バイクのエンジンオイルは夏用に変えるべき?その理由と選び方を解説
近年では、夏場に猛暑となる地域が増えているため、バイクのエンジンを気にする人も多いことでしょう。夏場は気温が上がりエンジンも冷えにくくなります。エンジンが高温になればオイルの劣化も進みますので、粘度の高いオイルに交換するのがおすすめです。
ここでは、夏場にエンジンオイルを変える理由や、適したオイルの選び方についてご紹介します。
夏はエンジン温度が上がり油温も上がる
夏場は各地で気温が高くなりますが、それに伴いエンジンの温度も上がりやすくなります。また、エンジン同様、エンジンオイルも温度が上がるので、冬場よりも柔らかく(粘度が低く)なってしまうのが一般的です。
低粘度のオイルは燃費が良くなるなどのメリットがありますが、オイルの油膜が弱まるというデメリットもあります。そのため、夏は普段より粘度が高めのオイルに変えるのがおすすめです。
油膜が切れるとエンジンにダメージが
エンジンオイルの粘度が低くなると、部品の表面を覆っている油膜が薄くなりエンジンが損傷しやすくなります。本来、エンジンオイルにはエンジン内部で起こる摩擦や衝撃を抑える役割がありますが、油膜が切れてしまえば部品の表面を覆うものも無くなるので、部品がもろに削れてしまうのです。
夏に適したオイルの選び方
基本的には、真夏であっても純正で指定された粘度のオイルであれば特段問題はありません。ですが、走行距離が長い場合はエンジン内部が擦り減っている可能性があるため、オイルの粘度を変えただけで調子が良くなる場合もあります。
また、走行距離が短いバイクの場合も、気温に合わせてオイルを変えてあげることで、エンジン性能の低下を予防できます。最近では、高負荷時でも粘度が低くならないオイルなどもあるので、気温や季節に応じてオイルを変えるようにしましょう。
さらに、エンジンの性能を最大限に発揮させたい場合は「化学合成油」を、できるだけコストを抑えたいという場合は「部分合成油」を使うのがおすすめです。
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まとめ
本記事は、2019年8月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。