考えます。また、低温側粘度指数は冬場の極寒地を想定した数値となっているため、都心部や年間を通して暖かい地域ではほとんど参考になりません。

オイル粘度でよく勘違いされがちなこと

ときどき「0W-30のエンジンオイルは0Wと30のオイルを混ぜたもの」だと思っている人がいますが、これはオイルを混ぜているわけではなく、0W-30という種類のオイルになります。
また、「0W-30」と「5W-30」のように高温側指数が同じ場合、低温指数が低いほど粘度変化が起きにくくなります。なぜなら、0Wの冷間始動可能な外気温目安は-35℃、5Wは-30℃なので、0W-30の方が気温による粘度の変化率が少ないといえるのです。

まとめ

  • 極端に粘度の低いオイルを使うと油膜や密封性が弱まり、エンジンを傷める可能性がある
  • 低温側粘度指数はエンジンが冷間始動できる外気温の目安のことであり、粘度ではない
  • 高温側指数が同じ場合、低温指数が低いほど粘度変化は起きにくくなる

本記事は、2019年8月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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