バイクのオイルドレンボルトが舐めた場合の対処法3選!
バイクの整備やオイル交換をする際、うっかりオイルドレンボルトのネジ山を舐めてしまうことがあります。ボルトの交換となると高額かつ時間がかかりますが、潰れたネジ山は自分で修正することも可能です。ここでは、ドレンボルトをねじ切ってしまう原因や潰れたネジ山の修正方法、修正時の注意点についてご紹介します。
ドレンボルトをねじ切ってしまう原因はオーバートルク
オイルドレンボルトをねじ切ってしまう人の9割以上はオーバートルクが原因です。ボルトを締める際につい力を入れ過ぎて、必要以上に強く締めてしまうという人が増えています。
最近では、軽量化や放熱性を高めるためにアルミを使ったボルトも多く、以前に増して舐めやすくなっているといえるでしょう。
潰れたネジ山を修正する方法3選
うっかり潰してしまったネジ山を修正するには、主に3つの方法があります。
方法1:今よりも長いボルトに交換する
今使っているボルトが短いのであれば、長いボルトに交換することでまだ使える奥のネジ山で締め付けることが可能です。
方法2:オイルパンの交換
オイルパンの交換はコストが高めになりますが、ボルトも新しくなるので問題なく使えるようになります。
方法3:ネジ山の修正
ドレンホールの修正キットなどを使い、元のドレンホールを一回り大きく切りなおす方法です。
その後は、ワンサイズ大きいドレンボルトを使います。
ネジ山再生時の注意点
方法1の今よりも長いボルトに交換する場合、既に長いボルトを使用していては修正ができません。また、オイルパン自体を交換する方法2については、高いコストと時間がかかります。そのため、安く手軽に直したいのであれば、方法3の修正キットを使うのがおすすめです。
ただし、オイルパンがアルミ製の場合は破損しやすくなるため、タップを切る際に必ず円滑油を使いましょう。また、ネジ山が歪んでいるとオイル漏れの原因になるので、慎重に作業を行う必要があります。
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まとめ
本記事は、2019年8月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。