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バイクのタイヤに金属片が刺さっていた場合の処置を解説!

バイクに乗っている限り、パンクするリスクを回避するのは難しいのが実情でしょう。パンクする原因はさまざまあり、走行中に金属片が刺さるケースはその1つです。金属片が刺さったタイヤは、どのように処置するのが正解なのでしょうか?今回は、タイヤに金属片が刺さる原因と修理方法について解説します。

金属片が刺さる原因

タイヤに金属片が刺さる原因は、路面に落ちている異物を巻き上げてしまうからです。通常は横になっている金属片の上に前輪が通過する際に巻き上げられ、後輪が通過する際にタイヤに刺さるという仕組みです。パンクで後輪が圧倒的に多いのは、この仕組みが大いに関係しています。金属片は釘や針金が多く、建設工事関連の車両から路上に落ちるケースが多いです。これらの金属片は路肩付近に落下することが多く、路肩付近を走行するバイクのタイヤに刺さる確率は必然的に高くなります。

金属片の刺さったタイヤの修理方法

金属片の刺さったタイヤの修理方法

タイヤに金属片などが刺さった場合、「チューブレスタイヤ」なら自分で修理することが可能です。そこで、異物の外し方からエアを入れるまでの手順をご紹介します。

<パンク修理の手順>

  1. 異物をニッパーやペンチなどで引き抜く
  2. スクリューマー(穴を広げる道具)に接着剤をたっぷり塗る
  3. 穴にスクリューマーを差し込み、最後まで押す
  4. 半分ほどスクリューマーを抜き、接着剤を追加して再び押す
  5. インサートニードルにセットしたパンク修理剤に接着剤を塗る
  6. インサートニードルを、パンク穴に差し込む
  7. パンク修理剤がパンク穴に残るよう、インサートニードを引き抜く
  8. はみ出た修理剤をニッパーなどでカットする
  9. エアを入れて漏れないか確認する(乾燥する必要なし)

パンク修理はエア漏れしなければ成功なので、初心者でも比較的簡単に修理できます。ホームセンターなどに「パンク修理キット」が販売されているので、1つ持っておくと便利でしょう。また、チューブが入っているタイヤがパンクした場合、高度な修理技術と道具が必要になるので、バイクショップなどで修理を依頼することをおすすめします。

パンク応急修理剤は使えるのか?

パンク修理キットのほかに、パンク応急修理剤というアイテムがあります。ゲル状の充填剤と空気をバルブから注入することで、充填剤がパンクの穴を内側から塞ぐという仕組みです。自分で修理することが難しいチューブタイヤの応急処置に最適で、タイヤを外してチューブの修理や交換をすることなく、自分で応急処置できるのがメリットでしょう。高速走行や長距離走行には向いていませんが、一般道なら問題なく走行できます。応急処置をしたら、バイクショップやガソリンスタンドに走行して修理や点検を依頼しましょう。

まとめ

  • タイヤに金属片が刺さる原因は、前輪が通過する際に金属片が巻き上げられ、後輪が通過する際にタイヤに刺さるからである
  • チューブレスタイヤであればパンク修理キットで対応可能。チューブタイヤの場合はセルフでの修理は難しい
  • パンク応急修理剤は応急修理の手段としては有用。応急処置後は速やかにバイクショップなどで点検をすること

本記事は、2019年7月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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